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ザンスカール戦争
- [用語]
- 分類:歴史
- 区分:宇宙世紀
- 出典:機動戦士Vガンダム
説明
[U.C.0149/10/?? - 0153/06/23]
ザンスカール帝国のラゲーン侵攻に端を発する戦争のこと。正式に宣戦布告がなされ,受諾した形では無いが,およそ4年にわたる長期の戦いとなったことから「戦争」と呼称される。
この時代,連邦政府首都は月面都市フォン・ブラウンへと変更され,既に地球は地球圏における辺境地域のひとつでしかなく,かつてのマハのような苛烈な強制送還は減少し,多くの人々にとって自らに関係の無い地域となっていた。
このため,地球連邦政府及び軍は,ザンスカール帝国との正面切った戦いには消極的で,帝国軍によって侵攻されている地区の駐留軍が独自に抵抗したり,それすら傍観しているような状況であったのである。
ザンスカール帝国はサイド2の一部コロニーを掌握しているだけであり,実際の戦力はかつてのジオン公国軍にすら及ばないものであった。これを放置,地上の多くを占拠させ,4年近くに渡る長期の戦争になったのはひとえに連邦軍(上層部)の無能ぶりを表していると言うしか無いだろう。
ザンスカール帝国に対して反抗勢力として立ったのは退役軍人や民間人によるレジスタンス組織「リガ・ミリティア」であった。
リガ・ミリティアは,独自のネットワークを用い,それぞれの組織で連携を行い,徐々に抵抗活動を強めていく。特に,U.C.0153年に入ると,リガ・ミリティア独自のモビルスーツ部隊の戦力が整い,さらに一部の連邦軍部隊との協力体制が確立したことで戦力バランスが変化し,戦いそのものも激化することとなった。
各地での反攻作戦によって,地球上の戦力バランスが拮抗すると,ザンスカール帝国は地球連邦軍との停戦に踏み切った。
しかし,これは帝国側の真の目的のための時間稼ぎであり,帝国の作戦の真意は木星船団の助力のもと,巨大サイコミュ衛星エンジェル・ハイロゥを完成させ地球上に暮らす人類の退行化を促すものであった。
エンジェル・ハイロゥによる事実上の人類抹殺作戦に対する抵抗作戦は苛烈を極め,ザンスカール帝国は地球連邦軍・リガミリティア連合艦隊に敗北し,指導者を喪失,崩壊することとなった。
関連項目
編集者
最終更新時間:2014年11月03日 15時58分06秒
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脚注