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ザフト

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Z.A.F.T. / ザフト

 説明

 [Zodiac Alliance of Freedom Treaty](自由条約黄道同盟)

 プラントに設置されている市民軍の通称。
 元々は,プラントにおけるコーディネイターの様々な権利獲得を目的に結成された政治的結社「黄道同盟」であったが,ナチュラルとの緊張が高まるにつれ,単なる政治結社から「プラントにおける軍事組織」へと変化していった。

 ザフトの元となっている「黄道同盟」は,当時のプラント理事国に対し,様々な権利獲得を求め,抵抗運動のために黄道空域で連合したことに由来している。この結成は,C.E.71年のいわゆるヤキン・ドゥーエ戦役の際に,プラント最高評議会の議長であったシーゲル・クラインやその後議長へと就任したパトリック・ザラらが主導したもので,L5のプラント建設に従事していた彼らコーディネイターが,極めて劣悪な環境にあったことから引き起こされたものである。
 結果として状況は改善することなく,コーディネイターとナチュラルの対立は続いていくのだが,コーディネイターの不満は時期を経るにつれ高まっていき,C.E.65年,プラントが実質的国家体制を取るに至り,黄道同盟は,自由条約黄道同盟と改称したのである。
 新たに誕生した「自由条約黄道同盟」は,結果としてプラントの政治そのものを運営する組織と化し,この最高意志決定機関となったのが「プラント最高評議会」である。
 一方で,国防のために編成された義勇軍は,実質的な「プラント軍」としての体裁を整えていき,「ザフト軍」とも呼ばれるようになっていく。

 なお,ヤキン・ドゥーエ戦役において,議長となったパトリック・ザラによって最高評議会の権力はさらに強化され,事実上,プラントは一党支配による国家体制と相違ない状況へと変化している。
 これは,そのまま続くメサイア戦役においてギルバート・デュランダル議長による対ロゴス戦線の開始に伴い,ますます強固となっていった。

 なお,メサイア戦役の後,ラクス・クラインのプラント帰還に伴って,政治形態は旧来のものへと戻されたとも言われるが,その詳細は定かではない。

ザフト軍

 建前上は,プラントの国防を担うために志願した志願兵による義勇軍であるが,ナチュラルとの開戦が必至となった状況下で,事実上の国軍化が進められている。
 しかしながら,設立当時の志は引き継がれており,基本的にその運用は,国防委員会によって行われているものの,兵士たちの階級は存在しないため,その能力や適性,実際の作戦における適正な戦術等,状況に応じて責任者が決定される形となっている。
 無論,軍隊であるため指揮官と指揮される者(一般兵)の区別は存在するが,これもあくまでその戦闘単位におけるものとなっている。

 また,各兵士はあくまでも一時的な義勇兵であるため,軍人以外の本業を持っている。これは,職業であったり,場合によっては学生という立場もあり得る[1]

 この様な体制であるため,軍そのものの考え方が,従来の各国の国軍とは異なっており,従来の軍では考えられないような体制になっている部分も多い。
 例えば,従来の軍隊では各兵科が,それぞれ役割を持って配置されるが,ザフトの場合,ほぼ全ての作戦をモビルスーツによって行うという体制になっている。(なお,これは一説によれば,モビルスーツの一般的な兵器に対するキルレシオが高かったことから偏重されすぎる状況になったためとされる。また,その一方で,プラントは人口が圧倒的に少ないことから,人員の維持を最優先にしたためともされており,こちらの説は,第3世代コーディネイターの誕生率の低さからしてもかなり正鵠を射ているといえるのではないだろうか。)

ザフトの部隊運用

 ザフトでは先述の通り,階級というものが存在しないため,必要に応じて部隊編成を行うことが多い。
 これは,その作戦任務に適した人材を当てるという考え方が前提となっているもので,一般的な部隊編成における小隊規模の編成は,かなり流動的であるといえるだろう。(その一方で,中隊,大隊規模の部隊編成は艦隊編成に関連することもあり,指揮官と艦の責任者の組み合わせで編成されているようである。)
 なお,実際に編成された部隊の事例としては,「ザフトの代表的部隊」を参照のこと。

ザフトの制服

 ザフトでは,階級は存在していないが,指揮系統(及び兵科)と士官学校の成績による差異は存在しており,これが制服として現れている。
 通常,一般的な兵士は緑色の制服となるが,緑色であるからといって指揮官や艦長といった役職に就けないわけではなく,必要に応じて抜擢され,その際に制服が変更されるというものでしかない。
 以下は,制服の色とその役割について簡単にまとめたものである。

 一般的な兵士が着装する制服。
 単に一般兵を表しているだけであり,軍内部での格付けを意味するものではないのは,先述した通りである。
 他の制服を着装しているザフト兵であっても,状況によっては緑を着装する場合もある,ということなのである。
 なお,艦長や中隊規模司令などが別の色の制服を着装するのに対して,基地司令は,その状況によっては緑の制服のままである場合も多い。

 この制服のみ,他の制服とは扱いが異なる。
 士官学校の成績優秀上位(10名とも20名ともいわれる)に与えられるもので,他のザフト兵からは「赤服」などと通称される。
 階級が存在しないため,格付けとしては他の兵士と同じであるが,状況によってアドバイスを求められるなど,「優秀な人材」として扱われる場合がある。
 赤服を着装するメンバーは,いわば士官学校のエリートであるため,様々な呼び方をなされる場合がある。例えば先述の「赤服」以外にも「トップガン」,「ザフトレッド」などの呼称も存在する。

 航宙艦の艦長や中隊副官などの立場の兵士が着装する制服。
 多くは,ナスカ級などの艦長だが,大規模艦の場合や特殊編成の部隊の場合は,白服の司令官の副官が着装する場合がある。

 艦隊司令などの中隊規模司令官などが着装する制服。

 国防委員会のメンバーが着装するもので,旧来の軍ではいわゆる「制服組」に相当するもの。この紫は,軍を直接指揮する立場にある者が着装する。

 国防委員会のメンバーが着装するもので,旧来の軍ではいわゆる「制服組」に相当するもの。この青は,軍を直接指揮する立場にない,司令部(この場合ザフト本拠)を運営するための人材が着装する。

勲章・称号

 繰り返しになるが,ザフトはあくまでも建前上は義勇軍である。
 このため,軍事的な昇格(昇進)が存在しないため,多大な戦果を上げた人材に対する評価というものが基本的に存在し得ない。
 また,部隊編成も必要に応じて行われるため,指揮官と部下という関係も薄いものとなってしまう。(なお,後者に関しては,実質的に艦隊規模での編成が行われるので「部隊指揮官と部下」という関係は変化しづらくなる。)
 これは,軍としては異質[2]である。(義勇軍とは,極端な話,軍事的ボランティアであり,対価を得る軍人とは異なるのである。)

 こうした中で,軍内部での立場に影響を与える要素が次にあげる3種のものである。

勲章(ネビュラ勲章)

 プラントに対して偉大な功績を挙げたものに与えられる勲章が,ネビュラ勲章である。本来は,プラントに対する功績が対象であり,軍事的要素は少なかったものと思われるが,ナチュラルとの戦端が開かれると,多大な戦果を上げた兵士に与えられる勲章と化していった。
 最高評議会から授与されるもので,グリマルディ戦役におけるラウ・ル・クルーゼなどが受賞している。

渾名・異名

 勲章がザフト内部に対して戦果を強調するものであるとした場合,この渾名・異名は,どちらかと言えば外部に向けてその兵士の能力や戦果を強調するものである。
 一般的には,こうした異名の多くは戦場での多大な戦果に対して,自然発生的に広まっていくものであるが,ザフトの場合,これを広告宣伝的な利用を行っており,アンドリュー・バルトフェルドの「砂漠の虎」などは,広告代理店による宣伝効果によって広まったものである。(もちろん,それに相応しい戦果をバルトフェルドが挙げているのは間違いないのだが。)

称号

 意味合いが若干異なるのが,この称号である。
 具体的に言えば「FAITH(フェイス)」と呼ばれる称号がそれで,プラント最高評議会議長直属の特務隊のことを意味している。
 詳細は,「フェイス」を参照。

 関連項目


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最終更新時間:2015年06月27日 07時56分44秒

 ノート

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脚注

  • [1]例えば,バルトフェルドは広告心理学者である。
  • [2]言葉は悪いのだが,軍人としてのモチベーションがどこにあるか,という点で非常にもろいものとなってしまう。昇進の機会はなく,いつ何時一兵卒へと戻るのかも判らない,という状況であるため,本来,戦時下の軍としては考えにくい状況なのである。