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ザビ家

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ザビ家

  • [用語]
  • 分類:組織
  • 区分:宇宙世紀
  • 出典:機動戦士ガンダム

 説明

 デギン・ソド・ザビを家長とする一族のこと。
 ジオン・ダイクン亡き後ジオン共和国に公王制を敷き,事実上の独裁国家とした。
 家長であるデギンをはじめ,長男ギレン・ザビ,次男サスロ・ザビ,三男ドズル・ザビ,四男ガルマ・ザビ,長女キシリア・ザビが歴史上名を残している。
 また,ドズルの妻ゼナとの間に誕生した娘ミネバ・ラオ・ザビは,後の歴史において大きく影響を残す人物となった。

ザビ家台頭

 元々ザビ家は,ジオン・ズム・ダイクンの協力者として活動していたが,ジオンの影響力が増すにつれて,同じく協力者であったラル家との確執が拡大し,この主導権争いの結果,ついにはジオンを謀殺したとまで言われている。
 実際,ジオンの死亡時の後継者発言を聞き取ったのはデギンのみと言われており,これ自体もデギンに対する怨嗟の声を都合良く伝えたのみともされており,それ故にラル家当主ジンバ・ラルはジオンの子息を連れて地球へと逃亡したとも言われている。

 その後,権力を握ったザビ家は,反ザビ家勢力の一掃に成功し,ジオンの名を利用した「ジオン公国」をサイド3に興すこととなる。
 この一連の権力争いでは,ザビ家,ラル家双方とも互いの批難がエスカレートし,一部過激派がテロを起こしている。このテロで次男サスロは命を落とし,ドズルも負傷している。
 しかし,こうしたテロ活動も治安部隊の活動(特に,これに協力することとなったラル家後継のランバ・ラルの存在は大きかった)によって鎮圧され,ジオン公国は,事実上ザビ家の独裁国家となったのである。

一年戦争とザビ家崩壊

 ジオン共和国の成立後,地球連邦はサイド3に対する経済制裁を行っていた。
 この結果,サイド3の経済は疲弊し,実のところかなり追い詰められていたことは間違いないのである。しかし,ギレン・ザビはその類い稀なきアジテーション能力によって,国民を煽動し,連邦との開戦への道筋を付けていく。
 実際,公国が連邦と開戦しても,疲弊しきった経済では対処のしようはなく,国力の差からいっても連邦に勝つ見込みはほとんどゼロに等しい状況であり,勝つためには敵中枢を撃破する短期決戦しか方法はない状況であった。

 ギレンは,こうした状況を承知の上で,独立戦争の開戦に踏み切っている。
 これは,デギンの思う状況とは異なっており,この結果,デギンはその実験を失っており,実質的な支配者はギレンという状況になっていたことを示している。
 一方でキシリアもまた政治的にはギレンと対立関係にあり,互いに腹を探り合うような状況であった。一説にはギレンもキシリアを謀殺するための策謀を巡らしていたともいわれ,この対立は,最終的にア・バオア・クー攻防戦における不和を呼び,結果的にジオン公国崩壊のきっかけとなっている。
 キシリアは,ギレンが父デギンを殺害したことをよしとせず,ギレンを殺害するに至った。そして,そのキシリアもザビ家打倒をもくろむシャアによって殺害されたのである。
 これによってザビ家は崩壊し,一年戦争は終結したのである。

 なお,政治的な敵が存在しないドズル,ガルマであったが,ある意味彼らは実直すぎており,そのことが彼ら自身の死を招いたともいえるだろう。
 ドズル,キシリアにかわいがられていたガルマは,そのお坊ちゃま気質が抜けることがなく,自らの婚約のための戦果を欲し,その為に自らの命を落としている。(なお,そのきっかけとなったのはシャアであったとも言われる。)
 これを悲しむデギンやドズルに対して,ギレンはただ淡々と戦意向上に利用しただけであった。
 一方ドズルは,政治的には兄,姉とは対立することはなかったが,国に対する愛着は強く,そのためソロモン攻防戦においては,自らがしんがりとなり,命を落としたのである。

ザビ家・その後継

 ザビ家三男ドズル・ザビは,兄弟のなかで唯一既婚者であった。
 妻ゼナとの間に生まれたミネバは,一年戦争後,ザビ家シンパにとっていわば希望の光であり,逃亡先のアクシズにおいては皇女として育てられたのである。
 一方でミネバは権力闘争に巻き込まれることとなった。ミネバの摂政となったハマーン・カーンは,ミネバを利用し,自らの野望を達成しようとした。(この野望については諸説あるが,元々はザビ家に対する復讐だったとも言われている。だが,シャアの手によってミネバが連れ去られてからは,彼女自身も迷走したかのように思われる。)

 傀儡となったミネバを連れ去ったのは,実はシャアだという説がある。
 シャアは,ザビ家に対する復讐を果たすとそのむなしさからミネバを権力闘争に巻き込むことをよしとしなかった。このため,ミネバを傀儡として見せたハマーンに対してそれを否定し,自らが姿を隠すのにあわせ,彼女をネオ・ジオンの手の元から連れ去ったのである。
 この後,ネオ・ジオンの争いとは無縁な場所でミネバは育ったものの,彼女自身は,その出自に対する負の思いはぬぐい去ることはできなかったと思われ,後に,ミネバ・ラオ・ザビとして再び表舞台へと立つことになる。しかし,この際には彼女はあくまでも一人の人間として,スペースノイドに与えられるべき権利について演説したのみであった。
 これ以後の彼女の行方は杳として知れない。

 なお,第1次ネオ・ジオン戦争時に反ハマーン派を組織したグレミー・トトはギレンのクローンといわれているが定かではない。

 関連項目


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最終更新時間:2015年02月21日 21時33分37秒

 ノート

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脚注