!!!サンベルト共和国建国宣言 *[用語/台詞] //*読み: *分類:歴史・台詞 *区分:[[正暦]] *出典:[[∀ガンダム]](福井版) !!説明  [[ディアナ・ソレル]]と入れ替わってしまった[[キエル|キエル・ハイム]]が,周囲に押し切られて実施した[[サンベルト共和国]]の建国式典で行ったもの。  実際に用意されていた文章とは異なった内容となり,周囲を慌てさせた。 !本文  ……すべての命をわかちあう,すべての人たちよ。武器を大地に置いて,私の話を聞いてください。私は戦いは望みません……。 (中略)  かつて,私たちの母なるこの地球は,人が住むことさえ許されないほどに荒廃した惑星になりました。そのような苛酷な時代があったと『黒歴史』は語っております。なのに,地球の皆様方はそれを忘れております。なぜでしょうか?  人間には,もっとも辛い体験や記憶は,忘れてしまうという悲しい性がございます。悲惨すぎる過去を背負ったまま,生き続けることはできないのです。だから忘れようとした。過った歴史に封印をして,再生にすべての力を費やしてきたのです。  私たちムーンレィスは,地球が再び住めるようになるまで月で暮らしました。人類の記憶を残すために,新しい人の再生に手を貸すためにです。そして今日,この地球は二千年に及ぶ歴史を刻んで,再び人類の繁栄を築き上げることができるようになったのです。  地球は完全とは言えないまでも,再生いたしております。ならば,ムーンレィスも地球に帰還して,地球の再生と,二度と過った歴史を刻まないように手を貸したいのです。 (中略)  宇宙に進出した過去の歴史を,地球の人々は天の神々の物語にすることによって,または『黒歴史』に封印することで,再生の力を身につけたのです。悲惨で辛すぎる過去の記憶を,歴史そのものを書き換えることで忘れようとしたのです。  それは,人という生体に宿る命の力が,文明と引き換えにしてでも生き続けようとした生命力が,させたことでありましょう。そのような歴史を踏んで再生を果たした今,互いの歴史を否定して争い続けることこそ愚かです。  私たちは,この目も鼻も唇も同じです。この身体も,地球人,ムーンレィスの違いはありません。私たちは同じ人類なのです。  ですから,私はここで,ムーンレィスのための国家をサンベルト一帯に建設するのはやめます。そして再度,和平交渉を再開されますことを,アメリア大陸の人々にお願い申し上げます。 !!関連項目 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 台詞}} {{category 用語}} {{category 用語・∀}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。