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サブフライトシステム(S.F.S.)
- [用語]
- 分類:機材
- 区分:宇宙世紀
- 出典:機動戦士Ζガンダム
説明
サブ・フライト・システム(Sub-Flight System/S.F.S.)とは,モビルスーツの最大の欠点である「展開性の低さ」を解決するための手段の一つとして開発されたもの。その運用の状態から「下駄」と通称されることも多い。(また,S.F.S.を用いて移動するモビルスーツを「下駄履きのMS」などということもある。)
元来,S.F.S.は,モビルスーツの展開性の低さを補うためにジオン公国軍の行った試行錯誤がきっかけで誕生したものである。
一年戦争当時,地球侵攻作戦によって地球上でのモビルスーツ運用の必要性に迫られた公国軍であったが,物資のみならず人的資源にも乏しい公国軍にとって,モビルスーツなどによる占領地の哨戒活動は大きな負担となっていた。無論,連邦軍勢力下への侵出においても,占領地が広がるにつれて補給線等の問題が多々生じ,大きな足かせとなっていたのである。
これを解決するために公国軍は,様々な解決法を模索,試験している。
例えば,MS-07H《グフ飛行試験型》のようにモビルスーツそのものに飛行性能を持たせその航続距離を伸ばし遠距離への展開を目指すプランや,MS-09《ドム》の様にホバー推進機構を搭載することで展開範囲を広げるなど様々な案が検討され,試験されてきた。
この結果,比較的良好な成果を挙げたのが,MS-09《ドム》のホバー機能による航続距離の延長と,ドダイGS爆撃機を改良したドダイYS輸送機によるモビルスーツそのものの空中輸送であった。
後者は,連邦軍が実施したガンペリーと呼ばれる輸送機を利用したものではなく,ドダイYSの上部にそのままモビルスーツを乗せてしまうという,極めて思い切った発想から生まれたもので,コロニーという特殊環境故に地球上の状況を知らない公国軍設計陣故の発想ということもできる。
しかしながら,このドダイYSとMS-06《ザク》またはMS-07《グフ》という組み合わせは,これまでの輸送機による単なるモビルスーツの「輸送」という状況だけにとどまらず,モビルスーツの戦闘能力をそのまま空中へと展開できることを意味しており,大きな成果を残すこととなった。
これにより,戦後も同様の戦術単位で構成されるモビルスーツ部隊が数多く編成され,一年戦争後のモビルスーツ展開におけるスタンダードとなった。
また,宇宙空間でも同様の発想から,航続距離の短い空間戦闘用モビルスーツに対して適用した空間戦闘用S.F.S.も登場,母艦たる宇宙艦艇から遠距離で戦闘が行えるようになったのである。
なお,グリプス戦役期には,地球連邦軍では「ドダイ改」タイプや「ベースジャバー」タイプが主に用いられており,多数のバリエーション機も存在していた。これらには,大きく2つの流れがあり,モビルスーツ同様にコクピットを持ち単体でも運用可能な「輸送機」の延長線上のものと,モビルスーツからの遠隔操作が基本となる「パーツ型」のものがある。ほとんどの場合,前者の機体もモビルスーツからの遠隔操作での稼働が可能となっており,空戦における主導権をモビルスーツに持たせていることが多い。
備考
サブ・フライト・システムの概念そのものは,本文中でも記しているとおりドダイYSに端を発する物であるが,用語そのそのものが定着したのは,「機動戦士Ζガンダム」以降であるため,出典はΖガンダムとしている。
関連項目
編集者
最終更新時間:2014年09月29日 09時21分07秒
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脚注