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サイド5

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サイド5 / ルウム

  • [用語]
  • 分類:サイド
  • 区分:宇宙世紀
  • 出典:機動戦士ガンダムほか

 説明

 L1〜5の5つのラグランジュ・ポイントの中で,月の正面側の軌道であるL1に設置されたサイド。サイドの通称は「ルウム」。
 移民計画の加速していた時期に建造されたサイドであるため,他のサイドよりもやや大規模な編成となっている。

 主たるスペースコロニーは,島3号シリンダー型コロニーで,ルウムの建造時期にコロニー建造のノウハウが一定の完成を見せたといっても過言では無い。
 元々月の正面,すなわちフォン・ブラウン市側の軌道にあるため,サイド3とは月を挟んで正対していることから,一年戦争開戦時の各サイドへの攻撃からは外れている。
 しかし,第2次ブリティッシュ作戦に際して,コロニー調達の目標となっており,これを阻止せんと対峙した連邦軍艦隊との間に大規模な会戦が行われている。この会戦が「ルウム戦役」であり,連邦宇宙軍艦隊が壊滅的被害を被ることとなった。
 また,この戦いでルウムのコロニーにも深刻な被害が発生し,サイドそのものが事実上壊滅しており,周辺地域が暗礁宙域と化すこととなった。

 一年戦争後はサイドナンバーの振替によって,L5にサイド5そのものは移転しており,従来サイド5があったL1宙域は長い間暗礁宙域が残ることとなった。

 所属コロニー

 以下は,サイド5に所属(あるいは,所属していた)コロニーである。
 記録上サイド5宙域に存在したバンチを持たない小型コロニーや,宇宙要塞なども触れておく。なお,記述順は「コロニー(バンチが若い順)」→「コロニー(バンチが不明/50音順)」→「その他小型コロニー等」となる。
 また,出典は各コロニーごとに付与しているのでそちらを参照のこと。

 なお,サイドナンバーの振替後のサイド5についての記述も行われているが,それらについては注釈を加えている。

ワトホート / アイランド・ワトホート(11バンチ)

  • 出典:MSV(戦略戦術図鑑)

 サイド5の11バンチコロニー。
 第2次ブリティッシュ作戦を目的としたジオン軍のルウム進撃でターゲットとなったコロニーで,地球に落とすための核パルスエンジン設置などが行われた。
 コロニー落としそのもは,連邦艦隊の到着断念されたが,この際の大規模な戦闘で,双方とも大打撃を被り,後に「ルウム戦役」と呼ばれるようになる。

テキサスコロニー

  • 出典:機動戦士ガンダム

 サイド5に建造されたスペース・コロニーのうちの1基。
 観光と牧畜のために開発されたコロニーで旧世紀アメリカの開拓時代の雰囲気を再現していたことから「テキサス」の名が付けられている。
 一年戦争緒戦におけるジオン公国軍の電撃的急襲にも破壊されなかったが,戦争の激化に伴って放棄が決定。以後は一部の従業員とコロニー管理庁の役人が保安要員として残っているだけで,ほとんどゴースト・コロニーと化している。だが,それに目を付けた公国軍は,極秘裏にニュータイプ研究機関(フラナガン機関)をコロニー内に設け,ニュータイプ対応MSの開発テスト場としていた。

 戦乱の影響で採光ミラーの角度調整機構が破壊されてしまったため,コロニー内部は常に夕暮れの状態が続いている。さらに大気の乾燥が進んだことから砂漠化が進行し,観光コロニーとして栄えた頃の姿はすっかり失われてしまっている。

 U.C.0090年,コロニーの再建計画が進められていた際にモノトーン・マウス社らによって修復作業が行われていたが,反連邦組織カラードの隠れ家となっていたことから戦闘が勃発。この戦闘によって側面に巨大な「穴」が開けられてしまい,コロニーそのものの回転によるねじれ状態からフレームそのものが損壊,テキサスコロニーそのものも崩壊した。

小説版

 直径3キロ,長さも32キロほどの古いコロニーで,北米西部の景色に似せられた大平原と山々が造られており,夏季バカンスでは一か月に50万もの観光客を受け入れていたほどの観光地であった。
 特に18〜19世紀の北米の状況を模した内部の人為的に創られた大自然では,視覚効果を考慮し,(どこか整然とはしていたが,)大規模な牧畜業が営まれ,数多くの牛の群れが飼育されていた。また,北米大陸でみられたという数百頭の牛の群れをカウボーイが追う光景を観光客に対して見せるという,いわばショーの演目のような姿を見せることもあった。
 U字型の氷食谷まで創られた渓谷は蛇行する河を従え,その麓の針葉樹林帯やなだらかに続く平原は,観光客にとって中世の生活を追体験する施設として機能していたのである。

 一年戦争初期のルウム戦役の時の幾度かの空襲でも決定的な損害からは免れはしたものの,太陽光線をコロニーに導くミラーの開閉機構が破壊され,ミラーは夕方の位置で固定されてしまった。さらに空気が残っていたばかりに乾燥がすすみ,八か月余りで砂漠に近い荒野となってしまっている。
 観光用として飼育されていたコロニー内の家畜はすべてジオンのサイドに没収させられて,何万人かの居住者は連邦に逃れるか,ジオンに降伏するなどしたため無人と化していた。(が,実際には一部の人々はテキサスのなかで暮らしていた。)
 かろうじて,コロニーは維持されていたもの,シャアのザンジバルとペガサスの戦闘によって,コロニーは大きなダメージを受け,ついには崩壊してしまった。

茨の園

 旧サイド5,ルウム宙域に存在する暗礁宙域に設営されたデラーズ・フリートの基地。コロニーの残骸などのジャンクをもとに建設されており,旧ジオン公国軍残党が潜んだ各拠点の中でも比較的大規模な施設に該当する。
 おそらくであるが,一年戦争中から一部の者達がこうした暗礁宙域に潜むための拠点の建造を続けており,デラーズ・フリートもそうした状況下で,結成されたものと思われる。
 およそ3年という長い期間,連邦軍に発見されなかったのは,一年戦争で生じた廃棄物があまりにも膨大であり,また,これを掃除するだけの余力が連邦軍になかったこと,また,サイド5宙域そのものが大規模な暗礁宙域と化してしまっており,コロニーの復興も(比較的)後回しにされてしまったことなどが挙げられる。

 関連項目

 編集者


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最終更新時間:2014年12月07日 20時06分37秒

 ノート

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脚注