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サイド2

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サイド2 / ハッテ

※なお,各節の出典はその場で示す。

 説明

 地球連邦政府が推進した宇宙移民計画において,建造された宇宙都市群の一つ。
 ラグランジュ4(L4)に設置されたコロニー群で,サイド1とほぼ同時期に建造・移民がスタートしている。サイドの通称は「ハッテ」。

 U.C.0018には,サイド内のコロニーのひとつで誕生した二世が,宇宙移民100万人目となっており,本格的な宇宙移民時代の幕開けともなったサイドである。その後,順調にコロニーの建造と移民が進み,U.C.0045年には移民の完了が発表されている。一説ではこの当時既に10億もの人々がサイド1で暮らしていた[1]ともされている。

 一年戦争時には,開戦直後にジオン公国軍の攻撃を受け,中でも8バンチ(アイランド・イフィッシュ)は,コロニー落としに使用されるなど,壊滅的な被害を被っており,多くのコロニーが失われてしまった。(従って,下記で説明しているコロニーの多くは,復興後のコロニーである。)
 終戦後,コロニー復興計画で復興するものの,グリプス戦役では中立姿勢を取っていたにもかかわらず,ティターンズの攻撃対象にされ,2つのコロニーを失っている。

 U.C.0100年代に入ると,散発的な軍事衝突が各サイドで起こりながらも,比較的平穏な状況だったとされている。しかし,U.C.0130年代に入ると各コロニーが独自の政策を打ち出し,独立を伺う宇宙戦国時代となったため,サイド2もその波に巻き込まれていく。
 サイド2では,コロニーごとの対立が拡大していき,サイド国家という従来の考え方が,さらに細分化され,「コロニー国家」とでも言うべき状況に陥っていく。
 U.C.0149年,サイド内で最も辺境といえる「アメリア」にザンスカール帝国が成立。以降地球に侵攻を開始し,サイド内の戦乱は拡大していった。この戦争はザンスカール帝国の戦略の巧みさもあって,ザンスカール帝国有利に進んだが,反ザンスカール帝国として抵抗運動を続けていたリガ・ミリティアに,地球連邦軍が加わったことから,0153年に敗戦,これによりサイド内の混乱は終息に向かった。

 その後の記録は乏しいが,0218年の連邦崩壊の際に,その主導権を握ったサイドのひとつとして,セツルメント評議会の一員となっている。


 所属コロニー

 以下は,サイド2に所属(あるいは,所属していた)コロニーである。
 また,記録上サイド2宙域に存在したバンチを持たない小型コロニーや,宇宙要塞なども触れておく。なお,記述順は「コロニー(バンチが若い順)」→「コロニー(バンチが不明/50音順)」→「その他小型コロニー等」となる。
 また,出典は各コロニーごとに付与しているのでそちらを参照のこと。

イフィッシュ / アイランド・イフィッシュ(8バンチ)

 ジオン公国軍が実施したブリティッシュ作戦において,コロニー落としに使用されたコロニー。ザクによって毒ガスを注入されたアイランド・イフィッシュでは,2000万の住民のほとんどが死亡し,無力化されており,連邦軍の攻撃部隊が到着するまでに外装式の核パルスエンジンの設置がほぼ終了していた。
 激しい戦闘の最中,U.C.0079年1月4日21時30分,定軌道を外れたアイランド・イフィッシュは,地球への自由落下コースに乗り,落下を開始する。
 これに対して,連邦軍は激しい攻撃を加え,コロニーの破壊を試みるが失敗。同月10日8時27分,ついに大気圏に突入した。(この前,午前2時50分には,史上初めて連邦軍がジャブローの放棄を決定しているが,全兵士の撤退は間に合うはずもなかった。)
 しかし,8時35分,突如としてアラビア上空を通過中のアイランド・イフィッシュが分解,シリンダー部と3つの大型の破片となり,8時41分にシリンダー部がオーストラリア大陸東岸に落着したのに引き続いて,北米大陸に2つ,太平洋に1つの破片が落下,地球上に未曾有の大災害をもたらした。

 なお,アイランド・イフィッシュが分解した理由は,連邦軍の攻撃により構造疲労が蓄積していたという説が一般的であるが,一説には内部に取り残されていた座礁したマゼラン級のリアクターを暴走させ自沈したため,とも言われている。

備考

 機動戦士ガンダム劇中アバンで落下するコロニーが本コロニーである。
 劇中の矛盾点などをフォローしながら,これを「ブリティッシュ作戦」という詳細にまとめたのがガンダムセンチュリーで,コロニー名などはこちらが初出となる。(故に,暫定的にMSVとしてカテゴライズ。)
 その後,「宇宙のイシュタム」において,落着に至るまでが描かれている。(第08MS小隊のシロー・アマダの出身コロニーであることも触れられている。)
 また,オリジンでは,本コロニーがサイド2の首都とされているため,1バンチコロニーが常に首都であるとは限らないということになる。

モルガルテン(13バンチ)

 基本的にどのサイドにも慰安目的の観光目的のコロニーは存在しており,モルガルテンはサイド2の観光コロニーとして有名であった。風光明媚な山や湖の存在が特徴となっており,その名称から,おそらくサイド5のテキサス同様,アルプス地方を再現したコロニーだと思われる。
 ティターンズの遊撃部隊(RMS-106CSハイザック・カスタムを運用)が,エゥーゴ部隊の狙撃任務を行っていたが,アーガマ部隊によって阻止される。
 その後,アクシズ帰還後はハマーンミネバを静養に連れてきていたが,ティターンズの襲撃に遭遇している。また,この際,ティターンズはG3ガスによる住民抹殺を画策するが,これはエゥーゴによって阻止されている。

14バンチ

  • 出典:宇宙世紀余話

 愛称は不明。
 U.C.0079年1月の一年戦争緒戦において,ジオン公国軍による核攻撃で壊滅した。

18バンチ

 愛称は不明。
 エゥーゴ寄りの立場を明らかにしていたコロニー。
 そのため,U.C.0087年12月7日,ティターンズのコロニーレーザーの試射標的とされ,民間人が居住した状況のまま砲撃され,住民全員が死亡した。

21バンチ

 愛称は不明。
 U.C.0087年12月14日にティターンズによるG3ガス攻撃を受けたコロニー。
 住民全員がG3ガスにより死亡した。

22バンチ

 愛称は不明。
 劇中には登場せず名称のみ触れられた。
 25バンチへのティターンズの毒ガス攻撃の際に,これを遠距離から狙撃する場合に適した位置にあったコロニー。

25バンチ

 愛称は不明。
 どちらかと言えばエゥーゴよりのコロニーで,ティターンズがG3ガス(毒ガス)による攻撃を行おうとした。
 なお,作戦はエゥーゴの妨害によって失敗している。


85バンチ

 愛称は不明。
 ジュピトリスに潜入したレコア・ロンドが出身地として答えたコロニー[2]

アメリア

  • 出典:機動戦士Vガンダム

 U.C.0150年代にザンスカール帝国の首都がおかれたコロニー。
 サイド2の中でも最も辺境にあり,地球から一番遠い位置にある。
 ザンスカール帝国の政庁があるコロニーではあるが,サイド2の他のコロニーを完全に掌握しているわけではないので,常に危険な立場であったようである。
 ザンスカール戦争時にリガミリティアにビッグキャノンで狙われるもクロノクル大尉の機転で砲撃の直撃は免れている。

カラブリア

  • 出典:機動戦士Vガンダム(小説版)

 サイド2のコロニーの一つ。バンチは不明。
 サイド2の中で,もっとも月に近い独立コロニー。

ブルー・3

  • 出典:機動戦士Vガンダム

 難民の収容に使用された球形コロニー。
 ザンスカール帝国が召集した,2万人のサイキッカーが収容されていた。
 後に,彼らはエンジェル・ハイロゥが放つ,禍々しき波動の源となった。


ヘラス

  • 出典:ニュータイプサーガ ガイア・ギア

 サイド2にあるコロニーの名前。サイド2の中でも初期のコロニー。
 直径3キロ,長さ32キロの開放型コロニーで人口は1億人もいる。
 収容人口を増やすことを目的として建設されたため極端に高層化した街で構成されており,クロイツベルクなどの高級地区の他はコロニー全体がスラム化している。
 もともと反地球連邦活動のさかんな土地であったが,マハの弾圧以降はスペース・マハの本拠地となった。

ツェー区

 ヘラスの都市区画のひとつ。

グレンツェ(ジャフール地区)

 ヘラスにあるスラムの通称。正式名はジャフール地区。
 ドイツ語で「境界」を意味する。
 アフランシ,ミランダ,クリシュナが追われて逃げ込んだ地区で,マハのミノックスによる爆撃を受けた。
 ヘラスでは最も貧しい地区とされ,その退廃ぶりはホンコン以上だとされる。

クロイツベルク

 ヘラスの一地区。富裕層が住む。

カンタベリーゼノア通り

 ヘラスの通りのひとつで,高級な店が立ち並ぶ。

フォラーンの森林公園

 ヘラスの山沿いにある森林公園。

マケドニア

  • 出典:機動戦士Vガンダム

 ザンスカール帝国に加わっていない独立コロニーで,連邦軍またはコロニー公社がそのままコロニー国家として独立を図ったコロニーだと考えられる。
 国家規模とその戦力の関係で,ザンスカール帝国に遅れを取っていると思われ,帝国との取引材料にするためリガ・ミリティアを拉致した。しかし,実際にはリガ・ミリティアの作戦であり,結果的に彼らには逃げられた上,ザンスカール軍の介入により旧式の武装しか持たないマケドニア軍は蹂躙されることになってしまった。

 関連項目


 編集者


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最終更新時間:2014年12月07日 16時16分47秒

 ノート

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脚注

  • [1]これについては諸説あって,ラポート関連の書籍から,講談社関連に取り込まれたのが10億人説で,1億程度とするものもある。しかし,人類の半数が一年戦争序盤で失われた,という状況を考えると,10億規模が適正であったのではないかと,考えられる。
  • [2]なお,当時の設定である「1サイドは40基ほどのコロニーからなる」に矛盾している。従って,始めからばれるウソであったという,表現であるのかもしれない。