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サイクロプスの変更点

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!!!サイクロプス / サイクロプスシステム
*[用語]
//*読み:
*分類:武器
*区分:[[コズミック・イラ]]
*出典:[[機動戦士ガンダムSEED]]

!!説明
 地球連合が用いた兵器のひとつ。
 マイクロ波を発生させ,対象に含まれる水分を急速に加熱させるもので,いわば巨大な電子レンジのようなものである。
 名称は,設備に用いるマイクロ波発振用アンテナがひとつ目の巨人「サイクロプス」の瞳のようであることから名付けられている。

 本来は,月面で[[レアメタル]]の採掘に用いられたもので,算出するレアメタルの混ざった氷から水分を取り除くために用いていたものであった。しかし,プラントとの開戦後に勃発したグリマルディ戦線での戦闘で,高いレアメタル含有量を誇るエンデュミオン・クレーターの採掘設備をザフトの手に渡す事を避けるためにサイクロプスを暴走させ,基地を自爆させた際,結果的に敵機を巻き添えにする自爆兵器としての有用性が確認されてしまった。
 このことから,一種の決戦兵器(決戦用戦略兵器)として再認識されたサイクロプスは,同様に見方を犠牲にする手法でザフトの[[オペレーション・スピットブレイク]]時に[[アラスカ基地ジョシュア|ジョシュア]]でも運用されている。
 この際は,連合のいわば基幹基地でもあったジョシュアであったこともあり,ザフトの多くの戦力がこの自爆に巻き込まれ失われている。また,同時に連合側もジョシュアの守備隊(その多くが,ユーラシア連邦など,連合の本体である大西洋連邦から見捨てられた部隊)が巻き込まれ多数戦死している。

 なお,ジョシュア外部アラスカ湾では,[[アークエンジェル]]を始めとする守備隊が配置されていたが,あまりのザフト戦力に戦線を維持することは出来なかったため,多くのザフト機動部隊のジョシュア侵入を許している。
 しかし,結果的にこうした乱戦状態になってしまったことから,戦闘に乱入した[[キラ・ヤマト]]のZGMF-X10Aフリーダムに導かれる形で,サイクロプスの効果範囲外への脱出に成功したと言えるだろう。

!作動原理
 原理そのものは単純で,先にも示したとおり,巨大な電子レンジである。
 一般的に電子レンジは,シールドされた容器内でマイクロ波を発振し,これによって分子振動を生じさせることで加熱するが,サイクロプスは,そうしたシールドが存在しないため,非常に広範囲に影響を与えるものとなってしまっている。
 従って,有効範囲内では体内に多くの水分を持っている生物は問答無用で死に至ってしまう(電子レンジ内で卵を加熱した場合に破裂することがあるが,同様の状況がおこるのである)。
 また,最終的には発振されたマイクロ波がバースト状態に至り,壊滅的な破壊を周囲に引き起こしてしまうのである。サイクロプスそのものが失われ,マイクロ波の発振が終わったあと(≒効果の終了)は,破壊された荒野のみがのこる状況となる。しかし,その土地は,核兵器やBC兵器を使用した後の様に,残留物や放射能といった汚染はないという特徴がある。

 本来,地球の様な大気に水分を含む惑星でこうした兵器を運用することは,マイクロ波による大気の加熱が伝播するため,環境だけでは無く居住する生物種全体に大きな影響を与えてしまうが,サイクロプスは,その効果範囲が一定の距離に留まっている。これは,ニュートロンジャマーによるマイクロ波の阻害効果が一定の効力を発生しているためと考えられる。すなわち,皮肉にもニュートロンジャマーの存在が,ザフトにとっては脅威となる自爆兵器を誕生させてしまったことになる。

!!関連項目

!!編集者
*あさぎり
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!!ノート
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