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コペルニクスの悲劇
- [用語]
- 分類:歴史
- 区分:コズミック・イラ
- 出典:機動戦士ガンダムSEED
説明
[C.E.70/02/05]
C.E.60年代末の急速なプラントとプラント理事国との間の関係の悪化は,C.E.70年に入ると深刻な情勢へと移行していた。同年1月1日より実施されたプラントからの物資輸出の停止は,プラント理事国に困窮をもたらし,反コーディネイター団体であったブルー・コスモスは,これを機にますます反プラント・反コーディネイター活動を活発化させたのだった。特に,活動の裏に理事国の上層部の存在が明らかになると,プラント側も態度を硬化させ,まさに一触即発の状態にまで陥ったのである。
この状況下で,国連事務総長の呼びかけにより月面都市コペルニクスにおいて,交渉の場が持たれることになった。
この会議では,プラント理事国と国連総長以下,国連首脳陣,および非プラント理事国の代表がプラント側代表と交渉を行う予定であった。だが,会場となったコペルニクスにおいて爆弾テロが発生,会議参加者が死亡してしまったのである。この事件が後に「コペルニクスの悲劇」と呼ばれることとなった事件である。
この事件において,プラント最高評議会議長シーゲル・クラインは,シャトルの故障により遅刻したため,難を逃れている。このため,大西洋連邦を始めとするプラント理事国は,プラントに対する非難をますます強くすることとなり,「アラスカ宣言」を宣言することとなった。
しかしながら,このテロ自体がブルー・コスモスによるもので,事実上大西洋連邦の自作自演であるとの疑念も晴れず,プラント側はそのような抗弁を行っている。
実際,この会議には,プラント理事国のみならず非プラント理事国も含まれて,さらに国連の首脳陣が軒並みテロによって殺害されており,このことが結果的に,従来のプラント理事国側と非プラント理事国側が対立する国連という枠組みを破壊し,プラント理事国主導の地球連合設立に有利に働いているのは事実である。
その真相は闇の中であるが,この事件をきっかけとして事実上のプラント理事国(地球連合)とプラントは開戦状態に陥ったのである。
そして,同年2月14日,地球連合のプラントへの攻撃において核攻撃が行われ,プラントのひとつ「ユニウス・セブン」が破壊され,多くの民間人の命が失われ,後に「血のバレンタイン」と呼ばれる悲劇が起こるのであった。
関連項目
- コペルニクス
- クライン議長による積極的中立勧告
- 黒衣の独立宣言(喪服の独立宣言)
編集者
最終更新時間:2014年10月18日 18時39分08秒
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脚注