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ケイブンシャ
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説明
かつて存在した出版社のひとつ。2002年に倒産に伴い解散している。
正式名称は「勁文社」だが,主たる出版物が子ども向けであったためか,表記としては「ケイブンシャ」の表記が多かった。
設立は1960年で,講談社を退社したメンバーによって設立されている。
当時はソノシートと呼ばれるレコード盤の一種(今で言うCDだが,通常のレコード盤ではなくプラ製の簡易版ともいうべきもの)を扱う音楽系のメーカーであったが,ウルトラシリーズによる怪獣ブームに際して,これらを特集した百科事典風の「大百科」シリーズがヒット,以後は子ども向けに特化した出版社となる。(一般書も発売していたが,どうしてもケイブンシャというと大百科とイコールで結ばれるほど,印象が強いものとなっている。)
大百科シリーズは,子どもが好むモチーフをまとめた子ども向け事典として機能し,原典である怪獣,怪人だけではなく,特撮・アニメの作品ごとの特集やプロ野球などのスポーツ関連,釣り・ラジコンといった趣味関連,ピンクレディーなどのアイドルと幅広いジャンルに渡って刊行された。価格帯も一般的なコミック単行本よりも若干高額ながら,ハードカバーの同ジャンルの書籍よりも安価で,子どもたちのバイブルとして機能していた。(このため,追従する出版社も多かった。)
また,ファミコン発売以降のテレビゲームブーム以降は,ゲームソフトごとの特集本を刊行,攻略本の刊行メーカーとしても歴史は古い。
蛇足ながら,スーパーファミコン版の第4次スーパーロボット大戦は,そのパッケージがケイブンシャの大百科シリーズのパロディとなっており,さらにこれがケイブンシャの公認だったため一部で非常にウケている。
関連項目
編集者
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最終更新時間:2014年09月20日 19時32分33秒
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脚注