!!!ガンダリウム合金 / ルナチタニウム合金
*[用語]
//*読み：
*分類：機材
*区分：[[宇宙世紀]]
*出典：[[機動戦士ガンダム]]，（[[機動戦士Zガンダム]]）
!!説明
　ルナチタニウムとは，月でのみ採掘，精錬が可能{{fn 資料によっては，他にも採掘可能とされている。}}な特殊チタン系合金の総称である。チタン系のレアメタルをベースとして連邦軍が開発した特殊合金の総称であり，そのため，いくつかのバリエーションを持っている。一般に軽量で，高剛性，高展張性があり，鍛造法によっては帯磁させることも可能とされる。

　連邦軍の反攻のきっかけとなったRXモビルスーツ「ガンダム」が高性能たりえたのは，このルナチタニウム合金を潤沢に使用できたことが要因のひとつだといっても過言ではないとされるほど，連邦軍側の研究によって生み出されたチタニウム使用のモビルスーツ用合金は，軽量で各種耐性が高く，かつ堅牢だった。
　この素材によって，ガンダムの性能は非常に高く設定することができたのである。この超高張力合金は，後に基本的な組成や加工法を含めて「ガンダリウム」と呼ばれるようになり，高性能MSの建造には欠かすことのできないものとなる。

　本来は，核融合炉用に開発された新素材で，放射線の遮断能力と耐熱性は従来合金より遙かに高いのが特徴である。さらに，硬度が極めて高いためにMS用装甲材として採用されたのである。
　非常に硬度が高い合金ではあったが，反面柔軟性に欠け，ある程度の（といってもかなりのものだが）衝撃を受けると割れてしまうという欠点があった。その点が後に改良され，ガンダリウムβ，ガンダリウムγと発展していくのである。
　一年戦争後，小惑星基地に逃げ延びた公国軍技術者が，ガンダムに使用されたルナチタニウムを研究し，便宜上「ガンダリウム」という名称を与えた。以後，この名称が地球圏に帰還したジオン系軍人から広まり，ルナチタニウム＝ガンダリウムという名称が固定していったのである。

　ガンダリウム合金系列の発展には諸説あるが，一般的にルナチタニウムを量産に適した状況に改善したものをガンダリウムαと呼称する。この装甲材は，コスト的には従来のチタン系合金よりも高額であったが，高い強度を誇り，一部のモビルスーツに採用されるに至っている。また，さらに改良が進められたガンダリウムをガンダリウムβと呼称，いくつかのモビルスーツに採用例が見られる。

　ガンダリウム合金の名がよく知られるようになったのは，第3世代である「ガンダリウムγ」の登場がきっかけである。このガンダリウムγは，アクシズへと敗走したジオン軍残党が持ち帰ったガンダリウム合金のデータを開発したもので，地球圏にもたらされたこの装甲材のデータと引き替えに，アナハイム・エレクトロニクスは，エゥーゴにモビルスーツの提供を約束したとまで言われるほどの革新的な装甲材であった。
　ガンダリウムγは，アナハイム・エレクトロニクスによってグリプス戦役期に徐々に広まり，第1次ネオ・ジオン戦争時には，一般的な装甲材になるまで普及した。しかし，ガンダリウム合金が高コスト体質であることには変わりなく，ガンダリウムγの技術スピンオフによって従来のチタン合金セラミック複合材でガンダリウムα/β級の装甲強度が達成出来ることが明らかとなったため，再びチタン合金系に装甲材質は戻っていった。
　なお，グリプス戦役期にエプシィガンダムの特殊推進システムであるブロッサムを実現するために，ガンダリウムεと呼ばれる素材も開発されたとされているが，こちらはその存在について疑問が呈されている。

　なお，第2次ネオ・ジオン戦争期以降は，装甲材に「ガンダリウムコンポジット」と表記されることが多くなる。これは，ガンダリウム合金単一での装甲では無く，他の装甲材などを加えた複合装甲化が一層進んだためで，「ガンダリウムコンポジット」という新しい装甲材が開発されたわけではない。
　無論，ガンダリウム合金そのものの改良は進められていると考えられるが，現状それを確認出来る資料に乏しいのが実情である。
!!関連項目
*[[ガンダリウム合金（A.W.）]]
*[[ガンダリウム合金（F.C.）]]
!!編集者
*あさぎり
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{{category 用語・UC}}
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{{lastmodified}}
//統合履歴
//2011.11.7：ルナチタニウム
//2011.11.7：ガンダリウムβ
//2011.11.7：ガンダリウムγ
//2011.11.7：ガンダリウムε
//2011.11.7：ガンダリウムコンポジット
//2011.11.7：ガンマ・ユニフィケショナル・ディマリウム合金
//再分割
//2016.06.10：ガンダリウム合金（A.W.）
//2016.06.10：ガンマ・ユニフィケショナル・ディマリウム合金
!!ノート
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