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ガルダ防空構想の変更点

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!!!ガルダ防空構想
*[用語]
//*読み:
*分類:計画
*区分:[[宇宙世紀]]
*出典:[[機動戦士ガンダムUC]]

!!説明
 一年戦争終戦後に構想がスタートした一連の計画の一つ。
 その維持費から着陸するよりも飛行し続けた方が効率的とまで言われるガルダ級超大型輸送機によって防衛圏を構成しようとしたもので,成層圏でプラット・フォームとして運用可能なガルダ級を,それぞれ領域を割り振って飛行させ,有事に際して迅速なMSの派遣体制を敷くものだった。
 しかし,グリプス戦役期に機体が失われたなど,機体の生産が追いつかず,完全実施には至らなかった。

!!備考(および考察)
 Ζガンダム放映時のインタビュー等では,ガルダ級の総数は東西南北を意味する4機で,非常に貴重な機体であるという描写であった(劇中でスードリが失われることを踏まえて,増えても6機程度という発言だった)が,その後,ゲーム等で別機体が登場し,その
数が増えることとなった。
 ガンダムUCでの描写では,6機のガルダで地球上を管轄する形を取ることがガルダ防空構想であるという描写がなされており,「ガルダ防空構想については,6機で実現するという考え方」については定説となったが,厳密に言えば,これが6機で地球上を6エリアに分割管理する,という方向性では実は無い点に注意が必要である。

 つまり,当初の構想では,ガルダ級は四方を守る神を意味する4神の命名であったことから,4機で地球を守護するという方向性であったことがわかる。つまり,2機は通常運航しているガルダ級の予備機であった可能性が高く,本来の計画は,4機のガルダで経度90度ごとに位相をずらして飛行しており,必要に応じて作戦空域を変更する,というものだったのではないかと考えられるのである。
 しかし,実際に運用してみると,ガルダ級の安定性は桁違いであり,高い現状維持性を保ったことから,予備機2機も通常の運用に回し,防空範囲を狭めたことで迅速な対応を目指したのでは無いだろうか。

 なお,U.C.0087時点でその運用が確認されるガルダ級が,「ガルダ」,「アウドムラ」,「スードリ(7月末戦没)」,「メロゥド」,「アルバトロス」の5機で,このときには曲がりなりにも防空構想は実現可能な状況であったと思われる。(ジャブローにアウドムラとスードリが駐機していたのは,これらガルダの任務が解かれ,ジャブローの引越のために,待機していたのではないだろうか。)主要4機が4神を意味し,アルバトロスが鳥の名を冠していることから,アルバトロスは予備機であった可能性が高い。
 翌U.C.0088〜0093年の間に,新たに確認できる機体が,「アイアンギア」である。
 Ζガンダム劇場版では,他にもブラン・ブルタークの青系のガルダが存在しており,さらにU.C.0120年に確認される「ガーウィッシュ」(状況的に見て,少なくともU.C.0100年以前の就役だと思われる)もあること,さらにガンダムセンチネルでも追加建造の記述があることから,ガルダ防空構想そのものは,実施可能な状況であったことは間違いないと考えられる。その状況でありながら,実際には実施されていないのである。

 つまり,実際にはガルダ防空構想は実施可能な状況であったにも関わらず,実施されていなかったのは,これがティターンズ主導の計画では無かったことを意味するものと考えられる。

!!関連項目
*[[ガルダ級大型輸送機]]

!!編集者
*あさぎり
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!!ノート
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