!!!オーブ解放作戦 *[用語] //*読み: *分類:作戦,歴史 *区分:[[コズミック・イラ]] *出典:[[機動戦士ガンダムSEED]] !!説明  [C.E.71/06/15/]  中立を保つ[[赤道連合]],[[スカンジナビア王国]],[[オーブ連合首長国]]等に対し,地球連合より行われた「ワン・アース」アピールに対して,オーブ連合首長国アスハ代表が要求を拒否したため,大西洋連邦が発動した作戦。  連合の新型GAT-Xシリーズ,フォビドゥン,レイダー,カラミティが実戦投入され,オーブが極秘に開発していたM1アストレイを始めとするオーブ軍との全面対決になった。  この戦いにおいて,アークエンジェル,フリーダム,ジャスティス,バスターが介入するも,オーブ軍は事実上壊滅的ダメージを受け,モルゲンレーテとマスドライバー「カグヤ」は自爆している。  なお,この作戦名はあくまで建前であり,実際には大西洋連邦のオーブ所有のマスドライバー施設への侵略作戦に過ぎない。この作戦自体は,ザフトのパナマ侵攻により失われたマスドライバーの確保という側面が強く,同時にビクトリア基地の奪還作戦も展開されていた。(すなわち,保険をかけた側面が強かったのである。)  地球連合とプラントの間で勃発した戦争は,序盤戦プラント側の圧勝に近い状況であった。特に,ニュートロンジャマーの散布と,各基地のマスドライバー施設の破壊により,連合は地球と宇宙との往還のための設備がほとんど存在せず,一方的に敗退を繰り返すのみであったのである。  連合側が宇宙に持つ大規模施設はこの時点では,月面[[プトレマイオス基地]]しか事実上無く,さらにそのプトレマイオス基地に補給や連絡を行うための手段としてのマスドライバーが,[[パナマ基地]]しか存在しなかった(とはいえ,パナマも南アメリカ合衆国を併合したことで入手した施設である)。  そのパナマ基地がアラスカにおける事実上の敗戦によるダメージを埋めようとするザフト側の攻撃により壊滅状態に陥り,直ちに使用することの可能なマスドライバーが連合側には失われたため,なりふり構わずマスドライバーの確保を行おうとした作戦の一つがこのオーブ解放作戦なのである。  連合としては,時間が経過することでアラスカにおいて被ったザフトのダメージが癒えるのを防ぐため,直ちにマスドライバーの確保を目指していた。そのためには,マスドライバーの再建を行っている余裕はなく,既存の施設を確保することがその最低条件であったのである。  C.E.71/6/13にオーブなどに通告された声明は,既に恫喝に近い内容であり,オーブ側がこれを受け入れることはないことが当初から折込済みだったと思われる。すなわち,この作戦は他の中立国や親プラント国への脅しを兼ねた作戦であり,作戦指揮をとっていたブルーコスモス盟主[[ムルタ・アズラエル]]にとっては,オーブ人民のことはもともと視野になく,新型GAT-Xシリーズのテストとマスドライバーの確保さえできればかまわないと言った作戦であった。  48時間の猶予期間の後,連合軍の総攻撃が開始されるが,既にオーブ人民は,攻撃対象となるオノゴロ島を中心とした群島から避難しており,表向きは人的被害は少なかったとされる{{fn ただし,SEED DESTINYのアバンタイトルで描かれた通り,被害がなかったわけではない。}}。  その後,オーブ軍が総力戦で防衛作戦を展開するものの圧倒的な連合の物量により,徐々に戦線を後退せざろう得なく,アークエンジェルやフリーダム,ジャスティスといったオーブ軍以外の戦力もこれに介入したものの事実上オーブ軍は敗北する。  この戦況にオーブ前代表ウズミは,アークエンジェルおよびクサナギにカガリら主立った部隊をあずけ,自らモルゲンレーテおよびマスドライバーを自爆させるのである。  結果的には,連合の目指したマスドライバーの確保は失敗し,なおかつオーブとしては連合に屈しなかったという国の主張は成し遂げた。  しかし,その後ユニウス条約締結まで,実質的に政治指導者の存在しないオーブを管理していたのは連合であり,その面では国としては敗北したと言うことだろう。 !!関連項目 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 用語}} {{category 用語・SEED}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。