!!!LS / エルエス *[模型用語/企業] !!説明  国内の[[プラモデル]]メーカーのひとつ。プラモデル黎明期からの老舗だが,1992年に倒産,廃業している。 機甲創世記モスピーダ,超攻速ガルビオンにおいて,イマイと共にプラモデルを発売した。  戦後すぐの創業で,模型飛行機(ライトプレーン)で大きな売り上げを誇っていた。  マルサンのプラモデル発売以降,プラモデルブームが到来するとプラモデルの生産に参入しているが,高い完成度を埃ながらも,模型飛行機からの事業転換資金の資金繰りに行き詰まり一度倒産している。  その後,再建しているがこの際に「エルエス研究所」という社名となっている。  実は当時の社名は現在と異なり「木村滑空研究所」という名称で,創業時の企業名の「サンライト科学模型製作所」のサンライトをもじった「SL」をロゴとして使用していたのだが,これが「LS」と誤解されて広まった為,再建時に正式に「エルエス」と社名を改めたのである。  元々が模型飛行機のメーカーであったことからも分かるように,航空機モデルの生産では高い評価を受けていた。また,オイルショック以降は,1/144スケールという小型モデルの開発で商品価格の安さと,その安定した品質から高い人気を誇っていた。  80年のガンプラブーム以降,キャラクターモデルの開発ラッシュが各メーカーに巻き起こるが,エルエスも例外ではなく,「機甲世紀モスピーダ」のキット発売でキャラクターモデルに参入している。この際は,メインメーカーが今井科学であり,エルエスからは100円〜200円の小型モデルが発売されていた。(しかし,さすがに航空機モデルでは高い技術を持っていたエルエスだけあって,100円で発売された「アーモファイター レギオス」は,最もバランスのいいキットとなっていた。  しかし,モスピーダは打ち切り終了し,続けて参入した「超時空騎団サザンクロス」,「超攻速ガルビオン」ともに打ち切りと不遇な作品にばかり参入する結果となり,その屋台骨を揺るがす結果ともなった。  これら以外にも銃器や自動車モデルも開発しているが,一部銃器が人気を博しただけで,さらにエルエスを離れた社員が設立したMMCと競合状態になったことから,結果的に売り上げが先細りしていくこととなる。  こうした状況下で,1992年遂に倒産。会社は解散することとなってしまった。  エルエスの製造した金型のうち,人気シリーズだった「オーナーズクラブ」を始めとする自動車モデルや,その完成度が評価された航空機モデルなど多くの金型は,[[アリイ]](マイクロエース)に買収され,現在も一部は販売されている。しかし,失われてしまった金型や所在が不明となったものも多い。 !!備考  模型に関する用語の集約の為,ガンダムに関連しないもの,関連しないメーカーも含まれています。 !!関連項目 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 模型用語}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。