!!!エイハブ・リアクター *[用語] //*読み: *分類:機材 *区分:P.D. *出典:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ !!説明  モビルスーツや艦船,施設(スペースコロニー)といった様々な機器のエネルギー源として用いられる動力炉。相転移炉の一種で,厄祭戦勃発の原因とも言われている。  モビルスーツ用の小型炉でも大型施設のエネルギーをまかなえるほどの出力であり,厄祭戦以降,その製造をギャラルホルンが独占しているため,その需要に対する供給はアンバランスな状況である。このため,圏外圏の各組織では,厄祭戦当時にうち捨てられたモビルスーツや艦艇からエイハブ・リアクターを改修し,再調整の上,使用している状況である。  技術的に小型化が困難で,モビルスーツへの搭載可能サイズがほぼ限界とされている。このため,大量に出回っているモビルワーカーへの搭載は不可能で,モビルスーツとの決定的な性能差ともなっている。  厄祭戦時に投入されたモビルスーツは膨大な数であったが,そのほとんどはエイハブ・リアクターを単機搭載した機体である。これに対して,ガンダム・フレームは,エイハブ・リアクターを2基搭載した希有なフレームで,それ故に高出力の機体となっている。その一方,後述する理由により,2基のリアクターの同調調整が困難であるため,ガンダム・フレームは,わずか72機の建造に終わっている。 !エイハブ・リアクターの特性  エイハブ・リアクターは,稼動状態となるとエイハブ粒子を生成し,それによるエイハブ・ウェーブが発生する。リアクターそのものが,実質的に一品物であり,それぞれが異なった「クセ」を持っているため,発生したエイハブ・ウェーブの波長が異なっている。  ギャラルホルンは,この波長から,リアクターを特定することが可能なデータを保持している。無論,データ照合が不可能なだけで,エイハブ・ウェーブの波長の違いから,リアクターの存在を知ることは可能である。  逆に言えば,この時代,新規のエイハブ・リアクターは,ギャラルホルン以外建造できないため,エイハブ・ウェーブの観測は,(厄祭戦時のリアクターの回収などでもないかぎり)ギャラルホルンによるモビルスーツの投入であると,結論づけることが可能となる。  前述した通り,エイハブ・リアクターは,稼働時にエイハブ粒子を生成するが,エイハブ粒子は,様々な特性を持っており,最も大きな(かつ影響も甚大な)特性が,疑似重力の発生と無線通信やレーダー機器が無効化である。  前者は,発生した疑似重力に集まるスペース・デブリによって形成されるデブリ帯という形で,人類生活圏に大きな影響を与えている。特に,厄祭戦時にうち捨てられたリアクターが数多く存在する地域には,(リアクターの長期可動性能もあって)非常に濃密なデブリ帯が形成されてしまっている。  一方,後者の影響も大きい。例えば,スペースコロニーはその維持活動のためにエイハブ・リアクターを用いているため,コロニー内での無線通信は不可能となっている。また,この特性故に,地球では都市部へのエイハブ・リアクターの持ち込みを禁止している。 !エイハブ粒子  エイハブ・リアクター内の真空素子が相転移して生成される粒子で,一種の慣性制御効果を発揮するため,モビルスーツの耐G装置や艦艇やコロニーなどの大規模施設での疑似重力を発生させるために用いられている。  発生時に独特の波動を生み出すが,これがエイハブ・ウェーブである。 !エイハブ・ウェーブ  エイハブ粒子の生み出す波動のこと。  レーダーなどの電波利用機器を阻害する特性を持ち,影響範囲内ではレーザー通信以外の無線が使用不能になる。  その周波数は発生させるリアクターの持つ特性で決まるため,それぞれの固体を特定するためにも用いられる。 !!備考  設定的な特徴としては,GNドライヴに近く,それぞれのリアクターが個性(個体識別可能という意味)を持っている点も同様である。 !!関連項目 //本文内の説明でリンク可能なものは,出来るだけ本文内でリンクする。 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 用語}} {{category 用語・鉄血のオルフェンズ}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。