エイジャックス

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説明

　エイジャックスは，バズ・ガレムソン中佐（後に大佐）の率いる第306部隊の旗艦として運用された艦艇で，僚艦と共に極秘任務に従事することが多かった。
　U.C.0123年のコスモバビロニア建国戦争の際に，ゼブラゾーンでの活動が確認されており，後に，この際の活動が，クロスボーン・バンガードとの裏取引と，当時，アナハイム・エレクトロニクスが実施していたシルエットフォーミュラプロジェクトの実行部隊（実験艦ブレイウッド部隊）を処理するためであったことが明らかとなっている。

　元々，306部隊は悪名高い部隊で，各地に隠遁するかつてのネオ・ジオン軍残党を弾圧しており，既に違法として各所で取り締まりの対象となっていた敗残兵の虐殺すら実施していた。
　この活動の一環で，かつてゼブラゾーンでの活動を行っており，破壊されたコロニー（7バンチコロニー）では，数多くの隠遁生活者が殺害されたといわれる。

　ブレイウッドにおいてテストパイロットを努めていたトキオ・ランドール少尉は，この際に306部隊のやり方に嫌悪し，転属を申し出て軍から出向する立場となっていたが，再びエイジャックスを目にしたことで，自らの命と，7バンチコロニーに暮らす隠遁生活者たちの命を守るために，ガレムソン大佐と対峙，エイジャックスからRX-99《ネオガンダム》2号機を強奪する。
　そして，シルエットフォーミュラプロジェクトの阻止のために，ブレイウッドをコロニー外から撃ち落とそうとした本艦に対して，コロニー内からのGバードによる砲撃を敢行したことで，エイジャックスはブリッジを撃ち抜かれ撃沈している。