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イングレッサ領
説明
北アメリア大陸の東海岸に位置するラインフォード家が管理する領地[1]。
次期領主と目されるグエン・サード・ラインフォードの先進的な考え方から,次々と工業化が進められ,北アメリアでも屈指の発展を遂げた地域として有名であった。また,独自に組織された民兵組織である「イングレッサ・ミリシャの装備は,他の領が組織したミリシャを上回る近代兵器が揃っており,軍事面でも一目置かれる存在であった。
首都ノックスは産業革命勃興時を思わせる活気に満ちた都市で,他にも領内には,鉱物資源を発掘するビシニティがあり,その鉱物資源によって工業化を進めていた。
なお,ラインフォード家の主城であるボストニア城は,領地全体をとりしきる行政府を兼ねている。
ムーンレィス側との交渉においても,中心的な役割を果たしていたが,交渉決裂後の戦闘によって,首都ノックスは壊滅的な打撃を受け,領としての機能は失われ,事実上の無政府状態に陥った[2]。
なお,一連のムーンレィスとの戦乱の後,合衆制度の発布で,イングレッサ領はイングレッサ州と改名されている。
ノックス
イングレッサ領の首都[3]で,行政府を兼ねるラインフォード家の居城である,ボストニア城がある。
ノックスは,イングレッサ領の首都と呼ぶに相応しい規模と最新の設備を誇っている街で,道のほとんどは石畳で舗装されており,地方でよく見かける馬車の代わりに自動車が行き交っている。また,街の周囲には太陽電池芝のパネルに囲われた環状線の高架があり,その上を水素機関で動く機関車が走っている。
他にも市電が縦横無尽に路上を走っており,イングレッサ最大の図書館や美術館,劇場,デパートなどが軒を連ねていて,ここで手に人らない物はないのではないかと思わせるほどの規模を誇っている。
ミリシャ設立のため,イングレッサ領では二年前(正歴2343年)から20パーセントという法外な特別税が課せられており,資産家の中には領外に財産を移転させる者も増えていた。そのため,グエンはパレードを行い,ミリシャの存在を誇示しておこうとした。
だが,そうした配慮にも関わらず,ムーンレィスとの交渉は暗礁に乗り上げ決裂,また,イングレッサ・ミリシャの(ムーンレィス側にとって)予想外の抵抗にあって戦端が聞いてしまった。
この結果,両軍入り乱れての戦闘となり,ノックスはほとんど空爆されたも同然の被害を受け,事実上壊滅したのだった[4]。
- ボストニア城
テッサ河が流れ込む湖のほとりに建てられており,門は南と西に用意されている。南門は市庁舎ホールの入口で,西門はパーティーの時だけ一般に開放されるラインフォード家の玄関。駐車場は西門を入ったところにあるが,社交会の人々は南門の市庁舎口から入城し,車だけ西門に回して駐車させるのを常にしていた。
ボストニア城の規模は,北アメリアに散在する領主の城の中でも群を抜いている。大きさはルジャーナ領の城の方が勝っているが,壮麗さと多様性ではボストニア城にかなう城はないという点で,衆目も一致を見ていた。
ボストニア城においては,柱などに施された頂部装飾に北方の未開種族が残したトーテミズムが見られる。海門の市庁舎ホールがガリア大陸の東方,グリックにある遺跡から掘り出した円柱を使っていれば,西門は北アメリアの土着文化に即したアーチ構造になっており,そうかと思えば典型的なゴシック式の尖塔も内包しているといった具合で,さながら世界中の文明を網羅したデザインになっているのだ。これを「人類文化の記念碑」と絶賛する者もいれば,「痴呆症にかかった老人が,うろ覚えの記憶を慌てて書き殴ったような建築」と誹謗する向きもあったが,整合性を失わずに複数の文化を結集し,なお威厳を保っているデザインの秀逸さは誰もが認めている。
内部には,行政を司るための機関が置かれており,イングレッサ領の領都としての機能も持ち合わせている。また,その一方で,ムーンレィスとの連絡のために用いられた各種通信機器を保管した部屋もあり,まさに領の中心であった。
だが,ムーンレィスとの交渉中にお互いの不信から交渉が決裂し,その後の戦闘で大きく破壊されてしまった。
- ノックス空港
降下したディアナ・カウンターの母艦ソレイユが,一時的に駐機した。
また,一連の戦乱後には,月と地球を結ぶ往還機の空港として機能し,正暦2346年1月19日には,寄港したディアナ・カウンター艦艇「エディリーヌ」上で、終戦協定と相互協力条約が締結されている。
- ノックス南駅
他の領との連絡を行う為の鉄道路線の駅で,従来は隣領への交通手段のひとつとなっている。
- 博物館
ボストニア城近傍に設置されている博物館。
テッサ河
ノックスの街の外縁を流れる河。
テッサ河が流れ込む湖のほとりにボストニア城が建てられている。
ヒルズ・ソックス
アラマハン山脈
ノックスの北方にある山脈で麓にラインフォード家の別荘がある。
ラインフォード家は,近くの山と牧場をまるまるひとつ所有していて,年に数度しか訪れないプライペート・ゲレンデと,休憩用の山小屋も待っている。
山を望む湖畔には専用のボートハウスまで完備されており,やはり秋の紅葉シーズンの時だけ船遊びを楽しむために,一年を通じて管理人を住まわせている。
ビシニティ
イングレッサ領内の自治地域のひとつ。
ハイム家が管理する鉱山が近くにある街。
詳細は,ビシニティ参照。
ディアナ・カウンター駐屯地
ムーンレィス側と地球側のファーストコンタクトが事実上の失敗となり,大きな被害が発生したのちに地球側とムーンレィス側の話し合いによって決定したディアナ・カウンターが駐屯する場所のこと。とりあえずの停戦条約ではあったが,実際には地球側が一方的に要求を呑まされたと言った方が正しい。
この際にノックス郊外(ノックスの西30キロ)の平原十ヘクタールが一時的にディアナ・カウンターの駐屯地となり,現地に在住する農家はその土地を追われた。
関連項目
編集者
最終更新時間:2017年11月26日 15時34分19秒
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脚注