!!!今井科学 / イマイ *[模型用語/企業] !!説明  今は亡き模型メーカー。  正式名称は今井科学。今井模型という表記は誤りである。  模型メーカーの老舗の一つで,古くからカーモデルやキャラクターキットを数多く展開しており,サンダーバードシリーズなどで,ヒットを飛ばしていた。  しかし,1969年代に倒産{{fn マイティ・ジャックやキャプテンスカーレットといった作品のプラモデルが鳴かず飛ばずで,多大な開発費が経営を圧迫し,会社更生法を適用された。}}の憂き目にあい,工場や金型といった資産や技術者の多くが,[[バンダイ模型|バンダイ]]に引き取られ,一端は事実上の解散状態となった。(ちなみに,バンダイはそれ以前は,玩具メーカーとしての本体のみであり,このイマイの資産を活かす形で,プラモデル部門である「バンダイ模型(現:バンダイホビー事業部)」が立ち上がったのである。)  その後,残った人員で1970年代半ばには,帆船模型によって会社が復興し,続くロボダッチシリーズで,オリジナル路線でのスマッシュヒットを飛ばした。  1982年放映の超時空要塞マクロスのキット化を[[アリイ]]とともに実施,ここでも高い技術力を見せつけ,後々まで語りぐさとなる1/72可変バルキリーや,続編の超時空世紀オーガスの1/40可変オーガス,機甲創世記モスピーダの1/48可変レギオスなどの名作キットを開発している。  しかし,80年代半ばには,アニメ関連キットの売れ行きが極端に鈍り,その後も[[プラモデル]]業界全体が縮小傾向にあった。イマイもその後製品開発を行った,超攻速ガルビオンや超時空騎団サザンクロスでは,製品の開発を途中で中断するなど,ついには経営が再び追い詰められる状況となった。  この時点で,再び,バンダイへ資産売却を行い,マクロスシリーズの金型の一部を売却(実際には,後にほぼすべての金型が売却されているが,フィギュアなど一部は行方がはっきりしていないらしい),かろうじて経営危機はクリアされる。  その後の経営も思わしくなく,2002年,ついに会社を解散し,精算される。  なお,キャラクターキット関連の金型の多くは,バンダイが引き継いだもの以外に,[[アオシマ]]が,多くを引き継いでいるが,そのまま処分されてしまったと思われるものも多く,一部ファンからは非常に残念がられている。{{fn 実際には,金型はまとめて売却されたということなので,サンダーバードのゼロエックス号(大)やデストロイドモンスターのように,整理したところ発見された,という可能性もある。しかし,再販の可能性はきわめて低いと言わざるを得ず,特に,サザンクロス,ガルビオンは,ほとんど絶望的とも言える状況である。}} !!備考  模型に関する用語の集約の為,ガンダムに関連しないもの,関連しないメーカーも含まれています。 !!関連項目 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 模型用語}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。