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イノベイター
- [用語]
- 分類:組織(1),その他(2)
- 区分:西暦(ガンダムOO)
- 出典:機動戦士ガンダムOO
説明
1) 人工生命であるイノベイドが,自らを指し示した言葉
イノベイドを参照のこと
2) 新人類としての「イノベイター」のこと。
革新者を意味する言葉。
ソレスタルビーイングの創設者,イオリア・シュヘンベルグが自らが計画したプランで,後に誕生を予見した新人類。これを実現するための手段のひとつとしてソレスタルビーイング,監視者,そしてイノベイドが生み出された。
人類が宇宙に進出する上で,「来るべき外宇宙での異種との対話」のために人類そのものが進化した姿で,状況を把握する能力,空間を認識する能力に優れ,脳量子波によって意識を共有化することもできる。また,人体を構成する細胞そのものも変化しており,通常の人間よりも遥かに長寿となる。
イノベイターは,高純度のGN粒子を浴び続けることで,人類が変革し発生[1]するものであって,単純な突然変異種では無く,あくまでもGN粒子という外的要因による変位である。
しかし,その能力は子孫に受け継がれていくため,刹那というイノベイターの誕生は,人類がイノベイターへの革新に向けて舵を切ったという事実に他ならない。事実,2364年時には,人類のおよそ4割がイノベイターとして覚醒しており,多くの人類が宇宙に進出するに適合した姿へと変化したのである。
アロウズの反乱以降,数多くの純粋種としてのイノベイターに覚醒する者が増え始めた。このため,地球連邦ではそれらイノベイターをも含む人類のための基盤をつくるために奔走していたが,結果的にELSの来襲により,その基盤作りが一気に加速したといっても過言では無い。(ELSと意思の疎通が可能だったのは,脳量子波を使うことのできる純粋種だけであったためである。)
なお,アロウズの反乱において,イノベイドたちが自らをイノベイターと呼称していたのは,イノベイドのリーダーであったリボンズ・アルマークが,自分たちこそが人類を超える進化種だという思い込みを持ったためであり,リボンズの言葉を借りれば,これもまたリボンズが刹那に接触したが故のイレギュラーであった[2]。
備考
イノベイターとは,元来,流行を作り出す「革新者」を意味する。
流行が変化し,定着していく過程で社会の変化に際して,どのように受け取っていくかを分類したイノベーター理論において,最も「新しいもの進んで採用する」グループをイノベーターという。彼らのほとんどは,現在の社会価値を「自らとは相容れないもの」という位置づけで認識しており,こうした点で言えば,人類という種を,次世代に相応しくないと位置づけたイノベイドこそ,この位置づけは相応しいだろう。
イノベーター理論における流行を広める者,定着させる者を「アーリーアダプター」というが,本作における刹那は,この分類に相当すると思われる。特に劇場版においては,デカルトを含め,数人のイノベイターが登場するが,かれらは自らの方向性を決めるために身の振り方を決定しており,これによってイノベイターの行く末が変化していった。
劇場版エピローグで,人類のおよそ4割がイノベイターとして覚醒したとされているが,彼らは「アーリーマジョリティ」と分類される,一定の評価が行われた後に流行を追いかける大多数となる。(イノベーター理論においては,アーリーマジョリティまででおよそ4〜5割の人間が流行を許容したとなるため,その意味でもイノベイターの説明としては適当かと思われる。)
なお,劇中に登場した一般人(宇宙世紀でいうところのオールドタイプ)も2種類に分類することができる。
イノベイターの登場を受け入れた層と,そうではない層である。前者は,流行が定着してくると受け入れる「レイトマジョリティ」であり,後者は基本的に流行は受け入れない,あるいは一般化するまで受け入れない「ラガード」と呼ばれる層であると定義できるだろう。
劇場版の事件の後,イノベイターの存在に対して,肯定的な一派と,そうで無い一派の間に緊張が高まり,紛争も起きているが,こうした状況はまさにイノベーター理論における流行の定着に近いといえるだろう。
なお,機動戦士ガンダム(宇宙世紀)におけるニュータイプの概念とは,若干ことなったニュアンスがあるが,求めている部分に関しては,似通っているとも言えるだろう。
関連項目
編集者
最終更新時間:2012年02月11日 03時40分12秒
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脚注