トップ 一覧 Farm 検索 ヘルプ ログイン

アレキサンドリア級重巡洋艦の変更点

  • 追加された行はこのように表示されます。
  • 削除された行はこのように表示されます。
!!!アレキサンドリア級重巡洋艦
*[用語]
//*読み:
*分類:艦種
*区分:宇宙世紀
*出典:[[機動戦士Ζガンダム|機動戦士Zガンダム]]
!!説明
 ジオン軍の残党狩りのために結成された[[ティターンズ]]の主力として運用された重巡(宇宙巡洋艦)が,「アレキサンドリア級」である。
 U.C.0083年末に結成されたティターンズは,地球連邦の正規軍とは異なるエリート集団として,独自の戦力の開発を許されており,様々な「専用装備」を開発していた。このアレキサンドリア級もそのひとつとして運用されており,事実上「ティターンズ専用艦」として扱われていた。

 アレキサンドリア級は,ティターンズ設立当時から運用されており,部隊発足時には既に複数の艦が就役していた。(ということは,それを前提としてティターンズの準備が進められていたということになる。)ネームシップであるアレキサンドリアは,U.C.0083に進宙しており,これはティターンズ結成前である。おそらく,発足時に専用モビルスーツとして徴用されたRGM-79Q [[ジムクゥエル|〔RGM-79Q〕ジムクゥエル]]と同様に,連邦軍再建計画における高性能新造艦を同時に建造が進められていた同型艦と共に専用装備として徴用したものと考えられる。
 アレキサンドリア級は,ティターンズ設立当時から運用されており,部隊発足時には既に複数の艦が就役していた。(ということは,それを前提としてティターンズの準備が進められていたということになる。)ネームシップであるアレキサンドリアは,U.C.0083に進宙しており,これはティターンズ結成前である。おそらく,発足時に専用モビルスーツとして徴用されたRGM-79Q [[ジムクゥエル|〔RGM-79Q〕ジム・クゥエル]]と同様に,連邦軍再建計画における高性能新造艦を同時に建造が進められていた同型艦と共に専用装備として徴用したものと考えられる。

 その後,ティターンズの結成と共に,その主力艦として運用され,本級は[[ドゴス・ギア]]の就役まではティターンズの象徴的な艦として扱われていた。その為,1番艦であるアレキサンドリアには,司令である[[バスク・オム]]大佐や実質的な副司令であった[[ジャマイカン・ダニンガン]]少佐が座乗し,指揮を執ることが多かった。
!構造
 本艦最大の特徴は,連邦軍の従来型の艦艇である[[サラミス|サラミス級宇宙巡洋艦]]や[[マゼラン|マゼラン級宇宙戦艦]]とは異なり,当初からモビルスーツの運用を想定して,設計されている点である。
 艦はブロック構造を採用しており,前部ブロックはそのほとんどがモビルスーツ運用のためのブロックとなっている。前部ブロックに用意されたカタパルト及びモビルスーツデッキは上面と下面の二層構造となっており,計4本のカタパルトを有している。
 ブリッジは独立したユニットで,これが艦後部の独立したエンジンブロックと接合しているため,外観的にはかつて旧ジオン公国軍が用いてた[[ムサイ級|ムサイ級宇宙軽巡洋艦]]に似たシルエットとなっている。(なお,一説には,本級はムサイ級の設計思想を取り入れた砲撃艦タイプの艦をMS運用艦として設計変更したとも言われており,この設計への介入が後のティターンズ首班[[ジャミトフ|ジャミトフ・ハイマン]]准将である可能性は否定出来ない。)
 なお,こうしたブロック構造は,それぞれが独自に廃棄可能となっており,高いダメージコントロール力を発揮する。

 大気圏突入能力や離脱能力は持たない純然たる宇宙艦であるが,当時ティターンズは独自のマスドライバーやシャトル打ち上げ施設を有していたため,これは問題とされなかった。その代わりに,対艦打撃能力やMS運用能力の底上げが徹底されており,一年戦争時に空母として建造が進められた[[ペガサス級|ペガサス級強襲揚陸艦]]を上回るMS運用能力を持っているのが特徴である。(ただし,ペガサス級は後に強襲揚陸艦にカテゴライズされており,一年戦争以降,連邦軍にはMS空母は正式には存在しない。)
 また,莫大な建造・維持コストを必要とするペガサス級に対して,本級は低コストであるとされており,一年戦争後に宇宙軍の再編を進めていた連邦軍にとっては,理想に近い艦艇だったと考えられる。(無論,新規建造艦よりは改修艦の方がコストは少ないのだが,ティターンズがフラッグシップ艦を欲していたことを考えると,本級はティターンズにとっても都合のいい艦艇だったといえるだろう。)
!グリプス戦役後のアレキサンドリア級
 アレキサンドリア級の建造はU.C.0083年頃からU.C.0087年頃までと考えられており,建造された艦のほとんどがティターンズに配備された。無論,これはティターンズの連邦軍内部での政治力の強さがもたらしたものであったが,それが災いし,バランスの良い艦でありながらも,グリプス戦役後は建造されることが無かった。逆に言えば,それだけアレキサンドリア級=ティターンズという印象が強くなっていたのである。

 建造された艦の多くが[[グリプス戦役]]時に失われているが,これはアレキサンドリア級がティターンズの象徴的な存在であったため,エゥーゴ側の戦力が優先的にこれを排除したためとも言われているが,詳細は明らかではない。
 なお,極めて例外的であるが,連邦正規軍の一部に配備された艦やグリプス戦役時をわずかながら生き残った艦も存在する。これらの艦はその運用性の高さから,様々な改修が加えられ,一部はザンスカール戦争時にも確認されるほどの息の長い艦となった。

 グリプス戦役時に巡洋艦として運用されていた艦は,本級を除くとその多くが旧来のサラミス級の改修艦であり,本級がティターンズに独占使用された結果,連邦正規軍の装備更新は大きく遅れることとなった。(無論,艦の更新は莫大なコストがかかることもその理由の一つではあるが。)
 だが,第1次ネオ・ジオン戦争後には,艦の維持コストや外郭機動艦隊の戦力補充,失われた正規軍艦艇の補充などの名目で,新規設計艦が建造され配備された。これが,クラップ級であり,この優れた設計は,U.C.0150年代に至るまで運用が続けられることとなる。
!改アレキサンドリア級重巡洋艦
*出典:[[機動戦士Vガンダム]]
 名目上は「アレキサンドリア級」としか呼称されないが,一部資料では改修艦として掲載されているのが,グリプス戦役後に近代化改装を受けたアレキサンドリア級巡洋艦である。(実際には,アレキサンドリア級重巡洋艦のカテゴリのままで運用されることも多く,それほど厳密に分類されていなかったようだ。)

 グリプス戦役後,ティターンズの印象が強すぎるアレキサンドリア級の建造は行われることはなかったが,戦役を生き延びた艦は,その建造コストもあり多くが従来通り運用されることとなった。
 こうした艦は,単艦での特殊任務や一部の外郭艦隊などに運用がまかされ,独自の改修が施されることも多かった。逆に言えば,こうした運用の結果,意外にも艦齢を重ねる艦もあり,こうした艦はU.C.0090年代に誕生したカイラム級やクラップ級同様,長期にわたり運用されることとなったのである。
 こうした艦を暫定的に改アレキサンドリア級と呼ぶ場合もあるが,多くはU.C.0120年代以降に改装を受けたビームシールドを搭載した艦などのことを指す。
!!登録艦
:アレキサンドリア級:
*[[アレキサンドリア]]
*[[アスワン]]
*[[アル・ギザ]]
*[[アルカスル]]
*[[カンダハル]]
*[[ハリオ]]
*[[ベオグラード]]
*[[メソポタミア]]
*[[ロンバルディア]]{{fn 資料によっては,ロンバルディア級との表記も見られる。}}

:改アレキサンドリア級:
*[[ガウンランド]]
*[[リーンホース]]{{fn 小説版機動戦士Vガンダムでは,アレキサンドリア級として扱われている。なお,テレビ本編ではクラップ級であり,こちらが正史となる。}}
!!関連項目
*[[ロンバルディア級宇宙戦艦]]
!!編集者
*あさぎり
----
{{category 用語}}
{{category 艦種}}
{{category 用語・UC}}
----
{{lastmodified}}
!!ノート
■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]]
※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。