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アニメディアの変更点

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!!!アニメディア
*[雑誌]

!!データ
*発行:毎月1日
*発売日:毎月10日
*定価:500円(変動有り)
*刊行:アニメック(ラポート)

!!説明
 [[アニメ誌]]のひとつ。発行元は[[学習研究社|学研]](現在は学研パブリッシング)。
 誌面サイズは,創刊当時はA4版であったが,2010年4月号よりA4ワイド版となっている。
 現在でこそ,アニメージュに次ぐ老舗アニメ誌だが,創刊は,1981年6月と,まさにガンダムブーム絶頂期であり,アニメ誌の乱立時代の誕生である{{fn 創刊順で言えば,OUT,アニメック,アニメージュなどにつぐ7番目と比較的遅かった。}}。しかしながら,30年を超える年月は,既に二世代,三世代誌としての風格も備えている。(後述するが,それでいて創刊時のコンセプトが失われていない点は,特筆すべき点である。)

 アニメ誌の乱立時代には,「メディア」と通称されていた。また,当時の読者を「メディナー」と呼称しており,これは他のアニメ誌同様読者の囲い込みの一環だった。

 創刊当時から,アニメ全般を「浅いが幅広く」紹介する点が大きなポイントであり,低年齢層向けアニメにまでその幅は広げられているのも特徴。そのためややもすると「低年齢層向けアニメ誌」といったイメージで語られやすいが,ある意味本来のアニメの視聴層向け雑誌,という意味合いを保ち続けているとも言えるのである。
 また,読者コーナーの充実もポイントであり,付録や記事と合わせて「見る・読む・飾る・参加する 4倍楽しめるアニメ情報誌」というキャッチコピー通りの誌面作りが継続している。(かつては,それこそ年少児童誌の様な組立付録なども付属していたことがある。)こうしたファンと共に誌面作りをするという方向性は現在も継続しており,他のアニメ誌にはない「季節のイベント」を取り扱ったり,誌面そのものがファン参加型であったりといった特徴がある。

 このため,毎月の特集でも他のアニメ誌が,新規キャラクタやメカといった作品世界に絡む方向性のイラストなどで誌面を飾るのに対して,アニメディアでは季節にあったイベント(例えば,12月にはクリスマス,1月には正月といった)を中心にした書き下ろしイラストが誌面を飾ることが多い。(従って,夏の水着特集などは定番化している。)


 ガンダム関連で言えば,ファーストガンダム劇場版の頃から既にフォローを数多く展開しており,ほぼ全ての作品に関して,積極的な記事展開を行っている。その中でも新機動戦記ガンダムWは,かなり力を入れた記事展開を実施し,ガンダムWの女性人気のきっかけを作った雑誌でもある。(関連誌「ピチ」では,準公式ともいえる漫画作品が掲載されていた。)

 また,いわゆる「少年まんが」,「少女まんが」という王道路線の特集から,アニメファン向けのマンガ雑誌としてのSFアニメディア(後にNORAと誌名変更し,さらにこれから女性向けのピチが枝分かれする)を創刊したこともある。同様に,80年代には当時流行となったオリジナルビデオアニメーション{{fn 学研の雑誌では当時から,オリジナルアニメーションビデオ・OAVという用語を使っていた。これは,一部でOVAを商標化しようという動きがあったことと,「ビデオアニメーション」と「アニメーションビデオ」を区別していたことが理由である。}}のためにOVA専門誌として「アニメV(後にLookerと誌名変更)」を創刊し,いわゆる美少女路線が増え始めた90年代末には,こうした作風の作品の特集コーナーを切り離して,メガミマガジンを創刊するなど,あくまでも本誌は「幅広いアニメ作品を取り扱う」というスタンスを崩していない。

 蛇足ながら,NORAでは,後にクロスボーンガンダムを描く,長谷川裕一氏のマップスなどが連載されており,同誌から刊行されたコミックスにサイバーコミックス掲載の「逆襲のギガンテス」がある。

!SFアニメディア / コミックNORA
 1985年にアニメディア別冊として刊行され,その後独立創刊に至ったコミック誌。
 当初は,SF風少年漫画雑誌としての印象が強い別冊であったが,連載作品であるマップスやサイボーグ009など作品の人気もあって,後に「コミックNORA」として独立創刊する。
 アニメ作品のオリジナルストーリーや,既存漫画の続編,完全新作漫画など,様々な方向性の作品があり,マップスのようにアニメ化が進行した作品もあるなど,メディアミックスの先駆けのひとつといっていいだろう。
 マニア向けともいえる雑誌ではあったが,10年あまりの刊行期間に数多くの単行本やアニメ化作品を輩出するなど,一応の成功を収めた雑誌と言えるだろう。
 しかし,主力であるマップスの連載終了後パワーダウンが否めず,休刊することとなった。

 なお,ガンダム関係の漫画が掲載されたわけではないが,クロスボーンガンダムの長谷川裕一,ブラスターマリの池田恵なども連載を行っていた。また,サイバーコミックスの休刊に伴い,逆襲のギガンテスは,NORAコミックとして発売されている。

!メガミマガジン
 アニメ,それも美少女アニメの専門誌。
 もともとは,アニメディアの1コーナーであった各アニメ作品の美少女キャラのコーナーが独立した物で,1999年7月に増刊として発刊後,2003年に独立創刊した。(当初は,Looker枠を利用した物。)
 アダルトパソコンゲームなどが原作となった,いわゆる美少女アニメやコンシューマなどに移植されたそれら「ギャルゲー」などを主に取り扱う誌面であったが,徐々に拡大していき,各作品の美少女キャラのみを特集したり,少女向けアニメのキャラクターを特集するなどの幅広い(が,ターゲットは絞られた)編集方針を採っている。
 コメットさん,リリカルなのは,ギャラクシーエンジェルなど,積極的にタイアップした結果,ヒットした作品もあり,これらの漫画連載まで引き受けるという,単なるアニメ情報誌というスタンスそのものではなく,ブームを共に作っていこうという方向性が見える。

 最大の特徴は,毎号巻頭巻末に付属する多数(通常20面前後,多いときには30面を越える)の折り込みピンナップで,多種多様な書き下ろしイラストが付属しており,一時期はこれをポスター化したり,販売していたりしたが,こうした行為が絵画商法だとしてトラブルとなっている。
//あるイラストレーターとの間で問題が指摘されているが,ブログの記述だけでは,正直なところ画廊側の問題なのか編集部側の問題なのかは卯が界知ることは出来ない(=イラストレーター側は編集部に責任有りと感じるしかない)。
 しかしながら,こうした誌面作りは読者側に高い評価を得ており,後発の類似誌も採用せざるを得なかった。これら類似誌のなかで2011年現在まで生き残っているのは,ニュータイプから独立創刊した「娘タイプ」くらいのものであり,いかにメガミマガジンが強力であったか判ろうものである。

 また,増刊として「メガミマガジンクリエイターズ」という,特定のクリエーターに着目した雑誌も刊行しており,これもまた一定の評価を得ている。

!アニメV / Looker
 学研が刊行したOVA専門誌。
 1985年創刊,1998年にLookerと誌名変更している。
 OVAブーム期に創刊されたOVA専門誌で,続々と創刊された競合他誌が見事に潰れていく中,アニメディア同様の固い編集方針で,安定して刊行が続けられた。
 しかし,深夜アニメなどへの放送媒体の以降に伴い,OVAというジャンルそのものが衰退していくこととなり,深夜アニメなどを中心としたアニメ総合誌として再出発したのが,Lookerである。
 Lookerは,アニメディアよりも上の年齢層をターゲットとしたが,それらの層は,既に(言葉は悪いのだが)オタク化した層であり,アニメディア的な広く浅い情報を,ではなく,深く凝った情報を求める層であったこともあり,結果的に1999年に休刊となった。

!声優アニメディア
 学研刊行の声優誌。

!!関連項目
//*[[NORA|現代用語の〔似非〕知識:NORA]](現代用語の〔似非〕知識)
//*[[SFアニメディア|現代用語の〔似非〕知識:SFアニメディア]](現代用語の〔似非〕知識)
//*[[メディナー|現代用語の〔似非〕知識:メディナー]](現代用語の〔似非〕知識)

!!編集者
*あさぎり
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{{category 関連用語,雑誌}}
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!!ノート
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