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アニメック

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アニメック

  • [雑誌]

 データ

  • 発行:毎月1日
  • 発売日:毎月10日(変動有り)
  • 定価:480円(変動有り)
  • 刊行:アニメック(ラポート)

 説明

 株式会社アニメック(ラポート)※が刊行していたアニメ雑誌。通称「メック」。
 創刊時は別名であったが,79年から「アニメック」として刊行を行った。

 独自視点で早くからガンダムを取り上げており,創刊16号でガンダム大辞典と名付けた特集(実は,それ以前の号から事実上ガンダム特集は継続して行われている)を行い,ここで作品の裏設定に当たる各種設定が生み出された。(現在オフィシャルとなっている設定のほとんどの基礎部分はここでできあがったもの。例えば,ガンダムの型式番号RX-78などもそうである。)[1]

 アニメ誌ではあったが,総合誌的な新作紹介やストーリー紹介に加え,作品の資料やそれを中心とした批評にも力を入れており,当時各種スタジオや監督などに実施したインタビュー類は,非常に貴重な物が多い。(富野監督の「富野語録」などはその一例である。)と同時に,こうしたインタビューに際して,きちんとした批評で望んだ点もあり,数多くの設定や裏設定が,結果的に本誌から語られた,という事例も多いのである。
 こうした資料類は,別冊としてまとめられその多くはラポートから刊行され,定期的に再版あるいは改訂が行われた為,入手も比較的容易だった。しかし,ラポートが精算してしまった為,現在,これらの入手は古書店に頼るしか無くなっている。(蛇足ながら,ラポートの資産は,大都社が引き継いだのだが,ガンダム関連の資料が刊行されるかどうかは不明。)

 株式会社アニメックは,ラポートが設立したアニメグッズ専門店であり,当初はアニメックもこの名義だったが,最終的にラポートに変更されている。
 グッズ店としてのアニメックは,ラポートの清算後別会社が運営していたが,2007年に業務終了しており,現在はアニメグッズ専門店としては,アニメイトとゲーマーズのみとなっている。

 関連項目


 編集者


[関連用語,雑誌]


最終更新時間:2011年08月12日 16時15分10秒

 ノート

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脚注

  • [1]この辺りの顛末については,多少誇張はされているが,ガンダムエース連載の「機動戦士ガンダムさん」枠内「ガンダム創世」に詳しい。あれが全て真実ではないが,全てがフィクションでもないのである。特に当時小牧氏が果たした役割は大きく,その点でも評価されるのが,このアニメックの特徴である。