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アークエンジェル級強襲機動特装艦の変更点

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!!!アークエンジェル級強襲機動特装艦
*[用語]
//*読み:
*分類:艦種
*区分:[[コズミック・イラ]]
*出典:[[機動戦士ガンダムSEED]]
!!説明
 地球連合軍の開発したモビルスーツ搭載艦。
 [[ザフト]]の運用するモビルスーツに苦戦する連合にとって,悲願であった独自のモビルスーツの開発とともに進められた「戦術上モビルスーツと連携し,運用される艦艇」が,本級「アークエンジェル級」なのである。
 ただし,本級の建造は地球連合の総意によるものではなく,連合の中でも強権的な力を持つ,[[大西洋連邦]]が,あくまでも自国の戦力として独自に開発を進めていたものであった。

 本級の最大の特徴が,連合艦として初めてモビルスーツの運用を前提とした構造となっているという点である。
 これまでの連合艦艇は,モビルアーマーの運用に特化した艦であり,多くのモビルアーマーを戦術的に運用するには長けていたが,モビルスーツの運用に関してはノウハウを持たない大西洋連邦としては,独自に開発したモビルスーツ「G」の想定した戦闘状況を作り出すための能力をアークエンジェル級に与えている。
 すなわち,過剰なまでの武装と同時に防御兵装も充実しており,空母的母艦でありながらも,戦線に突出することが可能な艦艇となっているのである。(もちろん,モビルスーツ相手の戦闘では極めて不利となるが,遠距離の砲撃戦などでは,多少突出しても先にモビルスーツを展開できるというメリットの方が大きい。)

 また,初めての実戦型モビルスーツ運用艦であり点は,建造ノウハウだけではなく,運用ノウハウすらも存在しない状態から開発が進められた上,実際にモビルスーツを運用しながら実用試験も兼ねることもあって,様々な新機軸が投入されている。

 こうした機能の一例が,大気圏内での運用能力{{fn ちなみに,作中ではアークエンジェルがなぜ大気圏内を飛行可能であるか,という点に対する回答はなされていない。また多くの場合,海上を航行しており,この際の推進方法についても明確に示されていない。アークエンジェルは核融合パルスエンジンという設定であり,本来は非常に大気圏内で運用するには危険であるが……。}}であり,本級は自力での大気圏突入が可能である。また,大気圏内での飛行も可能である。(ちなみに,連合,ザフトともに当時大気圏内を飛行可能な艦艇はなく,停戦終了後の再戦時でも[[ミネルバ]]を含め,数えるほどしか存在しない。)
 なお,大気圏離脱にはマスドライバーによる加速を必要とするが,アークエンジェルの[[オーブ連合首長国]]からの脱出時にはイズモ級用の増速ブースターを装備し,これをマスドライバー代わりとして大気圏離脱を行っている。
!建造
 本級の基本設計は,オーブの[[イズモ級宇宙戦艦]]のノウハウが投入されている。
 大西洋連邦が,オーブへの開発委託を行った背景は様々指摘されているが,やはり中立国であるオーブの高い技術と,中立国であるが故のザフト側技術の導入の双方も考慮されていたものと考えられる。
 両舷にモビルスーツカタパルトを備えた独特の形状であり,1番艦アークエンジェルを追尾したザフトの[[ラウ・ル・クルーゼ]]は,アークエンジェルのことを「'''足つき'''」と表し,以後,正式名が通達されるまで,ザフトではこの通称が用いられることとなった。

 連合軍の艦種区分では,300m超級{{fn 当初言われていた250m級というのは,実質的に初期設定となってしまった。当初,劇中での描写は第8巻隊旗艦300m級メネラオスより若干小さめの印象であったが,後の資料類(ファクトファイル等)では,全長420mとなっている。このため,初期に「サイズ」を基準としていた艦級が,一般的な艦名を基準としたものと変更されたものとも思われる。}}に相当する本級であるが,先に示した特徴的な機構や構造などから,「アークエンジェル級強襲機動特装艦」と命名されており,従来の慣例から逸脱した名称となった。(これには,大西洋連邦の独自艦であるため,こうした命名を行ったという説もある。)
 これ以降,連合の艦艇はサイズ別艦級から艦種別艦級へと変化し,本級を持って艦隊編成も大きく変化することとなった。

 ネームシップである「アークエンジェル」は,ザフトの[[ヘリオポリス]]急襲の際,強奪を免れたGAT-X105ストライクと護衛のため赴いていた,ムウ・ラ・フラガ大尉のメビウス・ゼロを搭載し,ザフトからの逃避行と繰り広げることとなった。(その後の経過については,アークエンジェルを参照のこと。)
 一方,2番艦であるドミニオンは,後に連合の主力部隊として投入され,皮肉にもアークエンジェルと激戦を繰り広げることとなった。

 こうした状況からか,以後本級が建造されたという資料はなく,最終的には,2艦しか確認されていないのだが,後の連合の艦艇に影響を与えたのは事実で,輸送艦や戦闘艦([[ガーティ・ルー]])などにその意匠をみることができる。
 なお,戦いを生き残ったアークエンジェルは,停戦時に大きく改修されており,更に多機能な艦艇へと生まれ変わっていることを付記しておく。
!機能・構造
 アークエンジェル級最大の特徴は,述べた通りモビルスーツの運用が前提となっている点であるが,艦そのものの構造や機能にも従来の発想に無い新技術が投入されている。

 まず,艦体はブロック構造により構成され,必要に応じて改修・改良が可能な形となった。これは,原型となったオーブのイズモ級のノウハウが投入された結果であり,後にザフトが建造する新造艦ミネルバにも影響を与えている。
 また,搭載モビルスーツにビーム兵器を標準搭載したことから,カウンター兵器としてのビーム兵器の登場(皮肉にも,実際には奪取された自軍MSの武装であったが)を防御するためにラミネート装甲という対ビーム兵器装甲を装備しているのもひとつの特徴である。
 従来のザフトのビーム兵器は,ジンなどの拠点攻略用装備など限られていたため,アンチ・ビーム・爆雷など限られた装備だけであったが,アークエンジェルはさらに一歩先を行ったとも言えるのである。

 推進機関は,レーザー核融合パルスエンジンで,大気圏内飛行もレヴィテイター{{fn 機能だけで,詳細は不明。}}によって可能となっている。
!!登録艦
*[[アークエンジェル]]
*[[ドミニオン]]
!!関連項目

!!編集者
*あさぎり
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{{category 用語}}
{{category 艦種}}
{{category 用語・SEED}}
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{{lastmodified}}
//統合履歴
//2011.09.16:「足つき」を統合
!!ノート
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