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〔ZGMF-X56S/θ〕デスティニーインパルス

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デスティニーインパルス

  • [MS]

 データ

機体データ
型式番号ZGMF-X56S/θ
兵器区分装備換装型モビルスーツ
 万能型特殊装備シルエット装備
所属ザフト
パイロット1号機:マーレ・ストロード
2号機:?
3号機:コートニー・ヒエロニムス
製作データ
デザイナー大河原邦男
初出作品機動戦士ガンダムSEED DESTINY-MSV
参考文献

 スペック

項目内容
全高19.21m
頭頂高Unknown
本体重量Unknown
全備重量Unknown
重量84.68t
シルエット重量21.14t
ジェネレータ出力Unknown
スラスタ推力Unknown
装甲VPS装甲

 武装

M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ x2

 インパルスガンダムの両腰部に装備されている,高周波ブレードナイフ。
 前大戦のおり,X-105のアーマーシュナイダーに因る自軍MSの撃破率を鑑み考案されたと思われる。それ自体に電源が内蔵されている為(ホールド状態で充電されている),機体がエネルギー切れになった場合でも最後の武器としての使用が出来る。

MMI-GAU25A 20mm CIWS

MA-BAR72 高エネルギービームライフル

 マティウスアーセナリーMA製ビームライフルの最新モデル。
 フリーダムやジャスティスの兵装であったMA-M20ルプスを改良し,デュートリオンシステム仕様に変更した。当初ビーム兵器に関しては後れを取っていたザフトだが,ここに来て連合を凌駕した感がある。

RQM60 フラッシュエッジ ビームブーメランx2

MX2351ソリドゥス フルゴールx2

 前腕部ビームシールド発生装置。

テレスコピックバレル展伸式ビーム砲塔x2

 背部ビーム砲。

MMI-710エクスカリバー レーザー対艦刀x2

 背部ビームソード。

 概要

 ZGMF-X56S《インパルス》は,いわゆるヤキン・ドゥーエ戦役の後に締結されたユニウス条約に基づいて建造されたザフトの新型モビルスーツである。
 インパルスは,セカンドステージシリーズと呼ばれる開発計画において建造された機体で,ニューミレニアムシリーズとして開発が進められたザクシリーズとともに,次世代のザフト製モビルスーツとして大きく期待されていたものである。

 インパルス最大の特徴が「シルエットシステム」と呼ばれる武装換装機構を導入していることである。シルエットシステムは,前大戦において地球連合が開発したGAT-X105《ストライク》が導入し,後に連合の汎用型モビルスーツの多くが採用したストライカーパックシステムと同等のもので,背部装備を換装することで,機体特性そのものを変化させようとするものである。ストライカーパックシステムとの最大の相違点は,ストライカーパックが基本的に出撃時の装備選択であり,戦場での換装を想定していないことに対して,シルエットシステムでは,自律飛行型(無論,ある程度のプログラムパターンによるものであり,実際に機体コントロールがリアルタイムで行われている訳ではない)のシルエットフライヤーによるシルエットの輸送と戦場における換装を実現している点にある。

 インパルスが,換装システムを採用した最大の理由がユニウス条約によるモビルスーツの保有数の制限である。両軍共に保有数が限られたため,局地戦用のモビルスーツで保有枠を消費するよりも汎用機をその局地戦向けの装備で特化させた方が総合的な数を揃えられるためである。 結果として,ユニウス条約後の機体は,ほぼ全てが何らかの換装システムを備えているのである。(なお,停戦破棄後はこの条約は適用されていない。)

 また,インパルスは分離合体機構を搭載したことで,機体数の制限を回避した部分もある。すなわち,コクピットブロックの存在するコア・スプレンダーそのものをモビルスーツと見なし,チェストフライヤー,レッグフライヤーはあくまでもパーツとして割り切ったのである。この結果,多量に存在する予備パーツを換装することで,機体そのものの稼働効率を高めることとなった。これは,他の通常型モビルスーツが,機体を損壊した場合に,直ちに戦場に復帰できないことを考えれば,極めて大きなアドバンテージであると言えるだろう。(実のところ,他のセカンドステージ機も同様のシステムを導入するコンセプトはあったものの,諸問題から導入が見送られており,ある意味インパルスに導入されたシステムは「絵に描いた餅」であった面は否めないだろう。)

 また,インパルスには新たにデュートリオンビーム送電システムが採用されている。これは,バッテリー搭載型モビルスーツの持つ物理的な稼働時間の制限を撤回するために考案されたもので,遠隔地からワイヤレスでのエネルギーの供給を可能とする機構である。これによって母艦が存在する限りエネルギー切れが(理論的にではあるが)無くなっている。

 実のところインパルスは,単体での戦闘能力はそれほど高くない。
 これはシルエットを装着した運用が前提となっているためで,戦場において必要に応じてシルエットを換装しながら,戦闘を継続することを目指したものであるためである。

 このため,数多くのシルエットが開発,あるいはプランニングされることとなった。
 インパルス8番目のシルエットとしてプランニングされた「デスティニーシルエット」は,その成り立ちが少々異質なものである。
 元々,インパルスの各シルエットは,インパルスをその戦場における最適なモビルスーツへと変貌させるという目的があって開発されたものである。しかしながら,この考え方で開発を進めることで誕生した各シルエットは無秩序に単機能に特化することとなってしまった。これは,母艦とインパルスの間を常にシルエットフライヤーが往復するような状況を作りかねず,ある程度の万能性を持ったシルエットの必要性が叫ばれたのである。(なお,実際に採用されたα,β,γのコードの3種のシルエットは,それぞれ目的は設定されているものの,それら以外の戦闘に対応できないわけではなく,比較的多様性に富んだものとも考えられる。未だ明らかにならない,δ,ε,ζ,ηの各コードのシルエットは,プランニングされたものの先述の様な「単機能に特化しすぎた」シルエットであったものと思われる。)

 デスティニーシルエットは,こうした単機能特化型の問題点に対して,再び万能性を持たせることで,モビルスーツそのものを万能兵器として位置づけようというプランに則ったものなのである。すなわち,中長距離の砲撃戦・機動戦対応に加え,近距離での格闘戦まで対応するというものであった。
 このプランと同様のプランは,インパルスの雛形とも言える地球連合のストライクでも実は考案されていた。ところが,贅沢な要求過ぎた仕様は,機体のバッテリー消費量の限界点を見せつけることとなったのである。プランそのものは,ストライクのIWSP(統合兵装ストライカーパック)と同様に見えるが,よりバッテリー消費の大きな兵装を装備したデスティニーシルエットが,同様の状況に陥るのは必然であった。
 デスティニーインパルスは,少なくとも数回のデュートリオン充電を戦闘中に必要とするという極めて燃費の悪い機体となってしまったのである。
 IWSPが新型バッテリーの開発によってなんとか実用にこぎ着けたのに対して,その都度の充電で対応を行わなければならないデスティニーシルエットの運用は事実上不可能であり,同様の装備を持った新型機(こちらは,核動力を導入する予定であったため,バッテリー消費の問題については,クリア可能と想定された)に名称が引き継がれることとなった。
 完成した4機のデスティニーシルエットは,それぞれ限定された状況下での運用は可能であったため,インパルスに装着し,運用されたと言われるが,当初の想定にはほど遠い状況であったともいわれる。

 引用

GUNDAM WAR プロモカード SEED SP53

 3つのシルエットの特性を合わせ持つデスティニーシルエットを装備した形態。機動性,格闘力,火力の全てにおいて高い性能を持つが,エネルギー効率の悪さから実戦配備は見送られている。

 備考

 現時点で,以下のカラーリングが確定している。

  • 1号機/大河原イラストカラー
  • 2号機/木村作例カラー
  • 3号機/沼本作例カラー(青紫)
  • 4号機/不明

 関連項目

 編集者


[MS/MA・Z]
[モビルスーツ・DESTINY-MSV]
[加筆募集・MS]


最終更新時間:2016年07月03日 21時50分20秒

 ノート

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脚注