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〔YMS-07A〕プロトタイプグフの変更点

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>>[[ユーザーファイル入口|USER/〔YMS-07〕プロトタイプグフ]]
!!!プロトタイプグフ
*[MS]
!!データ
,機体データ{COLS:2|LEFT}
,型式番号,YMS-07A / YMS-07
,兵器区分,局地戦用試作モビルスーツ
,所属,ジオン公国軍
,パイロット,ジオン公国軍兵
,製作データ{COLS:2|BGCOLOR:88aaff|BOLD}
,デザイナー,大河原邦男
,初出作品,MSV
,参考文献,ガンダムメカニクス ほか
!!スペック
,項目,内容
,全高,18.2m{{br}}18.5m{{fn ガシャポン戦士シール}}
,頭頂高,17.7m
,本体重量,58.2t{{br}}80t{{fn ガシャポン戦士シール}}
,全備重量,Unknown
,重量,55.7t
,ジェネレータ出力,Unknown
,スラスタ推力,Unknown
,装甲材質,超硬スチール合金
!!武装
!ヒート・ホーク
!シールド
!!概要
 YMS-07(YMS-07A)《プロトタイプグフ》は,地球侵攻作戦の実施を鑑みてプランニングされた陸戦用(局地戦用)モビルスーツである。(なお,機体名称の「プロトタイプ」は,後年制式量産に伴い,試作機に与えられた通称であり,機体名そのもので言えば,本機も「グフ」である。)

 本来モビルスーツとは(汎用機とはいえ)宇宙戦を想定した兵器であり,地球の環境下での運用効率を考慮したものではなかった。このため,開戦を控えた公国では,地球侵攻作戦の実施も考慮し,局地戦用モビルスーツの開発に着手したのである。
 多くの場合,いわゆる水陸両用型といった「地球上の各種環境」を想定した機体を局地戦用機と解釈しがちであるが,実のところ,公国軍にとって地球環境下そのものが「局地戦」であったのである。
 当初プランとしては,MS-06《ザク》の改良案が先行して開発され,陸戦用のJ型(地上で不要となる空間戦闘用装備を取り外し,ソフトウェアを書き換えたもの)が用意されたが,地上の環境は公国軍上層部が考えるよりも過酷であり,J型では対応が困難な領域が数多く存在することからほぼ同時期に各種環境下での専用機の開発がスタートしている。
 MS-07《グフ》は,各種の水陸両用モビルスーツと同様にJ型の生産がスタートしてすぐに開発が始まっている。当初は,競作としてYMS-07とYMS-08の2案が用意され,MS-06の基本設計を踏襲した07が,新規開発機である08を下して採用を勝ち取っている。
 YMS-07は,多くの部品をMS-06と共有しているため,生産コスト面でも有利であったことは否めないだろう。
 なお,驚くべきことにYMS-07は,MS-06以上に重装甲であるが,部品の軽量化と冷却機構の充実によってMS-06を上回る運動性能を獲得することができたのである。この点も,地球という環境が,モビルスーツの冷却面では有利に働いたということなのであろう。

 YMS-07は,武装を内蔵したYMS-07Bを経由した後,先行量産型のMS-07A(内蔵武装の量産が間に合わなかったため,ザク同様の通常型マニピュレーターを装備している)を経て,MS-07Bとして本格量産に移行している。
!開発
 YMS-07は,当初,内蔵火器を装備していない通常型マニピュレーターの機体としてロールアウトしている。この時点で,内蔵火器を除けばほぼ「グフ」としての機体構成は完了している。

 実は,YMS-07の生産数については明らかとなっていない。
 各種資料に記載されているのは機番であり,よく「YMS-07Aは2機生産された」という記述が「3号機以降の機体は固定武装が装備されたYMS-07B型となっている」という点を根拠に語られることが多い。
 しかしながら,これは総数ではなく,おそらくは評価試験時の機番によるものと考えた方が打倒である。すなわち,評価試験に用いられたYMS-07型の3号機以降がB型となっている,というもので,予備機や建造部品として用意されたYMS-07A型はこれを上回るのである。
 実際,MS-07H《グフ飛行試験型》の開発においては,3機のYMS-07Aと1機のYMS-07Bがベース機として提供されており,この時点で少なくとも3機のYMS-07Aが存在していたことになる。(飛行試験型は,評価試験の終了したYMS-07を利用して開発が行われており,そのためにわざわざYMS-07を追加生産するとは考えにくいのである。通常ならば,生産に移行した生産型を不足分として提供するはずである。)

 こうした評価試験に用いられなかった機体や予備部品から組み上げられた機体は,いくつかの記録に見ることができることから,YMS-07そのものは,様々な形で運用試験が行われていた可能性も存在する。
 実際,近年発見された資料には,YMS-07の各種サブタイプと思われる機体が確認されており,これらは細かい改装が加えられていたことを示唆している。おそらくYMS-07の3号機も改装によって後の標準仕様と同等の装備となった最初の機体であることから,記述に名が残ったものだと考えられる。

 正式に開発が開始されてからは脚部動力パイプの内蔵化や出力不足であったバックパックの変更等の問題点を改良し,トライアルが継続された。
 この試験結果を受け,MS-07Aが誕生することとなったのである。
!!引用
!ガシャポン戦士新型シールアルバムNo.1(4A プロトタイプグフ YMS-07A)
 ザクに変わる新機種として研究された試作MS。ザクの宇宙専用装備を取り外し,固定武装やラジエーターなどの地上用機能を強化した。 
!!備考
 資料によってはYMS-07,YMS-07A双方の表記があるが,実質的には同じ物と考えられ,当初仕様の機体が,改装されたB型(YMS-07B)の登場によって「A型」と定義されたものと考えられる。
 なお,MSVの設定で言えば,当初2機のYMS-07Aが生産された後,B型(YMS-07の3号機以降)に移行しているのだが,MS-07Hとの整合性や,オリジンにおけるMSDで設定された新たなバリエーションなどとの兼ね合いから,A型が2機のみの建造とは考えにくい。
 このため,概要本文のような解釈となっている。
!機番とカラーリング
 プロトタイプグフとして提示される画稿は,カーキ主体のカラーリングであるが,この画稿はシールドなどのマーキングから評価用の2号機だと思われる。
 ガンダム・ジ・オリジンのアニメ版に合わせて展開されているMSDでは,新たに書き起こされた画稿を「YMS-07のマイナーチェンジ機」と位置づけており,機動実証機(07A-0)と戦術実証機(07B-0)がそれぞれ改装によって誕生したという状況に集約しているようである。(実際,戦術実証機は,B型とA型の折衷的な部分が存在する。)
 従って,本文の解釈を適用すれば,2号機までは改装されずにA型のまま評価が続けられ,3号機以降が実際の装備を適用した評価が行われた機体,ということになる。
!!関連項目
*[[MS-LEXOCONのデータを参照する|MS-LEXICON:プロトタイプグフ]]
!!編集者
*あさぎり
*九羅星さん
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{{category MS/MA・Y}}
{{category モビルスーツ・MSV}}
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{{lastmodified}}
!!ノート
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