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ウイングガンダムゼロ
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | XXXG-00W0 |
兵器区分 | 試作型ガンダムタイプMS |
所属 | ガンダムチーム(特定の所属ではない) |
パイロット | ヒイロ・ユイ ゼクス・マーキス カトル・ラバーバ・ウィナー デュオ・マックスウェル トロワ・バートン 張五飛 トラント・クラーク |
製作データ | |
デザイナー | 大河原邦男 |
初出作品 | 新機動戦記ガンダムW |
参考文献 | GUNDAM WAR FRIDAY DYNAMITE オレたちのガンプラ伝説 他多数 |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | Unknown |
頭頂高 | 16.7m |
本体重量 | 8.0t |
全備重量 | Unknown |
ジェネレータ出力 | Unknown |
スラスタ推力 | Unknown |
装甲材質 | ガンダニュウム合金 |
黒歴史コード | 10-0064526(MS形態) |
黒歴史コード | 10-4168646(バード形態) |
アビリティポイント | |
ファイティングレベル | 150 |
ウエポンズレベル | 150 |
スピードレベル | 160 |
パワードレベル | 140 |
アーマードレベル | 140 |
※リーオーを100として換算
武装
ツインバスターライフル x 1
ビームサーベル x 2
マシンキャノン x 2
バルカン x 2
概要
コロニーがオペレーション・メテオに投入した各ガンダムを開発した5人の設計者が,15年前に設計した「究極のモビルスーツ」。
生産性,実用性(むろんコストも含む)を完全に度外視し,ただひたすらに高性能のみを追求した機体で,それ故に,パイロットのことも全く考慮されず,部品のひとつとすら見なした設計がなされている。
このパイロットを度外視したシステムのひとつが,コクピットブロックに搭載されているゼロ・システムである。ゼロ・システムは,状況判断・戦略(戦術)予測・機体操作を行うシステムであるが,いわゆるMDなどの無人機とは異なり,パイロットである人間をインターフェースとして使用するという,ある意味究極の戦闘システムであった。
このため,パイロットが機械的にシステムの与える情報のみで戦えば,コンピュータの予測する「最高の戦果」を自らの体が破壊されようとも実現しようとしてしまう。つまり,人間がコンピュータの端末として戦場をそれこそ破壊し尽くしかねないのである。
このため,本機のパイロットとして求められた人材は,このシステムに乗っ取られず,自らの判断で与えられた情報から最適を導き出せる,強い意志をもった人物がひつようであった。実際,本機を完成させたカトル・ラバーバ・ウィナーも当初,システムに精神を乗っ取られ暴走した状況で,全てを破壊し尽くそうとしてしまった。(OZのテストでも同様の結果が起こっている。)
これは兵器として致命的な問題点と言えるものであった。
また,主武装であるツインバスターライフルがあまりにも強力すぎ,戦術レベルの兵器としてのバランスさえも崩していた。つまり,通常のパイロットであるならば,手持ち武器であるバスターライフルを撃つことがためらわれる様な状況が頻発するような威力であったのである。
そして,最後の問題点が,当時の技術的問題で,設計通りに完成させることが不可能であった点がある。
こうした理由から,5人の科学者は本機の開発を中断,設計を封印し,改めて「最強の機体」であるトールギスを建造するに至った。[1]
その後,OZを追われた5人の科学者は,本機の設計データを元に,自らが関与した特徴を切り出す形で,改めて「ガンダム」を開発する。…これこそが,オペレーション・メテオに投入されたガンダムなのである。
結果的に,これら5機のガンダムが完成したこと,そして,ガンダムを与えられたパイロットたちが,いつしか互いに連携を取る状況と為ったことなどから,全てのピースが揃い,建造に必要な条件が全て揃ってしまったのである。
こうした経緯と,コロニーを巡る激戦においてOZとの戦闘が激化してしまったことから,ガンダム・サンドロックのパイロット,カトルによって機体が建造されてしまうのだった。
その後の本機は,流浪の一途を辿る。
様々なパイロットが本機に搭乗し,システムに振り回れ,機体を降りた。
そして,本機を最も確実に扱えるパイロットとして使いこなしたのが,ホワイト・ファングの首領となったゼクス・マーキスであった。
ゼクスの手によってその実力を発揮したゼロであったが,その後,ヒイロ・ユイの駆るガンダムエピオンとの遭遇戦において,双方互角の戦いの末,引き分けた。この際,エピオンを与えたトレーズの意志を感じたヒイロは,エピオンを降り,ゼロに搭乗し立ち去った。
これ以降,本機はヒイロ・ユイによって運用され,公式にはマリーメイアの乱における大統領府を巡る戦いにおいて,ぼろぼろに損傷するまで運用が続けられたとされている。
ゼクスとヒイロ,ゼロ・システムに乗っ取られないパイロットによって運用された本機は,世界を変える切り札になり得たが,もしも彼ら以外の人間がシステムに乗っ取られたとしたら,地球圏はどうなっていたか想像がつかない。
本機は,可変することにより巡航形態であるネオ・バードモードになることができる。これは,本機が全領域で運用されることを前提としたためで,この能力は後に「ガンダム01」と通称されたウイングガンダムに継承された能力である。
他に,ヘビーアームズに継承された面制圧力と破壊力,デスサイズに継承された隠密性と妨害能力,シェンロンに継承された俊敏性と攻撃力,そしてサンドロックに継承された指揮能力と継戦能力を併せ持つ究極の機体であったともいえる。
引用
GUNDAM WAR 新しき翼 W U-6
ガンダム開発を行った5人の科学者らにより設計されたが,ゼロシステムによる予想以上の性能を危惧し,資料は封印されていた。しかし,父を殺されたカトルが,復讐の為に完成させる。
備考
いわゆる「テレビ版ウイングゼロ」。
エンドレスワルツ登場の「羽根のあるガンダム」が有名になってしまったために,本来正史であるはずのこちらがマイナーになってしまったという希有な例である。(現在では,続編や外伝もいわゆるエンドレスワルツ版に置き換えが進んでおり,テレビ版ガンダムは,公の場から姿を消しつつあるのが現状とも言えるだろう。)
関連項目
編集者
最終更新時間:2012年05月27日 02時10分54秒
ノート
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脚注