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〔XM-X1〕クロスボーン・ガンダム1号機改・改フルクロス

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クロスボーン・ガンダム1号機改・改フルクロス

  • [MS]

 データ

機体データ
型式番号XM-X1(XM-X1・FC[1]
兵器区分高重力圏仕様近接格闘戦型モビルスーツ
所属クロスボーン・バンガード
パイロットトビア・アナクロス
製作データ
デザイナーベースデザイン:長谷川裕一
クリーンナップ:カトキハジメ[2]
初出作品機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の七人
参考文献GUNDAM WAR ほか

 スペック

項目内容
全高Unknown
頭頂高Unknown
本体重量Unknown
全備重量Unknown
ジェネレータ出力5280kw
スラスタ推力Unknown
製造サナリィ
装甲材質ガンダリウム合金ハイセラミック複合材

フルクロス

 本機に用意された防御用装備。
 ABCマントを積層化したプレート状パーツと,Iフィールドジェネレータを内蔵したショルダーアーマーからなる。
 両肩部のIフィールドジェネレータは,X3の両腕に装備されていたものをそれぞれ2基ずつ合計4基装備した。この結果,展開時間のタイムラグが無くなり,使い方次第では,常時展開することも可能となった。

 武装

60mmバルカン

マシンキャノン

ビームザンバー

ヒートダガー

ビーム・シールド(ブランマーカー)

Iフィールド

ザンバスター(バスターガン+ビームザンバー)

スクリューウイップ

 スカートに装備されていたシザーアンカーを廃止し,新たに追加された装備。

シザーアンカー

 かつてX1に装備されていた装備。X1改への改造の際に取り外されたが,復活した。
 腰部右アーマーに装備される。

ピーコックスマッシャー

ムラマサブラスター

 概要

 XM-X1《クロスボーン・ガンダム》は,宇宙海賊クロスボーン・バンガードが運用したモビルスーツである。
 この機体は,高重力下での近接格闘戦に重点を置いて開発された機体であるが,運用する装備によっては,他の用途にも十分対応できる高性能な機体となっている。
 この機体は,クロスボーン・バンガードが木星帝国との戦いを繰り広げるにあたり,象徴的な機体となった。

F97

 クロスボーン・ガンダムの型式番号である「XM-X1」は,クロスボーン・バンガード(コスモ・バビロニア)が運用したいわゆるバビロニア系モビルスーツと同様の「XM」ナンバーを採用している。しかし,バビロニア系のモビルスーツとしては明らかに異質なデザインであることから,この機体が,本来のバビロニア系モビルスーツではないことは,容易に想像することができる。
 実際,この機体の雛形となったのは,サナリィが開発した,F97と呼ばれる機体なのである。

 サナリィの開発したモビルスーツは,F(フォーミュラ)シリーズと呼ばれ,一桁目のナンバリングでその系統を表している。F97は,新世代技術の開発に関わる実験機として開発される機体群で,そのベースとなったF90は,装備変換による万能機とその運用形態をベースにした量産機(あるいは次世代機)の開発に重点が置かれていた。
 かつてRX-78が,地球連邦軍の高性能機の雛形と(結果的に)なったことと同様に,U.C.0100年代の新世代機の雛形をF90は目指したのである。
 実際,F97もその例に漏れず,ベースとなったF90のY装備と,素体としてのF91を機体の基本設計に用いており,木星圏などの高重力下での運用を想定した再設計が行われたのである。
 最大の特徴は,コア・ファイターのメインスラスターとして機能するフレキシブル・スラスターであろう。
 元々モビルスーツの姿勢制御には,AMBACが用いられていたが,グリプス戦役以降,高機動戦が中心となっていったことから,モビルスーツ同士のドッグファイトとなるとどうしても姿勢制御バーニアに頼ることとなってしまっていた。これは,推進剤という重量のある消費物を搭載する必要性に迫られたということであり,機体の大型化のきっかけになったともいえる状況であった。(無論,技量のあるパイロットは,これら姿勢制御バーニアのみに頼らざるとも高機動を実現可能であったし,推進剤の消費量を抑えるためにAMBAC作動肢を増やすといった様々な方策も採られている。)
 しかしながら,高重力下では姿勢制御のみならず,機動に用いる推進剤も重要であるため,推進剤に頼った高機動は,即稼動時間の限界を意味していた。そこでサナリィスタッフが考案したのが,AMBAC作動肢とスラスターの一体化による効率化だったのである。メインスラスターごと方向を変えるという発想によって誕生したフレキシブル・スラスターは,木星圏でのF97の機動性の確保に大きな効果をもたらしたのである。(ベクタードノズルの発想に近いが,こちらはスラスターの噴射位置すら変更してしまう斬新なものである。)

機体の仕様変更

 F97は,開発コンセプトからして木星圏で活動を行うことを想定していたクロスボーン・バンガードにとって大きな福音となった。政治的駆け引きによって,ロールアウトした2機を入手(この際にXM-Xという偽装ナンバーを用いるようになった)したクロスボーン・バンガードでは,パイロットの要請によって機体の細かい仕様変更が行われた。
 1号機のパイロットであるキンケドゥ・ナウは,ビーム・シールドの発達によって決定打を欠くこととなった遠距離戦を棄て,敵機とふれあうほどの近距離での格闘戦に適した装備を要請した。元々近距離戦に対応した機体であったF97にF90で開発が進められていた格闘戦装備(F装備だと考えられる)のデータを追加することで,異質なほど格闘戦に特化した機体となったのである。
 一方,2号機のパイロットであるザビーネ・シャルは,自らが運用していたベルガ系モビルスーツのコンセプトを導入,さらに遠距離からの牽制能力を高めるための装備も要請した。このため,2号機にはF90のL装備で用意された大型ビームランチャーが配備されることとなった。
 両機とも,高い格闘戦能力をベースにパイロットに合わせた改装が加えられたのである。
 なお,後に配備される3号機は,この機体にさらに究極の防御力を追加するという方策が執られている。

フルクロス

 本機は,グレートキャニオンでの対コルニグス戦で中破したパッチワークを修復した機体であるが,既に底をついていたクロスボーンガンダムのパーツだけではなく,サナリィがF97として売り込むことを想定していたF97E《フリント》のパーツも利用されることとなった。
 F97のパーツを流用して建造されたF99が破壊されたこともあり,これによってサナリィが保有しているF97系のパーツが底をつき,「最後のクロスボーンガンダム」となった。

 具体的な改修点としては,本体の修復と同時にX3系ユニットの統合が行われ,ベースこそX1であるが,基本的にはX3と同等の機体となっている。ただし,両腕はX3のIフィールド・ジェネレーター搭載のユニットではなく,フリントのものに交換されているため,ビーム・シールド(ブランマーカー)が復活している。(これは,容易に取り回すことができるために差し戻しが行われたと解釈することができる。)
 また,サナリィおよびクロスボーンが保有していた残るABCマントを全て積層化し,多重構造の耐ビーム装甲としたユニットが装着され,両肩にはX3のIフィールド・ジェネレータユニットを各2基搭載することで,防御時間の延長を可能とした。

 武装は,これまでのクロスボーンガンダムのいいとこ取りといえるもので,射撃武装としてピーコックスマッシャー,斬撃武装としてムラマサブラスターを装備している。
 むろん,他の装備もこれまで同様に残されているため,最後にして最強の機体といえるだろう。
 この機体は,復活した木星帝国との戦いに投入され,「神の雷計画」の中枢であるコロニーレーザーの破壊に成功するが,機体も大破し,投棄された。

 引用

GUNDAM WAR 武神降臨 クロスボーン U-C109

 グレートキャニオンで大破したX1を改修し,防御用ユニット・フルクロスを装着した最終形態。多彩な武装に加えて,積層化したABCマントとIフィールド能力を獲得し,高い戦闘能力を誇る。

 備考


 関連項目


 編集者


[MS/MA・X]
[モビルスーツ・鋼鉄の7人]


最終更新時間:2015年10月08日 21時49分13秒

 ノート

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脚注

  • [1]ガンダムエース 2009/10付録 ガンダムエースコミックス MS COLLECTIONより
  • [2]製品化用デザインのクリーンナップ