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グラハム専用ユニオンフラッグカスタム
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | SVMS-01E |
兵器区分 | ユニオン空戦型可変モビルスーツカスタムタイプ |
所属 | ユニオン |
パイロット | グラハム・エーカー |
製作データ | |
デザイナー | 福地仁 |
初出作品 | 機動戦士ガンダムOO |
参考文献 | 電撃HobbyMagazine 2008/01GUNDAM WAR ほか |
初出 | #4〜 |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | Unknown |
頭頂高 | 17.9m |
本体重量 | 66.6t |
全備重量 | Unknown |
ジェネレータ出力 | Unknown |
スラスタ推力 | Unknown |
武装
試作新型リニアライフル XLR-04 クロスファイア
アイリス社が試作した新型リニアライフル。
大型バッテリーを搭載し,使える電力を大幅に増やすことで,弾丸のスピードと威力が格段に高くなっている。その反面,電力チャージに長い時間がかかる。
連射可能な低出力モードも搭載しており(機関部内で弾種ごと切り替える),エクシアとの初戦では連射で攪乱し,メインの弾丸を命中させた。
ソニックブレイド(プラズマソード)
超硬質カーボン製の剣。刃の部分は高周波振動しており,高い切断能力を持つ。また,刃の周囲からプラズマ流を伸展させることでプラズマソードとしても使用可能。
プラズマの刃は出力により長さが変化する。
ビームサーベル開発途中で生み出された兵器である。
20mm機銃
胴体部分,コクピットドラムの左側に装備された実弾機銃。
飛行時に敵ミサイルの迎撃に使用されたり,人型時に,対人,対車両など大きな火力を必要としない場合に使用される。威力がないが,連射が可能であり,利用価値は高い。
一方,対MS戦闘では,牽制目的での使用がほとんどである。
ミサイル
両脚のスネ部分に収納されているミサイル。作戦目的に合わせて各種ミサイルを装備可能。
飛行時に使用することが多い武装だが,弾種換装することで陸戦でも地対空として用いることも可能。本体内の搭載数が限られるため,主翼や副翼の下,および両脚の間にミサイルポッドを追加装備する場合もある。
ディフェンスロッド
敵からの攻撃に対し,その着弾の角度を調整して跳弾により防ぐ盾。使用時には,腕の軸を中心に可動する。重い盾を装備できない機体ならではの装備。
仮に正面から攻撃を受けた場合には,ロッドが折れてしまうこともある。
人型での使用を前提としており,空中戦のみの作戦では装備されることはない。
概要
SVMS-01E《ユニオンフラッグカスタム》は,ユニオンの開発したカスタムモビルスーツである。本機は,対ガンダム調査隊に配属されたグラハム・エーカー中尉に与えられた専用機で,レイフ・エイフマン教授によって強化改良されたモビルスーツである。
開発経緯
フラッグカスタムのベース機であるSVMS-01《フラッグ》は,前世代機であるVMS-15《リアルド》の発展型の機体として開発された機体で,極めて高い完成度を誇っており,当時の三大勢力の配備するモビルスーツの中でも群を抜いた性能を誇った名機であった。
しかし,AEUの新型モビルスーツ公開会場に乱入したソレスタルビーイングのモビルスーツ「ガンダム」によって,その優位性は失われてしまうこととなった。この直後にガンダムの1機と交戦したグラハム・エーカー中尉は,ガンダムの高いポテンシャルを目の当たりにしたことで,機体の限界を感じ取った。
この報告を得たユニオンでは,MSWAD内に対ガンダム調査隊を設置,同隊へと配属されたグラハム中尉の要望に応じてフラッグのカスタマイズを実施,この際にモビルスーツ開発の権威であるレイフ・エイフマン教授が機体改修を行ったのである。
完成した機体は,わずか1週間という短期間で改修されたものであったが,期待に違わず非常に高性能の機体として完成している。
主な改修点
最大の改修点は,ガンダムに肉薄する機動性の獲得であった。
背部フライトユニットは,諸処の理由で採用が見送られた高出力型に換装されており,翼の大型化とともに機動性の大幅な向上を成し遂げている。また,それに伴い増大した各種の旋回モーメントに対応するため,関節部などの耐久度を上げた新型モーターなどが導入されている。同時に軽量化も行われており,運用における限界ギリギリまで機体のバランスが絞られている。
この結果,通常機の2倍にも達する最高速度を実現しており,ガンダムに肉薄する性能を得ることに成功したが,その反面,パイロットに多大な負担を強いる機体となったことも確かで,本機の運用には非常に高い技能と体力(全速での旋回時には瞬間的な負荷は12Gにも増大する)を要求されることとなった。
また,同時にガンダムが運用しているビーム兵器に対抗するため,技術的に開発途上だったビーム兵器の技術を応用した対ビームコーティングが施されている。これは,ガンダムの使用する武装のほとんどが粒子ビームであったことから,対策を施すことが急務であったためである。
また,武装面についても強化が図られている。
フラッグカスタムは,一般的なフラッグにおいて運用可能な武装は全て運用することが可能だが,リニアライフルはアイリス社が試作した新型のライフルを運用することとなった。これもガンダムの驚異的な性能に対して,ダメージを与えられる要素として採用できるものは採用するというスタンスから用意されたもので,本装備は運用評価の後,制式採用されている。
なお,本機はグラハム中尉のパーソナリティに合わせ,左利き仕様となっており,リニアライフルの通常のホールディングポジションが左腕で,ディフェンスロッドの装着ハードポイントが右腕となる。
運用
本機は,対ガンダム調査隊の設置と共に,グラハム中尉によって実際に運用されている。
この結果,一定の成果があったと見なされ,制式採用が決定している[1]。
この際に,本機の仕様がそのまま反映されているが,リミッターについては残されている。
飛行形態
本機の変形機構に関しては,原型機と同一である。(あえて言えば,パーツ形状が異なり,その移動位置が若干異なるだけで,システムそのものは同一である。)
脚部に内蔵のミサイルは,主に飛行形態時に使用される。
引用
GUNDAM WAR DXTS 迅雷の騎兵 OO U-009
エイフマン教授が改修を施した,グラハム・エーカー専用のカスタム機。エンジンの高出力化によって,驚異的な速度と機動性が実現しているが,パイロットには多大な負担が強いられる。
備考
関連項目
編集者
[MS/MA・S]
[モビルスーツ・ガンダムOO]
最終更新時間:2015年05月09日 21時58分43秒
ノート
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脚注