〔RX-94〕量産型νガンダム（フィン・ファンネル装備）

量産型νガンダム（フィン・ファンネル装備）

• [MS]

 データ

 スペック

 武装

ビーム・ライフル

ビーム・スプレーガン

ビーム・サーベル

ハイパーバズーカ

シールド

ビーム・キャノン

ミサイル

フィンファンネル

 概要

　RX-94《量産型νガンダム》は，地球連邦軍が開発を進めていた試作モビルスーツである。ロンド・ベル隊が独自に開発を進めていたRX-93《νガンダム》を正式に連邦軍の量産機として採用するために，開発が進められたものである。
　元々は，ロンド・ベル隊が対ネオ・ジオン軍の矢面に立たされる状況において，νガンダムを除く配備機体群がRGZ-91《リ・ガズィ》，RGM-89《ジェガン》であったことから，ネオ・ジオン軍の投入する高性能なモビルスーツに対抗することは困難であるとの見通しから開発が進められたものである。
　従って，量産機とはいうものの，当初から少数生産型になることが想定された機体ではあった。

　開発においては，ロンド・ベル隊の主力たるジェガンが，新鋭機でありながらも連邦軍の様々な思惑からネオ・ジオン軍の強力なモビルスーツに対抗することが困難であることが想定されたことから，「一般兵が運用可能なνガンダム」というコンセプトが採用されている。
　エースパイロット用に開発が進められ，サイコフレームを装備（ただし，元々サイコフレームの総量が少なかったことから，実際に装備されたかについては不明である）したことで，高い反応性などを獲得した高性能機となった。
　素体だけでもνガンダムに匹敵する高性能機であったが，さらに武装としてファンネル（フィン・ファンネル5基）とインコムの選択装備も可能な形に設計が行われており，ニュータイプとしての素養を持つパイロットは前者，持たない兵士は後者の装備を行うことも可能であった。
　設計上では，極めて高い性能を獲得したものの，実機がわずかに建造^[3]されたのみで生産が終了している。
　その理由としては，第2次ネオ・ジオン戦争そのものが短期間で終結してしまったことが最大の理由であるが，実際には，その高コストを嫌った連邦上層部の横やりであったともいわれている。

フィン・ファンネル装備型

　背部バックパックにフィン・ファンネル用アダプタを接続したもので，νガンダム同様にバックパックに5基（νガンダムは6基）のフィン・ファンネルを接続可能である。
　当然ながら運用にはニュータイプ能力が必要であるため，運用できるパイロットは限られる。

 引用

データコレクション一年戦争外伝3

　不足していた一般用MSとして，ロンドベル隊によってνガンダムをベースに開発が進められていた。

 備考

　多くの資料では勘違いされているが，SDクラブでの初登場時から，ロンド・ベル隊での運用を前提とした少数生産期としての位置づけである。（従って，本格量産機のRGMコードでは無い。）
　このため，実際の生産にこぎ着けられなかった理由については，明確では無く，νガンダムが未完成状態（劇中のνガンダムはある意味未完成である）で実戦投入された様に，第2次ネオ・ジオン戦争そのものが急激な経過を経たため，量産そのものが行われる時間的余裕が無かった，という解釈が行われていた。
　これが，EBのMS大図鑑などでの記述を経て，GジェネFでは「ジェガンに代わる次期主力MS候補の1つ」とまで表記されるようになっている。
　現在でもこの表記に近い扱いで扱われることが多くなっており，ここまでくると初出時の設定が変わってしまったと解釈するのが妥当かと思われる。

装備について

　Gジェネレーションでは，機体生産後換装によってインコムとファンネルを選択する形となっているが，本来はどちらかの仕様に固定するものである。

型式について

　一部サイトでインコム，ファンネル装備の型式にA・Bの枝番を付随している場合があるが，元々型式にそういった記述は存在しない。

 関連項目

 編集者

• あさぎり

[MS/MA・R]
[モビルスーツ・M-MSV]
[加筆募集・MS]

最終更新時間：2016年10月18日 19時19分18秒

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