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〔RX-78SP〕ガンナーガンダム

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ガンナーガンダム

  • [MS]

 データ

機体データ
型式番号RX-78SP
兵器区分汎用試作型モビルスーツ中距離支援能力向上型
所属地球連邦軍
パイロットなし
製作データ
デザイナー読者投稿
クリンナップ:大河原邦男
初出作品MSV-R
参考文献ガンダムエース 2010/12

 スペック

項目内容
全高Unknown
頭頂高18.0m
本体重量Unknown
全備重量Unknown
重量59.5t(推定)
ジェネレータ出力Unknown
スラスタ推力Unknown

頭部

 頭部の右側面には,複合センサーが追加装備されており,ロングレンジ攻撃の精度向上を可能とした。
 メインカメラの前部にはバイザー型の遮断シールドを装備。センサー作動時に発生する電磁波などの対応策の一つではないかと言われているが詳細は不明。

ランドセル

 大型化された新設計のランドセルには大推力のスラスター4基を装備。
 索敵及びジャミングなど電子装備を納めたポッドを上部に装備している。またランドセル内には小型のプロペラントタンクも装備されている。

 武装

頭部バルカン砲

ビーム・サーベル

 RX-78の標準武装ビーム・サーベルは,背中のランドセルにマウントを設けられなかった為,脚部の側面に専用の収納スペースを配置,左右それぞれにビーム・サーベルを1本収納している。

専用ビーム・ライフル

 専用火器として開発された長距離射撃用の高出力ビーム・ライフル。開発には,戦後に接収されたジオン軍のビーム・ライフルを解析して得られた技術の一部が転用されたと言われる。

 概要

 RX-78SP《ガンナーガンダム》は,地球連邦軍が開発を進めていたモビルスーツである。残念ながら,モックアップの製作時点で開発が終了し,制式採用には至っていない。

 一年戦争終戦後まもなくして,連邦軍は接収した公国軍の各種モビルスーツや施設の検証を実施している。
 これは,一説には10年も先を行っていると言われる公国軍のモビルスーツ開発技術の検証と研究を兼ねたものであり,特にモビルスーツを中心とした戦術大系を確立していた公国軍のデータを入手することは,モビルスーツという全く新しい兵器を中心とした部隊編成にシフトした連邦軍にとっては,極めて重要なものであった。
 その一方で,一年戦争によって大幅に消耗した戦力の回復によって地球圏の軍事バランスの安定を急いでいた連邦軍は,既存のモビルスーツをベースに考えられる改良を加えた新型機(厳密に言えば改良機)を開発することで,急場をしのぐことも行っていた。

 無論,様々な新兵器の開発プランは平行して進められていたが,火急速やかに地球圏の安定を急ぐ必要のある連邦政府としては,従来の兵装を改良することで軍事バランスを安定させることは重要な要素のひとつであり,同時に一年戦争当時に開発された様々な(特に節操なく散らばってしまった)プランを集約し,整理していくことで安定し,かつ,非戦時のコスト面にも配慮した軍備編成が目的になっていた部分もあった。

 本機,RX-78SP《ガンナーガンダム》は,そうしたプランのひとつで,RX-78をベースに中距離支援能力の向上を目的として開発された機体である。RX-78の持つ機動性はそのままに,中距離支援能力を向上させた性能向上型で,バックパックに設置された強力な各種センサーなどを用いて様々なオペレーションに対応可能な機体としてプランニングされたものである。
 想定されるスペックや運用状況から,新機種としての採用候補のなかでも高い期待が持たれていたが,実際のところは俗に「6号機プラン」と呼ばれるRX-78-6仕様の機体で十分カバーが可能な範疇であったために,モックアップの製作まで行われたものの廃案となっている。

 なお,機体の情報そのものはU.C.0080年6月に解禁されているものの,長らく各種資料に埋もれていたらしく,U.C.0090年代にF.S.S.による各種再調査(俗にMSV-Rなどとも呼ばれる)によって日の目を見ている。

 引用

ガンダムエース 2010/12(抜粋)

 RX-78をベースに,中距離支援能力向上型として設計された通称ガンナーガンダムは,連邦軍の発注に応じて提示された機体の一つである。RX-78SPの機動性をそのままに(編註:「RX-78の機動性をそのままに」が正しいだろう),中距離支援能力を向上させた汎用性の高い機体で,各種の戦闘オペレーションに対応可能であった。

 備考


 関連項目


 編集者


[MS/MA・R]
[モビルスーツ・MSV-R]
[加筆募集・MS]


最終更新時間:2017年07月05日 19時23分39秒

 ノート

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脚注