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〔RX-78E〕GT-FOUR(開発6号機)

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ガンダムGT-FOUR(開発6号機)

  • [MS]

 データ

機体データ
型式番号RX-78E
兵器区分航空機・モビルスーツ機能融合可変型モビルスーツ試作機
所属地球連邦軍
パイロットジェームス・A・アーノルド
チャールズ・S・サインツ
製作データ
デザイナー藤田一己
コミック用アレンジ:中原レイ
初出作品MSジェネレーション
参考文献

 スペック

項目内容
全高19.8m
頭頂高19.8m
本体重量69.2t
全備重量98.5t
ジェネレータ出力1990kw
スラスタ総推力83200kg
センサ有効半径6030m
巡航速度1030km/h(Bモード時)
最大速度Mach 1.2
航続距離900km
装甲材質ルナチタニウム
黒歴史コード03-7519168(MS形態)
黒歴史コード03-2968158(MA形態)

 武装

ビームキャノン

 コアブースターに取り付けられていたビームキャノンの改良型。ビームの収束率と命中率を向上させるために重心が長めになっている。

バルカン砲

 Gモード頭部に設置されているが,その配置上,弾数は少ないものと思われる。

ビーム・ライフル

 戦用ビームライフルは,試作4号機の段階では完成しておらず,その後,補充されている。

 概要

 RX-78E《GT-FOUR》は,人類史上初の大規模宇宙戦争となった「一年戦争」において,その戦況を覆したとまで言われるほど有名となった地球連邦軍のモビルスーツRX-78-2《ガンダム》の派生機として開発が進められた機体である。
 一般的に「RX-78 ガンダム」として知られる機体は,一年戦争当時,地球連邦軍最強といわれたニュータイプパイロット,アムロ・レイが搭乗した「ガンダム2号機」のことであるが,実際には,初期に8機が建造され,これらが様々な派生機を誕生させているため,一年戦争を通じて誕生した「ガンダム」は意外にもその数は多い。(なお,ガンダムの開発経緯等については,RX-78-2の項目を参照のこと。)

 著名な2号機を除けば,一般的な資料では,1号機はサイド7で喪失,3号機はペガサス級ブランリヴァルで運用[1],4号機,5号機はペガサス級サラブレッドで運用,6号機はジャブロー攻防戦などに投入されたと記録されており,7号機は未完成であったとされる。(ただし,7号機は後年実戦配備されている。)その一方で,8号機に関する資料については現在まで明らかとなっておらず,まだまだ謎が残っていると言えるだろう。
 一方,このRX計画から派生したプランとして,著名なものがいわゆる「陸戦型ガンダム」と呼ばれるRX-79(G)を中心とした派生型である。これは,RX計画を直接経由せず,その副産物から実働したモビルスーツ開発計画で,初期の技術検証には大きな貢献があったとされるものである。

 実はこのプラン以外に,複数の次世代機開発のプランが実働していたと言われ,その内のひとつが,陸海空軍及び宇宙軍それぞれにRX-78-3仕様の新規の78タイプ(俗に79G3タイプと呼ばれるもの)のデータが与えられ,これをベースにした新型機開発プランが存在していたと言われる。
 これが「G4計画」であり,このうち,宇宙軍のRX-78NT-1《ニュータイプ専用ガンダム》については,別途開発計画が存在したものが統合(あるいは,G-4計画から別プランに統合)されたものとして明らかになっている。陸軍の重火器型,海軍の水中型に関しては,ペーパープランで終わったとされているが,海軍に関しては,これに類する機体が噂されており[2],詳細が明らかになるのを期待したい。(なお,その一方でG4計画そのものの存在は,疑問視されている部分もある。)

 本機,GT-FOURは,空軍の提示プランとされるもので,戦闘機とモビルスーツの機能を融合させた特殊な機体として開発プランが提示されている。
 最大の特徴は,コアブースターをベースとした飛行形態から,モビルスーツ形態への変形機構を有することであり,一年戦争当時というモビルスーツに関する開発技術が未成熟な時期に開発された機体としては,先鋭的すぎ,技術力不足もあって,その完成度については明らかに問題点を多数内包していたとされている。
 なお,このE型という型式も厳密には暫定的なものであり,制式採用されていないという説すら存在している。

 GT-FOURという機体名称は,「Gundam Transformer / Flight & Operations Unifications Reactors prototype」の略から取られており,あえて言うならば可変機構によってフライト(飛行)とオペレーション(作戦行動≒MSによる戦闘)を融合させた機体,という意味合いが持たされたものである。

 こうした技術力をある意味無視した先進的な機体の設計が行われたのは,この機体が空軍主導で開発されていた点に理由がある。
 元々空軍は連邦軍の中でも主力として位置づけられていたが一週間戦争でジオン軍に惨敗した後,連邦軍の主力がモビルスーツに移行することが決定,その生産リソースの多くがモビルスーツ開発に割かれることとなり,空軍の発言力が低下していたため発言力をとりもどすために開発が進められたものである。

特徴

 GT-FOUR最大の特徴は,先述した通り,可変機構を有する点にある。
 開発のベースはコアブースター(あるいはジェットコアブースターの可能性も否定できない[3])であり,ブースターモード(Bモード)と呼ばれる形態は,まさにコアブースターそのものと言うべき形状となっている。
 本体は,FF-X7《コア・ファイター》を復座化し主翼を前進翼に変更したもので,ブースター部に接続する場合に翼をたたむのは,原型機であるコアブースターと同じである。
 一方,ブースターは大きく2つのパーツで構成されており,主推進器を含むバックパックを構成する上半身部(機体上面と機体下部の腕部接続部),脚部と腰部に変形する下半身部によって構成されている。
 これらのパーツが,コアブロックを包み込むように変形するのだが,この際,上部パーツは接続アーム(MS形態での背骨部分にあたる)で覆い被さるように移動し,下半身はロックされていたパーツが解き放されることで脚部となる。
 なお,コアブロックそのものも,実際にはFF-X7のものとは異なっており,復座後部のガンナーシートは,頭部副コクピットにシートが移動することとなる。

 ベースとなる機体のデータは,ジャブローの連邦本部が公開したガンダム型のデータを使用しているため,MSモードを「ガンダム」と呼称しているが,変形後の機体形状は,どちらかと言えば,後のMSZ-006的な形状をしている。(これは空軍が主に発注していたハービック社の開発陣の影響ではないかと考えられる。)

可変機構

 本機はブースターモード(ファイターモード)を主体として稼動するため,後の区分で言えば「可変モビルアーマー」に類する機体である。
 実際,後のNRX-044《アッシマー》やORX-005《ギャプラン》の中間形態に相当するFモード(フライヤーモード)が設定されており,これは飛行形態のままのブースターを接続したモビルスーツと言った趣であり,短時間であるがMSモードで飛行することが可能であったとされている。(ただし,実際のところは自由落下戦闘に近いものだったとも言われている。)

運用

 GT-FOURの開発プロジェクトにおいて,試作された機体は合計6機だと言われている。
 開発1〜3号機は,事実上プロトタイプに相当する機体で,各種テストに用いられている。
 開発4号機から完成体と言うべきものとなっているが,細部についてはそれぞれ違いがあったようである。

 なお,本機開発6号機は,完成機としてイギリスで評価試験が実施されていた機体である。パイロットは,GT-FOUR計画の遂行に置いて,GT-FOURの性能を引き出す能力があるとして,推薦された,ジェームス・A・アーノルド,チャールズ・S・サインツの両名が復帰しており,5号機とともにテストを実施している。
 彼らは,元々プロトタイプのテストパイロットでもあったのだが,機体を失ってしまうという失態を演じたため,左遷されていた物で,プロトタイプ,開発4号機双方を運用した実績からの推薦であったとも思われる。
 しかしながら,公国軍の新鋭機《ザクスピード》に襲撃された際は,不意打ちによって後部ブースターユニットを破壊されてしまい,コアファイターで離脱している。
 この際,単座運用によってザクスピードに振り回されていた,ミサキの5号機に換装し,Gモードでの運用によってザクスピードの撃破に成功している。
 しかし,機体性能自体は,ザクスピードが上回っており,撃破したとはいえ,GT-FOUR開発5号機自体も大きく損壊してしまった。
 なお,機体カラーは,ホワイトを中心とした物となっている。

 引用

EB52 機動戦士ガンダムMS大図鑑PART.8 SPECIALガンダム大鑑

 RX-78G-3を母体とした次期構想機の開発計画によって生まれた機体が,このGT-FOURである。MSの地球上での行動半径拡大を目指して造られたこの機体は,航空機とMSの性能を変形によって合わせもつ特異なMSである。

 備考

名称について

 機体名の部分でも触れているが,厳密に言えば「GT-FOUR」が機体名で,ガンダムGT-FOURは誤りということになる。しかしながら,収まりの良さから「ガンダムGT-FOUR」としている資料も多い。

機体数について

 GT-FOURは,劇中で初登場した機体が実は開発3号機であり,この機体までが(ガンダム世界のお約束に則ると)いわばプロトタイプに相当するものである。その後,完成体が3機搭乗していることから,総数は6機ということになる。

 関連項目

 編集者


[MS/MA・R]
[モビルスーツ・MSジェネレーション]
[加筆募集・MS]


最終更新時間:2016年06月02日 21時32分25秒

 ノート

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脚注

  • [1]ガンダム・ザ・ライド,EVOLVE../11など
  • [2]近藤版のRX-79Mのこと。実際には,RAG-79Gが誕生したことで,白紙撤回という扱いで本項目は構想されている。
  • [3]原作の展開時にジェットコアブースターは存在して居なかったためである。