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〔RX-78-5〕ガンダム5号機(G-05)の変更点

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!!!ガンダム5号機(G-05)
>>[[ユーザーファイル入口|USER/〔RX-78-5〕ガンダム5号機]]
!!!ガンダム4号機(G-05)
*[MS]
!!データ
,機体データ{COLS:2|LEFT}
,型式番号,RX-78-5
,型式番号,RX-78-5/Bst(#1)
,兵器区分,-
,兵器区分,宇宙用多目的型試作モビルスーツ
,所属,地球連邦軍
,パイロット,フォルド・ロムフェロー
,製作データ{COLS:2|BGCOLOR:88aaff|BOLD}
,デザイナー,大河原邦男 / リデザイン:カトキハジメ
,デザイナー,カトキハジメ
,初出作品,機動戦士ガンダム外伝〜宇宙,閃光の果てに…
,参考文献,GUNDAM WAR
#1:ショルダーブースター装着時

,参考文献,GUNDAM WAR{{br}}1/100MG ガンダム5号機 インストラクション ほか
!!スペック
,項目,内容
,全高,UN
,頭頂高,18.0 m
,本体重量,42.6 t
,全備重量,80.5 t (ガトリング砲を除く)
,ジェネレータ出力,1480 kw
,スラスタ推力,70500 kg
,センサ有効半径,6190 m
,全高,Unknown
,頭頂高,18.0m
,本体重量,42.6t
,全備重量,80.5t (ガトリング砲を除く)
,ジェネレータ出力,1480kw
,スラスタ総推力,70500kg
,センサ有効半径,6190m
,装甲材質,ルナチタニウム

!HEAD UNIT
RX-78-5 ガンダム5号機の頭部は,基本的にはRX-78-2「ガンダム」に準じた部材やデバイスが使用されているが,次世代高性能機用にアップデート済みのユニットが多く使用されている。
----------
RX-78-5の頭部は,RX-78-2とほぼ同等の光学端末および演算装置が搭載されているが,連邦軍製のMSの生産がある程度進展して以降のものが使用されているため,信頼性や耐久性が向上しているほか,宇宙空間における戦闘に特化することが決定してからは各パーツが空間走査用のスペックに調整された上で実装されている。
また,各種のデバイスやセンサー類は,機能を維持したままでの小型化が達成されつつあるものが採用されており,コア・ブロックシステムに依存しないデータ収集や,稼働ソフトの検証に必要な副次的コ・プロセッサーフレームおよびモニタリング用装備などのサブシステムが新たに装備されている。
特に,5号機と4号機の連携が当初から企図されていたため,強力なデータリンクおよびモニタリングに応じたアーキテクチャーが構築されている。
また,デュアルセンサーのカバーや,頭部バルカン砲など,弾頭の形状や材質,炸薬のエマルジョンなども見直しが検討されはじめており,既存の機体との互換性を確保するか,新たな規格を採用するかといった過渡的な機体となっている。

!SHOULDER UNIT
5号機のショルダーユニットは,必要に応じてプロペラントタンクとスラスターユニットが一体化されたコンポジットタンクユニットを装着することができる。
このユニットは専用の可動式ホールドラッチによって固定され,機体の機動性を飛躍的に向上させる。
----------
宇宙空間においてMSの機動力を向上させるためには,単純にスラスターやプロペラントの設置数や積載量を増やせば良いというものではない。
それによって自重が増えてしまっては元も子もないからだ。
本来,MSの優位性は,四肢とスラスターを有機的に連動させるAMBAC機動によって,推進剤の消費を抑え,既存の機動兵器よりも効率的な機動が得られることにあった。
ただし,実際の運用に伴って,当初は過剰と思われたレベルでのプロペラント積載やスラスターの増設などがそれなりに有効であることが判明し,また,各部のコンストラクションそのものや装甲材および構造材などの改善もあって,機体重量の増加と機動力のバランスを向上させながら,さらに追い込むことが可能となった。
つまり,目的別に効果的な各種オプションのノウハウやシミュレーションが蓄積されたことにより,さらなる機能向上が可能となったのである。
5号機および4号機に採用されたコンポジットタンクユニットと脱着機構を含むシステムは,その端的な例なのである。

!ARM UNIT
5号機には,先行していたRX-78-2ガンダムなどの試作機の実戦投入によって得られた運用データが反映されており,いわゆる固定武装の強化も懸案となっていた。
その解答のひとつが,腕部に装備されたビーム・ガンである。
----------
連邦製MSは,その可動部分にフィールドモーターを使用しているため,ユニット自体の小型化に伴って,ユニットの容積を減らすことが可能だった。
実際,初期の試作機であったRX-78-2”ガンダム”自体,腕部にサブスラスターを装備することも可能であったし,その構造そのものをスリム化したジム系の機体との量産体制も整いつつあった。
併せて,ビーム・ライフルなどの携行武装を消耗,損壊した場合の戦闘能力の低下を指摘する声もあったため,固定武装を追加装備する試みが実行されることとなった。
RX-79系の機体の内,腕部に機銃などを装備した機種が存在したのもそのためである。
4号機の腕部に装備されたビーム・ガンは,機体のジェネレーター出力の向上に伴って試験的に装備されたもので,戦闘時における有効性やコスト,整備製の検証のために実装されている。
このビーム・ガンユニットにはシールドが装着できるよう,マウントラッチも装備されている。
ちなみに4号機および5号機の四肢にはデフォルトでマグネット・コーティングが施されている。

!BODY UNIT
 5号機の背部から腰部に至るユニットには,ジェネレーターの出力向上に伴う強力な冷却ユニットが装備されている。また,ランドセルの下面には5号機および4号機専用オプションのパイロンが増設され,それぞれの装備を装着,懸架できるようになっている。

 5号機および4号機は,設計当初からコア・ブロック・システムの排除が決定していたため,下腹部のベンチレートユニットのみならず,ランドセルにも設けられていた冷却機構などを大幅にボディへ移設することが可能となり,より高いジェネレーター出力を獲得することができた。それにより,各部バーニアスラスターの燃焼効率も向上し,
トータルでの推力が向上した。逆に言えば,より多くの推進剤が必要になったと言うこともできる。そのため,戦闘最大出力時間の延長を図るべく,プロペラントタンクの装備を前提とした改装が施されている。まず,ランドセル下面にプロペラントタンクのターミナルと,タンクホルダー兼用のサブスラスターユニットが装着できるようになゴている。この装備は,無論,プロペラントが空になればタンクそのものは投棄されるが,いわゆるドロップタンクのように,戦闘時に即,投棄されるものではなく,タンクのパイロン(支持架)にサブスラスターが装備されていることからもわかるように,補助推進装備の一部となっているのである。これらはメインスラスターなどの噴射軸に干渉しない位置に据えつけられ,5号機および4号機の戦闘時の機動性を飛躍的に向上させているのである。さらにこのパイロンの両端には新規格のラッチが装備されており,4号機のエネルギーパックとメガ・ビーム・ランチャー,5号機のヘリカルローディングドラムマガジンとジャイアント・ガトリングなどを装着,懸架できるようになうている。

!LEG UNIT
 5号機および4号機の脚部は,RX-78-2などの実働データをもとに,マグネット・コーティング処理が標準で施されている非常に運動性の高いユニットである。足下やふくらはぎ部のサブスラスターの推力向上もあり,同機の基本スペックを支えている部位と言える。
 5号機および4号機の脚部ユニットは,各関節部に標準でマグネット・コーティング処理が施されており,既存の機体よりもはるかにレスポンスが改善されている。それに加え,肩部のコンポジットユニットに匹敵する推力を持つブースターユニットを後脛部(ふくらはぎ)に設置することにより,足下のサブスラスターと併せて高い機動性を獲得している。一説には,5号機および4号機は,当時のAMBAC機動の理論値の限界に近い機動性を獲得していたとも言われている。無論,その限界値は,後に構造材や装甲材,アクチュエーターなどの進化に伴うて年々引き上げられては行くのだが,一年戦争時に想定されていた機能向上の予測ロードマップを大幅に上回るものだったことは事実であり,これは空間戦闘において大きなアドバンテージであったことは間違いないだろう。また,このブースターユニットを相当数確保しておけば,作戦行動時におけるローテーションを短縮することが可能となる。これは肩部のコンポジットユニットや背部のプロペラントタンクについても言えることであり,まさに自動車レースにおけるピット作業のように迅速な再出撃も不可能ではないだろう。ただし,この機体が実際にそのように運用されたかどうかは定かではない。

!RANDSEL
5号機が,背部に装備するランドセルは,ジェネレーターの出力向上に伴って,機動性を改善,向上させるためにスラスターの配置や基数が再検討されており,機体各部へのサブスラスター増設なども含め,トータルで40%もの機動力向上を成し遂げている
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5号機は,設計当初からコア・ブロック・システムの不採用が決定していたため,ランドセルにも設けられていた冷却機構などを大幅にボディへ移設することが可能となり,より大きな推力を生み出すことができるようになった。
しかも,肩部や脚部(ふくらはぎ)などに設置されたサブスラスターなどと連動してメインスラスターの負担を軽減することが可能となったため,整備性の向上もある程度見込まれていた。
ただし,四肢をはじめとする機体各所には標準でマグネット・コーティング処理が施されているため,可動部分にかかるストレスそのものは少ないものの,諸動作に伴う応力による各部の構造疲労は逆に増える傾向があり,パイロットのセンスや機体に対する気遣いが問われるMSとなってしまったと言われている。
ちなみにこの機体で得られたデータを元に,コア・ブロック・システムを持たない機体のランドセル構造は一部で見直されることとなり,ボディとのバランスやビーム・サーベルのエネルギーサプライデバイスの再配置などが検討され,連邦製MSのランドセルは一時期,傾向としてはさらに大型化していくことになるのである。

!頭部
 ガンダム5号機の頭部は,基本的にはRX-78-2《ガンダム》に準じた部材やデバイスが使用されているが,次世代高性能機用にアップデート済みのユニットが多く使用されている。このため,信頼性や耐久性が向上しているほか,宇宙空間における戦闘に特化することが決定してからは各パーツが空間走査用のスペックに調整された上で実装されている。
 また,4号機と5号機の連携が当初から企図されていたため,強力なデータリンクおよびモニタリングに応じたアーキテクチャーが構築されている。
!腕部
 5号機には,先行していたRX-78-2ガンダムなどの試作機の実戦投入によって得られた運用データが反映されており,いわゆる固定武装の強化も懸案となっていた。その解答のひとつが,腕部に装備されたビーム・ガンである。
 この仕様は,別途開発が進められていたNT型の腕部ユニットのデータが反映されたもので,ジム系を含む連邦系モビルスーツの腕部ユニットの各種デバイスの小型化がもたらした成果のひとつである。
!ランドセル(バックパック)
 5号機が,背部に装備するランドセルは,ジェネレーターの出力向上に伴って,機動性を改善,向上させるためにスラスターの配置や基数が再検討されており,機体各部へのサブスラスター増設なども含め,トータルで40%もの機動力向上を成し遂げている
 5号機は,設計当初からコア・ブロック・システムの不採用が決定していたため,ランドセルにも設けられていた冷却機構などを大幅にボディへ移設することが可能となり,より大きな推力を生み出すことができるようになった。
 ちなみにこの機体で得られたデータを元に,コア・ブロック・システムを持たない機体のランドセル構造は一部で見直されることとなり,ボディとのバランスやビーム・サーベルのエネルギーサプライデバイスの再配置などが検討され,連邦製MSのランドセルは一時期,傾向としてはさらに大型化していくことになる。
!!武装
!WEAPONS
5号機および4号機は,既存の機体よりもジェネレーター出力が向上しているため,それに対応した武装が用意されていた。
ただし,両腕のビーム・ガンは有効射程が短く,近接戦闘時においてようやく有効であったと言われている。

!60mm バルカン x 2
!ハンドビームガン x 2
!ビームサーベル x 2
!ハイパーバズーカ x 1
!ハイパー・ビームライフル x 1
5号機および4号機に共通の携行武装。
両機は既存の機体よりジェネレーターが高出力(RX-78-2「ガンダム」のおよそ40%増し)であるため,通常のビームライフルより強力なものをドライブすることができる。
エネルギーCAP技術の実用化で公国軍に先んじた連邦軍の面目躍如といった武装。
連射性能はともかく,威力そのものは,後のGPシリーズが装備するに匹敵すると言われている。

!ジャイアント・ガトリング x 1
 4号機および5号機は,既存の機体よりもジェネレーター出力が向上しているため,それに対応した武装が用意されていた。ただし,両腕のビーム・ガンは有効射程が短く,近接戦闘時においてようやく有効であったと言われている。
!60mmバルカン
!ハンドビームガン
!ビームサーベル
!ハイパーバズーカ
!ハイパー・ビームライフル
 4号機および5号機に共通の携行武装。
 エネルギーCAP技術の実用化で公国軍に先んじた連邦軍の面目躍如といった武装。連射性能はともかく,威力そのものは,後のGPシリーズが装備するに匹敵すると言われている。
 両機は既存の機体よりジェネレーターが高出力であるため,通常のビームライフルより強力なものをドライブすることができる。
!ジャイアント・ガトリング
 5号機は当初から4号機との連携が想定されており,武装に関しても互いを補完するよう考慮されている。つまり,4号機のメガ・ビーム・ランチャーが運用できなかった場合に備え,信頼性の高い実体弾兵器のうちでも屈指の威力を持つ本武装が施されることとなったのである。口径は90mmで,装弾数は3000発。ケースレス弾を使用し,射速は毎秒50発。また,バレルの焼き付きを防ぐため,5秒のトリガーリミッターが施されている。無論,マニュアル操作によるリミッター解除は可能であり,弾丸が尽きるまで連射することも不可能ではないが,その際の発射,動作保証はなく,最悪の場合暴発,あるいは機関部の破損も起こり得るとされている。

!!概要
初期に建造されたGナンバーのRX-78のうち高機動仕様として再設計された機体である。同時に再設計,改修された4号機とともに実戦に投入されたとされているがその真為については定かではない。
(ア・バオア・クー海戦に置いて,ジオン軍MA,ビグロ改と交戦,大破未帰還とされるが,近年,異説も唱えられている。)
 RX-78-5《ガンダム5号機》は,人類史上初の大規模宇宙戦争となった「[[一年戦争]]」において,その戦況を覆したとまで言われるほど有名となった地球連邦軍のモビルスーツRX-78-2《ガンダム》と同時期に開発が進められた同型機である。
 一般的に「RX-78 ガンダム」として知られる機体は,一年戦争当時,地球連邦軍最強といわれたニュータイプパイロット,アムロ・レイが搭乗した「ガンダム2号機」のことであるが,本機,4号機は極めて初期の段階からその存在は知られていたものの,機体写真等は一切公開されておらず,長らく幻とされていたものである。(なお,ガンダムの開発経緯等については,RX-78-2の項目を参照のこと。)

本機はコアブロックを排除し,その代替として強力なジェネレータと冷却器を搭載し,当時としては破格の破壊力を持つメガビームライフルを装備している。
 旧来の資料では,4号機,5号機はペガサス級サラブレッドに配備され,実戦投入が行われたとされており,RGM-79《ジム》の母体としての各種検証の後の動静が示されていたが,6号機〜8号機の動静については明らかでは無かった。終戦直後に発表された資料{{fn 1/144スケール「プロトタイプガンダム」インストラクション}}では,6号機〜8号機が実戦投入されたかについては不明となっていたものの,わずか1年後に公開された資料{{fn メカニカルファイル「プロトタイプガンダム」}}では6号機〜8号機の実戦参加について触れられているものの,その動静そのものは不明であるなど,混乱(あるいは意図的に封印していた)が見える物であった。
 しかし,U.C.0100年に突如連邦政府によって公開された多量の資料の中に,本機の機体資料と実際の運用状況に関する記録が発見されたことから,謎であった4〜7号機(8号機は,これらの資料の中にも所在が明らかでは無かった)の動静が明らかとなったのである。
 この5号機は,ア・バオア・クー攻防戦に投入されたとされている。なお,さらに後年発見された資料{{fn 「宇宙,閃光の果てに」のこと}}では,このU.C.0100年の資料とは異なる動静が記録されているものの,搭載艦がサラブレッドである点と,パイロット名に一致が見られるため,いずれか一方は欺瞞のための情報であったと考えるのが妥当であろう。

機体はRX-78-2を基本に,バックパック交換・スラスター・プロペラントを増設し,機動力が40%程アップしている。
また稼働時間も延び,長時間の戦闘,特に要塞攻略戦に向けた機体として仕上げられていた。
!!引用
!1/100 MG インストラクション
 サイド7の1バンチコロニーにおいてトライアルを行っていた"ガンダム"を始めとするRXシリーズは,原則的に3機づつ建造され,それぞれ1〜3号機として,ある程度独自の設計が施されていたと言われている。MS(モビルスーツ)の開発計画は,連邦軍においては最高ランク(AAA=トリプルエー)の機密事項でもあったため,開発や量産の目途が立つまで,その詳細を知る者は軍上層部でもごく一部に限られていた。"ガンダム"のロールアウトから間もなく,MS開発計画そのものの情報は制限が緩和され,MSを必要とする各部門が(計画全体の進捗状況を鑑みた上ではあったものの)独自に機体の開発と調達を行うことが可能となった。いわゆる"4号機"以降の"ガンダム"が複数存在するのはこのためであると言われている。
 もともと,連邦軍全体の方針としては,本格的な標準機の設計完了と共に生産ラインが既存のものから転換される予定であったが,技術士宮や各方面軍令部などの要望もあって極端な設計変更や規格外品でなければ,独自の設計に基づく機体の試作や量産は,担当部局の裁量に任されることとなった。そのため,本来の生産計画は変更され,緊急性の高い地域への早期配備や,後の技術発展を見越したカスタマイズなどが可能となったのである。こういった事情から,投入から3ケ月程度の期間内でGM系のMSに多数のバリエーションが存在したり,また,開発初期の段階で独自のコンセプトに基づく複数のリファレンス機が存在することとなったのである。同様に,ある程度の開発能力を持つ研究所や工廠なども各地に点在することとなり,兵装や外装,オプション規格などの混乱や乱立を招いたものの,このことが結果的には連邦軍全体のMS開発・生産能力の底上げに繋がったのだと言うこともできるだろう。
 かくして,サイド7において収集されたガンダムのトライアルデータを基に再設計を施された1〜3号機"以降"のガンダム系の機体群は,生産性を優先したGM系の機体とは異なり,いわゆる"高性能化"や"特殊化"を指標として開発されることとなったのである。
 MSの本格的な投入に伴い,公国軍への反攻を開始した連邦軍は,公国軍の宇宙要塞ソロモンやア・バオア・クー,ひいてはジオン本国攻略の主戦力として使用する目的で,すでに開発途上にあったガンダム4号機および5号機を宇宙戦仕
様に改装することを決定した。主な改装点は,あくまでRX-78-2を基本としつつ,ランドセルの換装と各部サブスラスターの増設,プロペラント容量の増加などを施すことで,空間戦闘時における機動力を40%程度向上させている。また,オプションのプロペラントタンクなどを装着することで稼働時間も延長され,長時間の戦闘,特に要塞攻略などにおける多大な戦果が期待されていた。
 その一方で,コア・ブロック・システムは,代替装備の完成やコストの問題などから採用は見送られることとなり,それによって余裕ができたスペースを冷却システムなどに使うことでジェネレーターの能力や稼働効率が向上した。そのため,より強力なビーム兵器の運用が可能となっており,同機はビーム・ライフルを強化したハイパー・ビーム・ライフルおよび,ビーム・ガンを左右腕部に一門づつ装備している。この改装は4号機および5号機の双方に施されたものだが,4号機のジェネレーターは,メガ・ビーム・ランチャー稼働のためさらに高出力化され,あわせて冷却システムなどもより強化されたため,胸部の冷却フィンなどの形状が5号機と異なっている。ただし,エネルギーCAPの容量不足の問題が解決されておらず,実際に運用可能であるかどうかの判断が下されないまま,出撃後も調整を続けていたと言われており,運用時の信頼性は5号機の方が高かったと言えるだろう。
 同機はWB級準同型強襲揚陸艦「サラブレッド」を旗艦とする「第16独立戦隊」に4号機とともに配備され,U.C.(宇宙世紀)0079年12月2日に南米ジャブロー基地より出撃した。隠密行動を主任務とするこの艦隊の目的は,公国軍の月面基地グラナダと宇宙要塞ソロモンの補給路を寸断することにあった。ちなみにサラブレッドは,かつて大改修のためにジャブローでドック入りしたWBに隣接するヤードで儀装を受けていた艦であると言われている。
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この機体は,南米ジャブロー基地の工廠において建造されたもので,各部改装に前後して,オーガスタ基地より派遣された次世代宇宙空間用高機動MSの開発及び実験部隊のスタッフによる調整を受けたものである。同機および4号機は,そのスタッフとともにWB級準同型強襲揚陸艦サラブレッドに配備された。
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U.C.0079年12月2日。ジャブローからWB級準同型強襲揚陸艦「サラブレッド」が出撃し,ルナツーで合流した2隻のサラミスと共に,サラブレッドを旗艦とする「第16独立戦隊」を編成した。この艦隊は高度な"潜行"装備による隠密行動が可能であった。さらにその格納庫には,2機の"ガンダム"RX-78-4ガンダム4号機とRX-78-5ガンダム5号機が静かに出撃の時を待っていた。宇宙戦用に改装された2つの機体は,大幅な設計見直しとジェネレーター出力の向上などを受けて,当時としては屈指の戦闘能力を持つに至った。しかし,それらの技術は最先端である一方で,未成熟なものでもあった。それでも,サラブレッド隊が帯びることになる任務は,この戦争の行方を左右するかもしれない重要なものとなるのだが,今はまだクルーもパイロットたちも,そして2機のガンダムも,そのことを知らない……。
 ガンダム5号機は,ジムの母体としての検証の後,一度実働仕様に組み上げられたものと考えられる{{fn このように考えないと,RX-78-1およびRX-78-2仕様の機体数のつじつまが合わなくなってしまうため。}}。しかし,次世代モビルスーツの開発プランがいくつか実働に入った段階で,新たな計画案にともなう改装(事実上の再設計)が行われている。この改装後の姿が,現在我々が見ることのできる5号機の姿なのである。
 次世代機開発の為のプランは複数提示されているが,4軍がそれぞれ立案したG4計画など(これには,応急的措置ではあったが,79Gタイプも含まれる)が,新規の78タイプ(俗に79G3タイプと呼ばれるもの)を利用したプランであったが,ジャブローに残る4〜8号機を元にしたプランは,膨大なコストをかけて建造したRX-78を直接改装することで,コスト的にも無駄にせず新型機を開発するプランであったともいうことができる。(なお,G4計画の存在は,疑問視されている部分もある。)

第16独立戦隊の主任務は,チェンバロ作戦の発動に伴い,まずは公国軍の月面基地グラナダの動向を監視することにあった。5号機を駆るのはテストパイロットあがりのフォルド・ロムフェロー中尉。4号機を駆るのはベテランパイロット,ルース・カッセル中尉である。
//後略
 5号機は,当初から空間戦闘を念頭において改装が行われており,脱出ユニットを搭載することでコア・ブロック・システムを排除している。これにより生じた余剰スペースに強力なジェネレータと冷却器を搭載したことで,当時としては破格の破壊力を持つメガビームライフルを装備することが可能となった。
 これらの改装により,バックパック交換・スラスター・プロペラントを増設したことで,機動力が40%程アップしている。また,稼働時間も延び,長時間の戦闘,特に要塞攻略戦に向けた機体として仕上げられていた。


 なお,いわゆる「ミッシングMSV」とは異なった資料に記載が見られる本機,グラナダ戦線への投入機の改装はジャブローからオーガスタ研に委託されたことで,オーガスタ研が開発中の新技術の投入もなされており,まさに次世代機の雛形に相応しい機体となっている。
 機体は,ペガサス級サラブレッドに4号機とともに配属され,最終的には終戦協定のためにグラナダへ向かうジオン共和国メンバーを護衛する任務についている。
!!引用
!GUNDAM WAR 蒼海の死闘 連邦 U-188{{br}}GUNDAM WAR EXTENSION BOOSTER2 連邦 U-188
4号機と同様,コア・ブロック・システムを廃した機体で機動性に優れる。大型ガトリング砲を装備し,全方位に対して攻撃を行う事が可能。フォルド・ロムフェローが搭乗者を務める。

 4号機と同様,コア・ブロック・システムを廃した機体で機動性に優れる。大型ガトリング砲を装備し,全方位に対して攻撃を行う事が可能。フォルド・ロムフェローが搭乗者を務める。
!!備考
大河原版と異なり,基本デザインはガンダムのままである。
特に脚部は,RX-78-2に準じたデザインに差し替えられており,形状の差異が激しい。
また,バックパックのシルエットは似ているが,各パーツの持つ役割も異なっている。
さらに,肩部には,追加のスラスターユニットが設定されている。
 MSVで存在のみ触れられていた4〜8号機の画稿が公開されたのが,M-MSVである。
 本機は,「宇宙,閃光の果てに」版の機体であるが,M-MSVの機体とほぼ同設定の機体がそのまま登場しているため,本編となったM-MSV小説版はパラレル扱いということになる。
 元々,ガンダム4号機および5号機などM-MSV分類の機体は,U.C.0100年のジオン共和国の自治権返上に伴う様々な資料整理に伴い公開されたもので,それ故に「Missing-MSV」という枠で括られたものである。
 従って,「宇宙,閃光の果てに」に伴う4号機,5号機の設定は,U.C.0100年以降に公開されたものという扱いになるといえるだろう。
 このため,本サイトでは,M-MSV版を地球連邦が公開した情報資料による機体,「宇宙,閃光の果てに」版を記録フィルム版の機体と解釈している。

 しかしながら,MSV-Rに伴う改変で一部齟齬がでているため,このあたりの扱いが変更になる可能性も高いと言えるだろう。
!デザインについて
 大河原版と異なり,基本デザインはガンダムのままである。
 特に脚部は,RX-78-2に準じたデザインに差し替えられており,M-MSV版との形状の差異が激しい。また,バックパックのシルエットは似ているが,各パーツの持つ役割も異なっている。
 最大の相違点は,肩部追加のスラスターユニットが設定されていることであろう。
!!関連項目

!!編集者
*あさぎり
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{{category MS/MA・R}}
//{{category モビルスーツ・}}
{{category モビルスーツ・閃光の果てに}}
{{category 加筆募集・MS}}
----
{{lastmodified}}
!!ノート
■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]]
※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。