トップ 差分 一覧 Farm ソース 検索 ヘルプ ログイン

〔RMS-106〕ハイザック

お願い

  ■検索等で初めて来訪した方は,注意書き等を必ずご覧になってください。
  ■Wiki項目への直接リンクは避けるようお願いします。→<必読>  頻繁に項目変更が行われる関係上,直リンクはエラーのもととなります。
  ■あまりにマナーの悪い人がいましたので,一部項目にアクセス禁止処理を行いました。
  ■極めて短時間で集中的アクセスを行ってるIPについては,終息の目処が立たなかったためアクセス禁止処理を施しました。解除申請は本家掲示板にて。

ユーザーファイル入口

ハイザック

  • [MS]

データ

機体データ
型式番号RMS-106
兵器区分汎用量産型モビルスーツ
所属ティターンズ
パイロットジェリド・メサ
カクリコン・カクーラー
サラ・ザビアロフ
他 ティターンズパイロット
製作データ
デザイナーベースデザイン:大河原邦男
クリーンナップ:藤田一己
初出作品機動戦士Ζガンダム
参考文献GUNDAM WAR
MS回顧録
Zガンダムを10倍楽しむ本
1/100 MGインストラクション
1/100 インストラクション
HCM Pro. インストラクション
GジェネレーションDS
Gジェネレーションポータブル
GジェネレーションNEO ほか



 スペック

項目内容
全高20.6m
全高21.2m[1]
全高18.0m[2]
頭頂高18.0m
本体重量38.7t
全備重量59.6t
ジェネレータ出力1428kw
スラスタ推力16200kg x4
スラスタ総推力64800kg
質量比1.33
姿勢制御バーニア10
センサ有効半径8900 m
装甲材質チタン合金/セラミック複合材

頭部

 ハイザックの頭部は基本的に公国軍のMS-06《ザク》と同様の構造を持っている。これは生産設備を含め,公国軍から接収したものを利用したことから来ている。無論,各部材は連邦軍として統一された規格で調達されているため,外観こそ「ザク」そのものという形状ではあるが,内部的には連邦軍系であるとも言えるのである。特に,各種消耗材やコンピュータ関連のドライバは,連邦軍のものとなっているため,これを公国軍系の部材で置き換えることは困難である。
 また,ハイザックの頭部は見た目こそザクであるが,内部的には一年戦争以後の高性能化した部材によって建造されており,トータルスペックは一年戦争当時の高性能機のものに匹敵するものとなっている。
 ユニット内には,改良されたモノアイタイプのカメラアイが設置されており,左右280度のサーチ範囲が確保されている。モノアイには照準器用テレビカメラも内蔵されており,これらで得られたデータは全周モニターへと投影され,パイロットの補助を行う。

胴体

 ハイザックのボディユニットは,俗に「連邦と公国の技術が中途半端に融合している」と言われる本機の,まさにその特徴を如実に物語っている部位ということができる。
 胸部に搭載されているメインジェネレーターをはじめ,各種部材は基本的に連邦系メーカーによるデバイス(あるいはそのOEM)であり,ところどころに残る公国軍系の駆動デバイスにはジェネレーターから得られたエネルギーをわざわざ流体パルスに変換して伝達しているのである。この問題は,胴体部のコクピットハッチをエネルギーサプライケーブルが経由する構造からも明らかで,いわばジェネレータから得られるエネルギーを無駄に使用している状況であった。

 この点は,ハイザックが抱える問題点として既に明らかとなっており,ハイザックは2基のビームデバイス(ビーム兵器)を同時にドライブできないという欠点を抱えていた。一般には出力不足のため,と説明されることが多いが,実際にはハイザックのジェネレータが生み出す出力は,連邦軍の一年戦争時の量産モビルスーツRGM-79《ジム》を上回っており,ビーム・ライフル(通常はビームスプレーガンであったがライフルのドライブも可能)とビーム・サーベルを標準でドライブ可能なジムと比較すると,運用の幅が狭いと言わざるを得なかったのである。
 結果的に流体パルスコンバータの容積とその変換効率の悪さから,ハイザックは打撃力の面でジレンマを抱える機体となったのである。

 また,ハイザックのボディの構造は,従来の公国軍系モノコック構造によるものではなく,ジムなどに近い連邦軍系のセミモノコック構造が採り入れられている。例えばバックパックは独立した換装可能なユニットとして設置されている。各部にユニット化されている部分があり,各種の改良が行えるような構造となっていた。

腕部

 ハイザックの腕部は,公国軍系モビルスーツと連邦軍系モビルスーツのハイブリッドという側面を強く表しているといえる部位である。
 ザクのエネルギーサプライケーブルは,主として動力伝達系としての役割を果たしており,MS-05では機体内部に内蔵されていたもののMS-06では外部に露出させている。これは,様々な機能拡張に際して,エネルギーサプライケーブルの内蔵のためのスペースを確保するよりも外部露出させ,柔軟に運用できる方が都合が良かったからである。
 しかしながら,MS-06にいたっても腕部に関してはエネルギーサプライケーブルが内蔵されていたのは,やはり装備の運用に際して種々の問題があったからであろうことは想定するに容易い。
 ハイザックの腕部サプライケーブルが露出しているのは,エネルギー効率の悪さに原因がある。このサプライケーブルは,ジェネレータへと接続されているが,伝達される動力は流体パルスによるものであって,連邦軍系のジェネレータから取り出した出力をそのまま利用するものとは異なり,パルスコンバータを経由している。このため,エネルギー効率が悪く結果的に出力不足となり,ビーム兵器の複数運用が不可能となっているのである。

 なお,グリプス戦役期には,エネルギーサプライケーブルが邪魔になることから上腕部のみ一部露出するだけでユニット内に内蔵する構造をとった機体も登場している[3]。エゥーゴとの戦闘が激化したことで,サプライケーブルによる運用面での不利が大きく影響したためと考えられる。

脚部

 ハイザックの脚部は,「ザクにジム系のノウハウを盛り込んだもの」と総括することができる。実のところ,ハイザックの脚部構造に関しては,いわゆるR型ザクの構造が踏襲されており,脚部全体をひとつのブースターユニットとして見なしている。脛横に設置された増速用ロケットブースターは,それ単体で極めて高い出力を持っており,ハイザックの機動性を高める一助となっている。
 また,連邦軍のフィールドモーターを前提とした構造システムは,ロケットブースターのユニット化を可能としており,これを換装することで異なった機能を持たせることができるようになっている。
 俗にハイザックはMS-11《アクトザク》やMS-06R《ザク》の発展型とも言われるが,これはこうした脚部構造を根拠としたものでもあるといえるだろう。

 武装

 ハイザックは基本的に使う武器を選ばない。
 主兵装は,かつてのザクが運用していたザクマシンガンの改良型であるが,その一方で,連邦軍系モビルスーツで運用されていたマシンガンやザクでは運用が不可能であったビーム兵器すら運用可能だったのである。

120mmザクマシンガン改

 基本的な仕様はMMPシリーズの120mmマシンガンを踏襲しているが,サイトスコープユニットは新設計によるもの。
 サイトスコープは,連邦系の規格に適合させただけの物ではあるが,精度は公国製のものよりも格段に向上している。

ビーム・サーベル

 連邦軍製のMSが使用する標準的なサーベルユニット。

ビーム・ライフル(2.2 MW)

 機体の開発とほぼ同じ時期に連邦軍の標準武装として開発されていた。標準的な威力を持っている。このタイプのビーム・ライフルは,RMS-108《マラサイ》をはじめ,連邦軍の機体の多くが運用可能である。

ヒートホーク

 腕部を介して供給できるエネルギーの容量が増えたため,ヒート・ブレードが大型化している。

腰部3連ミサイルポッド

 3発のミサイルを内蔵したポッドを左右に2基装備する。腰部のラッチに装着するが,その際にヒート・ホークをスリングできるよう,アームバーにもラッチが設けられている。

メガランチャー

 後のMSの重兵装となるメガランチャーの試作型。1機のジェネレーターでは可動(編註原文まま)できないので,出力供給用の機体を接続する必要がある。ビームライフルの数倍のパワーがある。

オプションシールド

 連邦軍のインシグニアの入ったオプションシールド。ビームライフル用のエネルギーパックを2基収納することができる。
 連邦系のMSはシールドを左腕に装備する事が多く,ジム系の機体から乗り換えるパイロットの利便性を考慮して装備された。
 また,連邦のインシグニアの存在は,ザク系の機体に不慣れなパイロットでも機体所属の確認に有効であった。

 概要

 RMS-106《ハイザック》は,地球連邦軍が一年戦争終戦後に本格的に設計・量産した初のモビルスーツである。
 一年戦争後,ジオン公国の各種施設を接収した連邦軍は,公国軍が開発・配備した様々なモビルスーツのデータを入手し,その生産設備も又入手することとなった。公国軍のモビルスーツ開発技術が,連邦軍の10年は先に進んでいるということは連邦軍の技術者にとってはある意味当たり前の事実でしか無く,これを貧欲に吸収するために連邦軍技術者は様々な機体の情報を集めたのである。
 特に史上初めて本格量産されたモビルスーツであるMS-06《ザク》は,連邦軍の技術者にとって非常に興味の持たれる機体であった。

 こうして,U.C.0083年のデラーズ動乱以降,連邦軍は公国軍系モビルスーツ技術を採り入れることを本格化させることとなる。
 U.C.0085年にロールアウトしたハイザックは,公国軍のモビルスーツ生産設備を流用することが可能なモビルスーツとして設計されながらも,連邦軍系モビルスーツの技術導入を行い,両系統の融合を図った初のモビルスーツである。
 設計の基本コンセプトはザクに基づいており,その意味では,新型というよりはザクの改良型に近いともいえるのだが,その機体成立の過程からも中途半端な機体で有るともいえ,口割かない技術者からは「ザクの皮を被ったジム」と揶揄されることもある機体となってしまったのであった。

 しかしながら,ハイザックの基本設計には後のモビルスーツに波及する新たな概念が多く存在し,このことから極めて初期の(あるいは第1号の)第2世代モビルスーツともされることがある。(なお,厳密な第2世代モビルスーツの区分においては,ハイザックはいわば1.5世代とも言える中途半端な機体ではあるが,本機のもたらした功績は大きなものがある。)
 ハイザックが導入し,第2世代モビルスーツ以降で標準化した装備に「リニアシート」と「360度全周モニター」がある。これは,連邦軍のモビルスーツが採用していたブロック型コクピットをさらに発展させたもので,極めて広い視界を確保した上,ユニットそのものが脱出ポッドになるという優れたものであった。
 また,機体ごとに操作法が変わる旧来のモビルスーツに比較して,リニアシートによる操作法の(ある程度の)統一は,操縦性の向上という部分で大きな効果があった。(これは,公国軍が終戦間際に行っていた統合整備計画の操縦法の統一に似た部分がある。)
 同様に,旧来の公国軍系モビルスーツでは,モノコック構造故のメンテナンス性の問題点があったが,連邦軍系の技術導入によりメンテナンス性が高まったことも利点の一つということができるだろう。
 総じて言えば,ハイザックという機体は,公国軍系と連邦軍系の双方を融合させたため,中途半端な機体となっているが,その構造・仕様は,以後の機体のリファレンスとなった機体である。
 しかしながら,U.C.0080年代後半の狂騒的な火力のエスカレートにはついていくことはできなかったため,U.C.0085年ロールアウトという比較的新しい機体でありながらも急速にその姿を消していくこととなった。

 かつてのMS-06《ザク》を彷彿とさせるグリーンに塗装された本仕様は,旧ジオン公国軍残党狩りを目的として設立されたティターンズによって運用された機体である。このカラーリングは,公国軍残党兵に対する心理的圧力をも考慮されたもので,ロールアウト後グリプス戦役中盤までティターンズの前線部隊で運用されている。
 その後,ティターンズの主力機が更新されると,ハイザックの多くはジオン共和国へと払い下げられ,このカラーリングに準じたものが共和国軍の機体のカラーリングとなっている。

 引用

GUNDAM WAR ティターンズ U-1

 地球連邦軍が採用した一年戦争後初の新設計機。MS-06FザクIIをベースに造られており,リニアシートや306度全周囲スクリーン等を1番最初に標準装備された機体でもある。ザク尭瑛諭と突兩に優れた優秀な機体であった為,ティターンズでも好んで使用された。

 備考

 いわゆるティターンズブルーの機体も存在していたとも思われるが,初期の先行量産機以外では,現時点で資料確認がなされていないため,項目化は行っていない。
 また,ハイザックのベースとなった機体については諸説あり,共通しているのは「ザク」系であることであるが,B-CLUB 021ではアクトザク,アニメージュ 1985/05では06R系とされている。本文ではこれらの折衷案的なまとめを行った。

 関連項目


 編集者


[MS/MA・R]
[モビルスーツ・Z]
[モビルスーツ・ジオンの幻陽]


最終更新時間:2015年01月18日 08時30分27秒

 ノート

本項目に追加情報を記載する
※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。

脚注

  • [1]MJ Vol.121
  • [2]HCM Pro.
  • [3]これは,HGUC版のハイザックのアレンジ部を想定したもの。