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〔RMS-099〕リック・ディアス(初期型)

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リック・ディアス(初期型/クワトロ・バジーナ機)

  • [MS]

データ

機体データ
型式番号RMS-099
MSA-099
兵器区分汎用攻撃型重モビルスーツ
所属エゥーゴ
パイロットクワトロ・バジーナ
製作データ
デザイナー永野護
作画用フィニッシュ:藤田一己
初出作品機動戦士Ζガンダム
参考文献GUNDAM WAR
MS大全集
Zガンダムを10倍楽しむ本
1/100 インストラクション
1/144 インストラクション
1/220 インストラクション
GジェネレーションF
1/100 MGインストラクション ほか



 スペック

項目内容
全高21.6m
(バインダ無し/18.7m)
頭頂高18.0m
頭頂高18.7m[1]
本体重量32.2t
全備重量54.7t
ジェネレータ出力1833kw
スラスタ推力37400kg x2
スラスタ総推力74800Kg
移動用ロケット推力3740kg x2[2]
姿勢制御バーニア7基
センサ有効半径11500m
装甲材質ガンダリウムγ合金
乗員1名

頭部

 リック・ディアスの特徴は,その頭部に集約されていると言っても過言ではない。まず,他の一般的なMSと異なり,リック・ディアスのコクピットは頭部に設置されている。
 メインカメラは公国軍が開発したモノアイをさらに多機能化したユニットで,機体周囲の状況を走査しつつ,超広角画像を補正して,直視に近い映像としてコクピットに投影する。露出する可動部分が少ないため,耐弾性と整備性が高いとされている。
 ちなみに,クワトロ大尉が使用した機体のヘッドカバーには試作品か使われていたという説がある。

腕部

 リック・ディアスの腕部は,それまでに蓄積されたMSのノウハウのほとんどが盛り込まれている。ショルダーアーマーにはリバース,フォワード共に有効なサブスラスターが装備されており,トルクと反応速度は当時の平均的MSのスペックを上回り,ビーム兵器へのエネルギー供給能力も破格の容量とフレキシビリティを併せ持つ。

脚部

 リック・ディアスの脚部構造は,必ずしも足下にバーニアスラスターを持たないという意味で,公国系とも連邦系とも異なる"第二世代MS"に分類される機体群のひとつであると言うことができる。

ボディ

 リック・ディアスには,後にこの時期の機体のスタンダードとなる"ムーバブル・フレーム"の極最初期のものが採用されている。これは,エウーゴにガンダムMk-兇もたらされることにより,更なる進化を遂げる。

 武装

 リック・ディアスは,エゥーゴの戦略の根幹をなす"調達容易な高性能MS"という要求に対し,十二分に応えるものであった。
 それは例えば,使用可能な武装が多岐にわたることからも十分に知ることができる。

クレイバズーカ(7+1発)

 エゥーゴのモビルスーツ用バズーカ,100式などもこれを使用する。
 本来クレイ・バズーカとは,敵機の撃破よりも内部破壊による稼働不良,すなわち"足手まとい"とする粘着榴弾などを射出する武装である。
 エゥーゴの初期の戦術では,積極的に敵機を鹵獲する方針が採られていたためもあり,その種の弾頭が多用されていたため,この武装もそう呼ばれているが,実際には他の弾頭も運用可能である。

ビームピストル(2.2 MW)

 リック・ディアスの専用武器で,エネルギーチャージ式。背部のラックに2丁装備されている。
 装備したままの状態でも使用可能で,射角もある程度制御可能。ビーム・ピストルは,ビームをパルス状に射出できるため,エネルギーロスが少なく,射線から自機の位置を検出されにくいという特徴も持っている。

ビーム・サーベル(0.4 MW)

 この機体のために開発された新開発のデバイスが採用されたものだが,性能そのものは既存のものとほとんど変わらない。
 ただし,ビーム発振ユニットの歩留まりが安定していたため,後に百式などにも同等品が採用されている。

55mm バルカンファランクス

 頭部に設置されている装備。

トリモチランチャー

 手首部に装備されている多目的ランチャーに設置されている。

ビーム・ライフル

 百式と同型,あるいはジム供ぅ優發覆匹汎鰻燭離薀ぅ侫襪盪藩儔椎修任△襦

 概要

 RMS-099《リック・ディアス》は,エゥーゴが配備した攻撃型重モビルスーツである。
 その外観から推察可能なように,かつてのジオン公国系技術陣によって開発された機体で,開発を請け負ったアナハイム・エレクトロニクス社では,極秘裏にエゥーゴへの支援を打ちだしていた。
 なお,リック・ディアスの名前の由来は,喜望峰の発見者である,パーソロミュー・ディアスから,クワトロ大尉の手によって命名されたことは有名である。

 U.C.0083年に設立されたティターンズの専横は,かつての公国軍系残党のみならず,おなじ連邦軍内部にも様々な軋轢を生じることとなった。特に,U.C.0084年あたりからのコロニーに対する強権的な対応は,反ティターンズ活動を各地で引き起こすこととなった。(ティターンズは,これを巧みに反連邦活動としてすり替えており,連邦内の反ティターンズ派は,ある意味封じ込められていた状況だった。)
 特に,U.C>0085年に引き起こされた30バンチ事件は,ティターンズ上層部の独断によって実施され,同じティターンズであっても末端(尉官,佐官の多くも知らなかったとされる)の兵士には伝えられないままに実施されており,見事に反ティターンズ派とティターンズ一般兵の対立を煽ることに成功している。

 エゥーゴは,30バンチ事件の後,ティターンズとの武力衝突を想定して,様々な準備を始めている。モビルスーツの開発もその一環であり,ティターンズの量産配備と同等以上の性能を持つ機体の開発は急務となった。
 リック・ディアス最大の特徴が,ガンダリウム系合金の改良型であるガンダリウムγを初めて用いた機体であるという点である。このガンダリウムγは,アクシズで開発され,クワトロ大尉の手によってアナハイムにもたらされた。アナハイムは,ガンダリウムγの製法などを得る見返りにエゥーゴへのモビルスーツ供与を決定したと言われるほどであり,いかにこの装甲材が画期的であったかが分かるだろう。

 複数の試作案が併走する中,完成したリック・ディアスは,RX-78《ガンダム》を始めとする連邦軍系高性能モビルスーツの長所を公国軍系モビルスーツ,MS-09R《リック・ドム》の系譜上にある機体で,一説に依れば,MS-09S《ドワス》がベースであり,根幹部分にはアナハイムが関与しながらも抹消されてしまったRX-78GP02A《ガンダム試作2号機》で得られた技術が活かされているとも言われる。

 開発時には,エゥーゴの指導者であったブレックス准将により,「ガンマガンダム」のコードネームが与えられ,まずプロトタイプの試作が行われた。(RX-098《プロトタイプリック・ディアス》[3]のこと。)
 この試作機の時点で,ほぼ機体構成は完了しており,機体各所が整理されていない事を除けば,後の量産機と変わらない機体として完成していたのである。また,ほぼ同時期に,型式が不明ながら「リック・ディアス改」と呼ばれる機体[4]が建造されており,こちらを使用してクワトロ大尉が様々な試験を行っているとされている。(この試験中に,ティターンズが建造したガンダムMk-兇離廛蹈肇織ぅ廚噺鮴錣靴浸から,後にグリーンノアへ情報収集へ向かう事になった物と思われる。)

 プロトタイプリック・ディアスの試験結果は良好で,直ちに量産に移る事となった。まず,量産仕様の機体が設計され,若干数生産される事となった。この際に,各種装甲の整理やアビオニクスの選定,武装のチョイス,搭載スペースの確保等々,様々なブラッシュアップが行われ,極めて少数がロールアウトする事となった。この量産試作機(あるいは先行量産型)は,エゥーゴの実働部隊の指揮を執る事となったクワトロ大尉に与えられ,実用運用とともにデータ収集が行われる事となった。また,バルカンファランクスのカバーや膝部アーマーなど,さらなる整理が行われた機体が,(初期)生産型として生産され,一年戦争の生き残りなどベテランパイロットにまず配備された。(この機体が,初期の黒色の塗装が行われていた機体である[5]。)

 その後,グリーン・ノアにおける「ガンダムMk-橋奪事件」をエゥーゴは引き起こすが,この一連の事件のさなか,クワトロ機は損失しており,クワトロ大尉は百式を受領することとなる。
 一方,クワトロ機が損壊したとはいえ,これはあくまで事故のような物であり,ティターンズとの戦闘においては,既存のモビルスーツであるRMS-106《ハイザック》やRMS-117《ガルバルディβ》を圧倒しており,エゥーゴ首脳陣やアナハイムは,リック・ディアスという機体に自信を持ち,本格的な生産に移行することとなった。

 以降,リック・ディアスの生産はグリプス戦役終盤まで続けられており,エゥーゴのベテランパイロットやエース級パイロットに優先的に支給されている。
 これらの機体を俗に後期生産型ともいい,ロールアウトした機体は,全て赤の塗装が施されることとなった。これについては,様々な説があるが,「クワトロ機の赤は人気があった」という説が,最もあり得る物だとも言われている。

初期型

 リック・ディアスの初期型と呼ばれる機体は,事実上クワトロ・バジーナ大尉の機体を指す物である。この機体は,いわゆるプロトタイプからの開発途上で,極めて初期にロールアウトした機体であり,後の本格量産された機体とは各部に異なった部分が存在すると言われている。
 例えば,頭部バルカンファランクスのカバーは,クワトロ機には複数の形状が確認されており,時期によって改変されたものだと考えられる。とはいえ,基本性能は後に生産された機体と変わるところは無く,俗に専用機と呼ばれるカスタムタイプの機体とは異なっている。
 この機体は,U.C.0087年3月のグリーン・ノアにおける「ガンダムMk-橋奪事件」において,クワトロ・バジーナ大尉によって運用されたが,この一連の事件の中で,捕虜となっていたフランクリン・ビダンがアーガマから脱出する際に使用し,破壊されている。(この後,クワトロ大尉は,「次の試作機」である百式を受領しており,リック・ディアスからは下りている。)

 なお,初期型の一部の機体は,背部バインダをシールドとして使用可能であったと言われている。(クワトロ機のみという説もある。)
 これは,背部ブースターバインダーを肩部に存在したラッチに接続するという物である。また,初期型はビームピストルを2丁接合することで,前腕部に装着することができたとも言われている。このあたりについては,初期型のみの仕様なのか,それとも一部のロット違いなのかは明らかではない。

 引用

GUNDAM WAR 果てなき運命 地球連邦軍 U-243

 クワトロ・バジーナ大尉の搭乗機。その赤い機体と操縦者の卓越した技量から,敵にジオンの赤い彗星を連想させた。しかしフランクリン・ビダンの逃亡に使用され,大破してしまっている。

 備考

リック・ディアスのタイプ区分について

 リック・ディアスについては,機体の位置づけが様々で定まっていないため,混乱する事も多いと思われる。一般的な初期型/先行量産型,あるいは量産試作機に当たる物が,当初クワトロ機として使用されていた「赤」のリック・ディアスである。
 また,初期量産型に該当する物が,ロベルト,アポリーが搭乗していた「黒」の機体である。これらの機体は,作中で「赤」に塗装替えされるが,機体自体は後の量産機と変わるところはない。
 後期生産型/後期量産型とされる機体が,一般に配備された「赤」の機体である。

 近年の各種資料の取り扱いから,本Wikiでは,リック・ディアスは次のように取り扱っている。

区分説明
1リック・ディアスアーガマのアンマン寄港前後に本格的に増産された「赤」の機体。
資料によっては「後期生産型」とも。
2リック・ディアス(初期型)クワトロがサイド7潜入時に搭乗していた機体。
3リック・ディアス(先行量産型)初期に建造された「黒」の機体[6]

初期稿について

 リック・ディアスは,数多くのアニメ誌等で,完成直前の準備稿が掲載されている場合が多い。これらは,没というよりも,リック・ディアスの解説の一環として用いられていることが多く,機体のディテールや装備の違いも存在する。(ハイディテール稿に初期稿の意匠が復活していたりと,統一できない部分もある。)
 リック・ディアスの初期稿は,没コーナーでは取り扱わないので,ここで差異を記しておく。

違い
1バインダーの形状が丸みを帯びている。
また,背部から取り外し,肩に装着することが可能。
2ビームピストルを2丁組み合わせて腕部に装着することが可能。

表記について

 ゲーム媒体などでは複数の記述が見られるが,前出の通り,本Wikiでは「初期型」としてまとめている。
 例えばGジェネレーションギャザービート2では,「リック・ディアスQ.V」と表記されているが,これはギレンの野望シリーズなどにおける「リック・ディアス/Q.V」といったパイロットの専用カラーとしての表記と考えられるため,特に索引に記述するようなことはしていない。
 他にも,「クワトロ専用リック・ディアス」などの表記も同様である。

 関連項目


 編集者


[MS/MA・M]
[MS/MA・R]
[モビルスーツ・Z]
[加筆募集・MS]


最終更新時間:2016年08月16日 21時00分25秒

 ノート

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脚注

  • [1]MS大全集
  • [2]1/100 リック・ディアス インストラクション
  • [3]なお,「プロトタイプリックディアス」というのが今日の名称であるが,これは明らかに後付けの名称である。実質的には「ガンマガンダム」という名称で試験されていたと考えられ,一部の資料では,同機に「ガンマガンダム」の名を併記している場合もある。また,プロトタイプの型式番号の「RX-098」も明らかに後付けであり,これはエゥーゴが連邦内でのイニシアチブを獲得してから付けられた物だと思われる。
  • [4]この機体は,「(プロトタイプ)リックディアス改」としたほうがいいことは間違いない。時期的に,リックディアスの量産前の機体であり,あくまでテスト機の域を出ていない。名称も後付け的なイメージがあるので,おそらくテスト時には別なコードで呼称されていたのだろう。また,実機は損壊し失われている事から,プロトタイプリック・ディアスと異なり,エゥーゴの連邦掌握後も型式番号を与えられなかった物と思われる。
  • [5]このクワトロ機と初期生産型2機がU.C.0087/02/25〜26頃にアーガマに配備され,この3機によるガンダムMk-橋奪事件が起こるのである。この一連の抗争で,クワトロ機が損壊,失われるのだが,この時点ではリック・ディアスに伴う情報はティターンズに流出させることはまずく,大破したクワトロ機は,その部品のほとんどがアーガマに回収されている。おそらく,装甲材だけではなく,機体アビオニクスも流出させるわけにはいかなかったのだろう。実は,同様の事例がジャブローの風作戦後にもあり,このときはリック・ディアスは,カラバに供与し,百式は必ず持って帰る,ということが条件となっていた。
  • [6]なお,先行量産機も「赤」に塗装替えが行われているのは,劇中でも説明されている。このため,アポリー機,ロベルト機は,赤に塗装されている際の解説文でも先行量産機として区別している。