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アイザック / EWACザック
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | RMS-119 |
兵器区分 | 偵察用モビルスーツ |
所属 | 地球連邦軍 |
パイロット | 特になし |
製作データ | |
デザイナー | ベースデザイン:あさのまさひこ,カトキハジメ / フィニッシュ:明貴美加 各種装備/バリエーションデザイン:明貴美加 |
初出作品 | 機動戦士ガンダムZZ |
参考文献 | GUNDAM WAR Gジェネレーションポータブル 他 |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | 19.2m |
頭頂高 | 18.5m |
本体重量 | 41.6t |
全備重量 | 73.5t |
ジェネレータ出力 | 1430kw |
スラスタ推力 | 16200kg x2 |
質量比 | 1.61 |
姿勢制御用バーニア | 10基 |
センサ有効半径 | 26000m |
装甲材質 | チタン・セラミック複合材 |
データポッド
得た情報を記録し,味方に送るためのもの。
それ自体が識別コードを発信し,回収されやすくなっている。
ロト・ドーム
頭部と一体化した構造で,各種探知機器の情報を統括する戦術データ・システムが搭載されている。索敵・識別能力が高い。
なお,基部はバックパックと一体化している。
下部センサー
股間部に装備されている対地センサー。
武装
RMS-119は,その運用において基本的に武装を持たない。
ただし,最低限の自衛用武装として,RMS-106用「ザクマシンガン改」を装備することはある。
概要
地球連邦軍が開発した偵察用量産型モビルスーツ。
グリプス戦役期にティターンズの掌握下にあったルナツー工廠において開発された機体。ルナツー工廠が得意とする既存機の強化,発展機としての特性を持つ。
ミノフスキー粒子が発見され,そのECM効果によってレーダー兵装の価値は一気に下落した。この結果,既存の兵器体系が一新され,登場したのがモビルスーツという新兵器である。このため,一年戦争時には,モビルスーツという新兵器と,それに付随した新戦術による既存兵器体系の駆逐が行われたといっても過言では無い。
だが,そのミノフスキー粒子も完璧なものとはいえなかった。
一度散布されたミノフスキー粒子は,時間と共に拡散し,そのECM効果が失われてしまうのである。このため,粒子の拡散がすすめば,既存のレーダーを使った索敵も可能となってしまい,逆に,ECM効果を得るためにミノフスキー粒子の散布を続けると,今度はそこで何らかの軍事的行為が行われていることの証明になってしまったのである。
つまり,一年戦争時のような地球圏全域を領域とした大規模戦闘でもないかぎり,既存のレーダーでもそれなりの存在意義があることが判ってきたのである。
アイザック(EWACザック)は,偵察用にRMS-106ハイザックを改修した機体で,電子戦兵装に重点がおかれていることが特徴である。頭部と一体化したロト・ドームは,連邦軍が開発した規格型のもので,生産時に組み込むパーツを変更することで,RGM系にも適用可能なものとなっている。このロト・ドームは大型パッシブレーダーシステムであり,敵が発するレーダー波を超長距離から正確に探知することが可能である。(むろん,高い精度を発揮するには,ミノフスキー粒子の濃度が低いことが前提であることは言うまでもない。)また,下面にはモノアイが装備され,SFSでの飛行中に地上の光学撮影が可能である。
さらに,レーダー,赤外線探知機など各種センサー類の強化もなされており,ミノフスキー粒子存在下においても他の機体とは比較にならない索敵能力を誇る。
かつてジオン公国軍が建造したMS-06Eザクレコンタイプは,ミノフスキー粒子によるECM効果の影響下で強制的に光学偵察を行うことを目的とした機体であったが,本機はそうした光学観測だけでは無く,総合的なデータ収集を前提とした機体なのである。
本機の運用は,基本的に単独運用となる。
すなわち,単独で観測可能な領域ギリギリで観測を続け,得られたデータを通信または背部のデータポッドにより艦隊へ連絡後,次のポイントに移動する,といった運用法になる。このため,プロペラントを大量に搭載し,長時間の稼働時間を得ている。時には,サブ・フライト・システムを利用し,通常のMSでは考えられない長距離の偵察行動を行う場合もある。
本機は,電子戦用MSとしては比較的多く製造され,様々な戦線に配備された。そのため,第1次ネオ・ジオン戦争時には,ネオジオン側に鹵獲され使用された機体も多い。
引用
GUNDAM WAR ネオジオン U-9
地球連邦軍がRMS-106ハイザックを基に開発した偵察用モビルスーツ。ロトドームやデータポッドの装備により,ミノフスキー粒子散布下での情報収集が可能である。
備考
基本設定として,機動戦士ガンダムZZ登場機として扱われるが,劇中の描写として実際に連邦軍の所属機が登場した訳ではない。
これは,ガンダムZZの放映上の方針として敵味方を判りやすくするという方針があったためで,モノアイを装備した機体は,全てネオ・ジオン側の機体として扱われたのである。
このため,本機が連邦製という設定で有りながら,連邦製として運用されたという描写は,後のアンソロジー関連まで待つ必要がある。
このため,多くの解説が実際には,別項に立てる「青の部隊」運用機のものが多く,発売されたプラモデルキットも,その青の部隊での運用機であった。
なお,オリジナルのアイザックのカラーリングであるが,おそらくはティターンズブルーだと思われる。これは,ティターンズ運用のEWAC機のカラーリングが原則統一されていたことからの推測である。
関連項目
- MS-LEXOCONのデータを参照する
- 〔RMS-119〕アイザック(索敵能力強化機)
- 〔RMS-119〕アイザック(青の部隊運用機)
- 〔RMS-119〕アイザック(ネオ・ジオン運用機)
- 〔RMS-119〕アイザック(袖付き仕様)
編集者
最終更新時間:2012年02月11日 03時42分53秒
ノート
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脚注