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〔RMS-106〕ハイザック(ALIVE版)

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ハイザック

  • [MS]

 データ

機体データ
型式番号RMS-106
兵器区分汎用量産型モビルスーツ
所属コロニー政府軍
パイロットコロニー政府軍兵士
製作データ
デザイナーベースデザイン:大河原邦男
クリーンナップ:藤田一己
アレンジ:高山瑞穂
初出作品機動戦士ガンダムALIVE
参考文献
登場話数Ep.7,Ep.15

 スペック

項目内容
全高20.6m
全高21.2m[1]
全高18.0m[2]
頭頂高18.0m
本体重量38.7t
全備重量59.6t
ジェネレータ出力1428kw
スラスタ推力16200kg x4
スラスタ総推力64800kg
質量比1.33
姿勢制御バーニア10
センサ有効半径8900 m
装甲材質チタン合金/セラミック複合材

※スペックは,Ζガンダム劇中のもの。

 武装

 ハイザックは基本的に使う武器を選ばない。
 主兵装は,かつてのザクが運用していたザクマシンガンの改良型であるが,その一方で,連邦軍系モビルスーツで運用されていたマシンガンやザクでは運用が不可能であったビーム兵器すら運用可能だったのである。

120mmザクマシンガン改

 基本的な仕様はMMPシリーズの120mmマシンガンを踏襲しているが,サイトスコープユニットは新設計によるもの。
 サイトスコープは,連邦系の規格に適合させただけの物ではあるが,精度は公国製のものよりも格段に向上している。

ビーム・サーベル

 連邦軍製のMSが使用する標準的なサーベルユニット。

ビーム・ライフル(2.2 MW)

 機体の開発とほぼ同じ時期に連邦軍の標準武装として開発されていた。標準的な威力を持っている。このタイプのビーム・ライフルは,RMS-108《マラサイ》をはじめ,連邦軍の機体の多くが運用可能である。

ヒートホーク

 腕部を介して供給できるエネルギーの容量が増えたため,ヒート・ブレードが大型化している。

腰部3連ミサイルポッド

 3発のミサイルを内蔵したポッドを左右に2基装備する。腰部のラッチに装着するが,その際にヒート・ホークをスリングできるよう,アームバーにもラッチが設けられている。

メガランチャー

 後のMSの重兵装となるメガランチャーの試作型。1機のジェネレーターでは可動(編註原文まま)できないので,出力供給用の機体を接続する必要がある。ビームライフルの数倍のパワーがある。

オプションシールド

 連邦軍のインシグニアの入ったオプションシールド。ビームライフル用のエネルギーパックを2基収納することができる。
 連邦系のMSはシールドを左腕に装備する事が多く,ジム系の機体から乗り換えるパイロットの利便性を考慮して装備された。
 また,連邦のインシグニアの存在は,ザク系の機体に不慣れなパイロットでも機体所属の確認に有効であった。

 概要

 RMS-106《ハイザック》は,地球連邦軍が一年戦争終戦後に本格的に設計・量産した初のモビルスーツである。
 一年戦争後,ジオン公国の各種施設を接収した連邦軍は,公国軍が開発・配備した様々なモビルスーツのデータを入手し,その生産設備も又入手することとなった。公国軍のモビルスーツ開発技術が,連邦軍の10年は先に進んでいるということは連邦軍の技術者にとってはある意味当たり前の事実でしか無く,これを貧欲に吸収するために連邦軍技術者は様々な機体の情報を集めたのである。
 特に史上初めて本格量産されたモビルスーツであるMS-06《ザク》は,連邦軍の技術者にとって非常に興味の持たれる機体であった。

 こうして,U.C.0083年のデラーズ動乱以降,連邦軍は公国軍系モビルスーツ技術を採り入れることを本格化させることとなる。
 U.C.0085年にロールアウトしたハイザックは,公国軍のモビルスーツ生産設備を流用することが可能なモビルスーツとして設計されながらも,連邦軍系モビルスーツの技術導入を行い,両系統の融合を図った初のモビルスーツである。
 設計の基本コンセプトはザクに基づいており,その意味では,新型というよりはザクの改良型に近いともいえるのだが,その機体成立の過程からも中途半端な機体で有るともいえ,口割かない技術者からは「ザクの皮を被ったジム」と揶揄されることもある機体となってしまったのであった。

 しかしながら,ハイザックの基本設計には後のモビルスーツに波及する新たな概念が多く存在し,このことから極めて初期の(あるいは第1号の)第2世代モビルスーツともされることがある。(なお,厳密な第2世代モビルスーツの区分においては,ハイザックはいわば1.5世代とも言える中途半端な機体ではあるが,本機のもたらした功績は大きなものがある。)
 ハイザックが導入し,第2世代モビルスーツ以降で標準化した装備に「リニアシート」と「360度全周モニター」がある。これは,連邦軍のモビルスーツが採用していたブロック型コクピットをさらに発展させたもので,極めて広い視界を確保した上,ユニットそのものが脱出ポッドになるという優れたものであった。
 また,機体ごとに操作法が変わる旧来のモビルスーツに比較して,リニアシートによる操作法の(ある程度の)統一は,操縦性の向上という部分で大きな効果があった。(これは,公国軍が終戦間際に行っていた統合整備計画の操縦法の統一に似た部分がある。)
 同様に,旧来の公国軍系モビルスーツでは,モノコック構造故のメンテナンス性の問題点があったが,連邦軍系の技術導入によりメンテナンス性が高まったことも利点の一つということができるだろう。
 総じて言えば,ハイザックという機体は,公国軍系と連邦軍系の双方を融合させたため,中途半端な機体となっているが,その構造・仕様は,以後の機体のリファレンスとなった機体である。
 しかしながら,U.C.0080年代後半の狂騒的な火力のエスカレートにはついていくことはできなかったため,U.C.0085年ロールアウトという比較的新しい機体でありながらも急速にその姿を消していくこととなった。

 かつてのMS-06《ザク》を彷彿とさせるグリーンに塗装された本仕様は,旧ジオン公国軍残党狩りを目的として設立されたティターンズによって運用された機体である。このカラーリングは,公国軍残党兵に対する心理的圧力をも考慮されたもので,ロールアウト後グリプス戦役中盤までティターンズの前線部隊で運用されている。
 その後,ティターンズの主力機が更新されると,ハイザックの多くはジオン共和国へと払い下げられ,このカラーリングに準じたものが共和国軍の機体のカラーリングとなっている。

 引用


 備考

 Ep.7のイメージシーン,Ep.15のモブシーンに登場した。
 詳細が存在しないため,解説文はΖガンダム劇中のものとなっている。

 関連項目


 編集者


[MS/MA・R]
[モビルスーツ・ALIVE]


最終更新時間:2015年10月25日 17時42分32秒

 ノート

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脚注

  • [1]MJ Vol.121
  • [2]HCM Pro.