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リ・ガズィ
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | RGZ-91 |
兵器区分 | 汎用攻撃型試作モビルスーツ |
所属 | 時空解放機構軍 |
パイロット | 不明 |
製作データ | |
デザイナー | ベースデザイン:鈴木雅久 フィニッシュ:佐山善則・出渕裕[1] BWSデザイン:永野護 コミック用アレンジ:高山瑞穂 |
初出作品 | 機動戦士ガンダムALIVE |
参考文献 | |
登場話数 | Ep.20 |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | 21.5m |
頭頂高 | 20.5m |
本体重量 | 24.7t |
全備重量 | 55.2t |
ジェネレータ出力 | 2550kw |
スラスタ推力 | 14200kg x2,11000kg x4,8600kg x2 |
スラスタ総推進力 | 67600kg,(89600 kg) |
アポジモーター数 | 20 |
センサ有効半径 | 14200m |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
※スペックは,逆襲のシャア劇中のもの
武装
リ・ガズィの武装のほとんどは運用の問題から専用武装となっている。
これは,独自のコンセプトに基づく機体であるため当然ではあるが,デバイスやパーツそのものには,信頼性の高い部材が用いてある。
ビームライフル(3.8 MW)
MS形態時のリ・ガズィの主砲。
エネルギーCAPシステムの改善により,マガジンに相当するユニットにはメガエネルギーパックと呼ばれるパーツが採用されている。
ビームサーベル(0.7 MW)
MSに一般的な斬撃用の白兵戦用装備。
エネルギー消費を抑えるため,斬撃直前までビーム刃を形成させないリミッターと,ビームの形成を扁平に行うバイアス発生器を採用している。
腕部グレネードランチャー
両腕で4発装備されている。Ζガンダムによって近接戦闘時の有効性が証明されている装備。
有効範囲が広く,狙うい所が良ければ致命傷を与えることができる。
腰部グレネードランチャー
サイドアーマーに計4発装備されている。
射出時,コクピットのターゲットと連動して対象に射出される。多分に隠し武装としての側面が強い。
バルカン
ハンドグレネード x3(シールド裏)
シールド
Ζガンダムよりも有効面が広く,通常の機体用のシールドよりも耐久性を重視した構造を持つ。
スペース・ファイター形態時は,機体下面の構造を構成する。
メガビームキャノン
バック・ウェポン・システムに搭載されたビーム砲。
強力なメガ粒子砲で,WR時の主砲となる。
ビームキャノン
バック・ウェポン・システムに搭載されたビーム砲。
ミサイルランチャー
バック・ウェポン・システムに搭載された兵装のひとつ。
概要
RGZ-91《リ・ガズィ》は,U.C.0093年の第2次ネオ・ジオン戦争において,連邦軍外殻艦隊ロンド・ベル所属機として実戦投入された機体である。元々は,MSZ-006《Ζガンダム》の量産型として開発試作されたモビルスーツで,グリプス戦役時に肥大したモビルスーツの機能を単機能化するためのプランのひとつとして開発されたものである。
その名称は,リファイン・ガンダム・Ζ(Refine GUNDAM Zeta)から取られたといわれており,まさにΖガンダムを一般配備するための機体としてプランニングされたものである。
リ・ガズィは,元来RGM-89《ジェガン》を中心としたモビルスーツ部隊の隊長機として計画されていたが,それ以外にかつてのMSZ-006系の特徴である,一撃離脱戦も視野に入れて開発されていた。
すなわち,この際に用いるのが先に示したBWSであり,これを装着することで簡易モビルアーマーとして運用が可能であったのである。(ただし,戦場でモビルスーツ形態を取った場合,B.W.S.は使い捨てである。)この場合,リ・ガズィのみによる部隊編成を行い,基本的にはウェイブライダーモードのみでの戦闘という事になるはずであった。
このように,様々なプランが提示されたリ・ガズィであるが,実際にはこの高スペック故での様々な問題点も提示された機体である。
まず,ジェガン部隊の隊長機として配備予定であったが,この場合,隊長機のみ機体性能が突出しており部隊バランスがとれないという問題点が指摘されている。(ただし,これはあくまでモビルスーツモードのみでの運用を行った場合それほど問題視されるようなものではなかったと考えられる。)
また,単一機体の生産コストとしてはまだ高い点,そしてB.W.S.システムが使い捨てであり運用コストがかかる,等と言った問題点が指摘された。(このコスト配分の問題は,連邦軍のモビルスーツ開発そのものが汎用性の高いプレーンな機体を求めているという,時代背景によって生じた問題とも言える。)
コスト面の問題は,結果にリ・ガズィが量産に適さないとの判断が下される原因となり,量産計画自体が中断することとなった。(ただし,本機をベースにした開発計画自体は中断することなく,いくつかのプランは計画[2]が続行されたようである。)
なお,リ・ガズィは,開発時期の問題で量産が中止されているのだが,もしも,この機体が第1次ネオ・ジオン戦争時の様な戦乱期に開発されていたならば,即座に量産が行われていただろうと考えられる機体である。(逆に言えば,わずか1年その完成時期が異なっただけで量産されなかった不遇の機体とも言える。)それだけ,コスト,性能の面でバランスがとれていた機体なのである。
引用
備考
エルブルスのデビルガンダムとの最終決戦において時空解放機構軍の機体として投入された機体で,劇中での解説は存在しない。
このため,解説文は逆襲のシャアの劇中のものである。
関連項目
編集者
[MS/MA・R]
[モビルスーツ・ALIVE]
[加筆募集・MS]
最終更新時間:2016年05月22日 17時32分59秒
ノート
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脚注