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〔RB-79〕ボール

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ボール

  • [MS]

データ

機体データ
型式番号RB-79
兵器区分支援MS/支援モビルポッド
所属地球連邦軍
パイロット連邦兵
製作データ
デザイナーコンセプトデザイン:富野喜幸
デザイン:大河原邦男
初出作品機動戦士ガンダム
参考文献MS大全集2003
GUNDAM WAR
HobbyJapan 2005/02
HobbyJapan 2005/04
ガンダム占い0079〜0080
GUNDAM EVOLVE../Α ライナーノーツ
1/100 MG ボール(シャークマウス塗装) インストラクション
Gジェネレーションポータブル
GジェネレーションF ほか



 スペック

項目内容
全高12.8m
全高12.0m[1]
頭頂高-
本体重量17.2t
全備重量25.0t
自重17.2t[2]
重量49.0t[3]
総重量49.0t[4]
ジェネレータ出力400kw
馬力540hp[5]
動力システム燃料電池[6]
エンジン出力400[7]
主推進システム化学燃料ロケット/128.2t x2/持続時間31.0[8]
スラスタ推力24000kg
センサ有効半径4000m
180度姿勢変更2.2s[9]
マニピュレーター出力540hp前後
黒歴史コード01-0316189

※詳細スペックは不明。本スペックは,ボールのスペックの集約。

ボディユニット

 RB-79のボディユニットは,原型とされるSP-W03とは大幅にサイズが異なっているように見受けられるが,実際には,コクピットブロックや生命維持装置,制御機器などはほぼそのまま流用されている。
 主電源装置である出力400kwの燃料電池や機体制御用のペレット式ロケットモーターなどを始めとして,基礎OSにもほとんど手は加えられていないが,実のところ"ボール"としての運用に際しても,基本プログラムに機能拡張やアプリケーションをいくつか追加するだけで必要充分な性能を発揮したと言われている。これらのハード及びソフトの検証は,ソロモン攻略戦以降も続けられており,"ボール"は更なる高性能化(あるいはコストダウン)に向けた進化を続けていたのである。

マニピュレーター

 RB-79系の機体の最大の特徴は一対のマニピュレーターである。旧世紀の原始的な往還機が装備する"ロボット・アーム"にも似たその装備は,格段の進化と発展を遂げた最先端の装備でもあった。マニピュレーターの出力は540hp前後で,実際に作業ポッドとしての使い勝手も上々であったようだ。

 武装

120mm無反動砲

 頭頂部に設置されている装備。
 RX-75などで採用されたものと同等品であり,その威力は小型のモビルポッドであることを考えれば破格のものとなっている。
 なお,その取り付け位置の関係上,無反動砲である必要があるが,一部の資料では砲撃時の反動を利用した機動なども記録されており,無反動砲としての機能を停止することが可能であったとも考えられる。
 実際,低反動砲であったという資料も存在しており,定説を見ない部分でもある。

 概要

 RB-79《ボール》は,地球連邦軍が開発・配備した支援用モビルポッドである。
 一見すると単なる作業用ポッドにしか見えないが,地球連邦軍の戦術ドクトリンに則って開発された機体[10]であり,一年戦争においては,大きな戦果と運用実績を残した機体である。
 しかしながら,モビルスーツの運用が本格化すると,支援用モビルポッドとしての意義は薄れてしまい,一年戦争当時の様な大規模な配備は行われず,一部が運用されるだけの状況となった。(とはいえ,機体の発展そのものは継続しており,同様のコンセプトの機体は,U.C.0130年台まで運用が続けられている。)

開発

 地球連邦軍がモビルスーツの開発に成功し,量産型モビルスーツとしてRGM-79《ジム》の実戦配備が進められると,支援用モビルスーツの必要性が課題となった。連邦軍では,ジオン公国軍のようなモビルスーツによる部隊編成のノウハウには乏しく,また,既存の兵器からの以降段階としかいえる状況でなかったこともあり,ロールアウトしたジムは,ほぼ全てが中・近距離戦闘仕様として配備が行われている。
 このため,支援用モビルスーツの開発は遅れており,当初想定されていたRX-77《ガンキャノン》の量産仕様であるRGC-80《ジムキャノン》の配備は,極めて少数に留まっていた。さらに,この問題に対処すべく考慮された,ジムの砲撃戦対応装備(バズーカ装備機)の配備も限定的であったことから,ジムの支援を行うためのモビルスーツの開発が急ピッチで行われたのである。(なお,実際のところは,急激な戦術思想の変更に予算が追いつかなかったという問題点も大きな影響を与えている。)

 ボールは,既存の宇宙機の流用によって低コストかつ大量に配備可能な機体として開発が進められたもので,民間用作業機であるSP-W03の基本設計をベースに,最低限の武装と防御装備を施したもので,U.C.0079年6月にはプロトタイプであるRX-76が完成,多少の手直しの後,直ちに量産された。(なお,プロトタイプがRX-76という型式であることは確認できるものの,これがいわゆる「RX計画」に則ったものであるか,については諸説存在している。おそらくは,RX計画では欠番となった「76」のナンバーに当てはめたものでないかと考えられる。)
 一年戦争末期のア・バオア・クー攻防戦に至っては1200機余が投入されたとも言われており,まさに縁の下の力持ちとして,重要な機体となったのである。

特徴

 ボール最大の特徴は,やはりその生産コストの低さ,ということになろう。
 基本設計はSP-W03を流用し,これに生存性向上のための装甲などを施し,必要な主機を選択した上で,120mm無反動砲(低反動砲という資料も存在する)を装備している。
 120mm砲もRX-75で採用されたものを改良したものであり,開発コストそのものはほとんどかかっていない。
 このため,ボール1機あたりの生産コストは,ジムの4分の1以下であったする資料もあり,急激な兵器体系の変更に晒された地球連邦軍にとっては,極めて貢献度の高い兵器であったと言うことができる。

 一方で,支援用と割り切ったためにジムほどの近接戦能力は持たされておらず,近接戦に持ち込まれた場合,極めて「もろい」機体となってしまっている。
 このため,本来はジム1個小隊の支援にボール1個小隊という形での配備が想定されていたにもかかわらず,ボールのみで編成された小隊が対モビルスーツ戦に投入されたり,ジムとボールを混在させた小隊が編制されるといった事態も頻発している。
 無論,こうした状況下では損耗も大きく,一年戦争を通じて生存率の低さは問題となっており,パイロットからは「動く棺桶」とまで揶揄されている。

 引用

GUNDAM WAR 連邦軍 U-5

 地球連邦軍がRGM-79ジムの支援用に開発した簡易モビルスーツ。モビルスーツというよりは,武装された作業用ポッドというおもむきがある。ルナツー基地で開発,量産され,ソロモン戦,ア・バオア・クー戦などで活躍した。

 備考

 ボールの機体サイズに関しては諸説あり,全高が主砲まで含むとする説と,機体本体までとする説がある。
 この全長問題は,様々な形で話題となり,当時発売された1/144スケールキットは,実際には1/100スケール相当ではないか,とすらされたことがある。

 関連項目

 編集者


[MS/MA・R]
[モビルスーツ・1st]


最終更新時間:2015年11月27日 21時23分59秒

 ノート

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脚注

  • [1]ガシャポン戦士
  • [2]GUNDAM CENTURY
  • [3]ガシャポン戦士
  • [4]GUNDAM CENTURY
  • [5]GUNDAM CENTURY
  • [6]GUNDAM CENTURY
  • [7]GUNDAM CENTURY
  • [8]GUNDAM CENTURY
  • [9]GUNDAM CENTURY
  • [10]そのため,当初の計画では「支援用モビルスーツ」であった。