>>[[ユーザーファイル入口|USER/〔PVN.42/4〕マゼラアタック]] !!!マゼラアタック *[MS] !!データ ,機体データ{COLS:2|LEFT} ,型式番号,PVN.42/4{{br}}HT-01B{{fn 詳細は備考参照。}} ,兵器区分,主力戦車 ,所属,ジオン公国軍 ,パイロット,ジオン公国軍兵 ,製作データ{COLS:2|BGCOLOR:88aaff|BOLD} ,デザイナー,大河原邦男 ,初出作品,機動戦士ガンダム ,参考文献,GUNDAM WAR{{br}}GジェネレーションF{{br}}Gジェネレーションポータブル ほか !!スペック ,項目,内容 ,全高,10.2m ,頭頂高,- ,本体重量,62t ,全備重量,Unknown ,ジェネレータ出力,Unknown ,スラスタ推力,Unknown ,乗員,2名 ,黒歴史コード,01-2075677 !!武装 !175mm主砲  マゼラトップ部に設置されている主砲。  ユニット化されており,これを取り外すことでモビルスーツの携行兵器として運用することも可能である。  なお,砲身およびトリガー部を接続した「マゼラトップ砲」とした場合,ZIM/M・T-K175Cの登録コードで取り扱われる。 !35mm3連装機銃 !!概要  PVN.42/4(HT-01B)《マゼラアタック》は,ジオン公国軍が開発した主力戦車(MBT)である。(なお,マゼラアタックは,その設計上戦車というよりは,自走砲に近い車両で主砲の斉射方向は固定されているが,複数確認されている建造ロットの中には,戦車同様に主砲が旋回可能となっているものも見受けられる{{fn EXモデルのマゼラアタックは,主砲の旋回が可能である。}}。また,公国軍の戦術思想は,従来の陸戦の戦術思想から外れていることもあり,主力となる車両であることから,主力戦車として位置づけられている。)  元々コロニー国家であるジオン公国では,航空兵器や陸戦兵器がほとんど必要とされていなかったことから,これらに対する技術蓄積が乏しく,設計段階から様々な模索が行われている。  マゼラアタックもこうした公国軍の事情が反映された装備ということができる。  最大の特徴であるマゼラトップとマゼラベースへの分離機構は,上面装甲の薄い地上機甲車輌を上空から攻撃するために組み込まれた機構だとされている。マゼラトップに搭載された175mm主砲は,敵車両を撃破するには十分な威力をもっていたが,マゼラトップの飛行時間はわずか5分程度であり,射撃精度が著しく低下してしまうと言う問題を抱えていた。また,有効射程も600m程度と短く,(ミノフスキー粒子散布下でなければ)データリンクによって1kmを超える射程でありながらも正確な射撃が可能である61式戦車と比較して見劣りしてしまうのも確かである。  しかも分離後は,しかるべき施設でなければ再度接合することは不可能{{fn 一部ゲームでは何度でも分離合体は可能である。}}であるため,分離しての攻撃はかなり条件が限られるということになる。  無論,コロニー内の環境であればある程度自由がきいたであろうことは想定できるが,地球上の自然環境というものを考慮することができなかったのは,公国軍の開発者たちが,コロニー出身者であったことが原因であると言えるだろう。  しかしながら,マゼラアタックがその本領を発揮するのは,モビルスーツとの連携によるものである。すなわち,高い機動性を持つモビルスーツによって敵戦力が疲弊したところに投入されるべき車両なのである。  陸戦車両としては異形のマゼラアタックであるが,実際に挙げた戦果は多く,細部の改装が進められながらも終戦まで公国軍地上部隊を支え続けたのである。 !開発コンセプト  マゼラアタックの設計におけるコンセプトは,先述した通り,地上車両の弱点のひとつである上面から攻撃を加えるというものであった。  このため,175mm砲を搭載した砲塔は異常に高い位置に設置されることとなり,また,単独飛行を行うためのコクピットが設置されることとなった。  当然ながら,マゼラトップ部は脆弱な設計とならざるを得ず,砲撃戦を行う車両の射手がキャノピーで覆われただけのコクピットに身をさらしているという極めて異常な状況となったのである。  また,最大の火力である175mm砲をマゼラトップに搭載したため,マゼラベースは武装面で脆弱なものとなった。装備する35mm3連装機銃もソフトスキンならばまだしも61式戦車などにはほとんど効果は無かったのである。  だが,公国軍の戦術はモビルスーツによるものが主であるため,これらの問題点は(解決は進められたものの)重要なものとはされていなかった。  実際,改良が加えられた部分は,マゼラトップの飛行時間の延長など,車両そのものの改良というよりは,どちらかと言えば戦術的効果を拡大するものであった。  公国軍としては,高額でありながらも効果の高いモビルスーツを補助することを求めており,これに即した改良が加えられた,ということなのであろう。 !機体構造  繰り返しになるが,マゼラアタックの特徴はやはりその分離機構に集約されるだろう。分離後の砲塔部を含む小型戦闘機を「マゼラトップ」,車体を「マゼラベース」と呼ぶが,これらはあくまでも戦術的効果を重視したことによる構造である。  既に触れているように様々な問題点を抱えながらも,マゼラアタックが主力として用いられ続けたのは,公国軍の戦術がモビルスーツを中心とした物であったことが大きい。そして,マゼラアタックもまたモビルスーツの支援を前提とした車両だったのである。  マゼラトップ部は,VTOL飛行可能な小型戦闘機であり,飛行時間は短いものの,不意を打つという意味では大きな効果を持っていた。また,マゼラベースとの接合部を利用し,ギャロップ陸戦艇やカーゴといった大型車両の砲座として用いている例も多々確認されている。  また,主砲である175mm砲は分解することでモビルスーツの携行火器として運用することも可能であり,車両に機能不全等などが起こっても様々な運用が可能なものとなっている。  一方,マゼラベースは,その武装からいっても歩兵支援という役割が主となる。  車両の構造は,一般的な戦車や自走砲に近いものであり,装備品の多くもそうしたものを流用することができる。  とはいえ,マゼラベースの有用性が示されたもう一つの事例は,MS-06V《ザクタンク》といったリサイクルモビルスーツの登場であろう。  マゼラアタックは,その構造上,マゼラトップの損耗する可能性が高く,マゼラベースの残余数はかなりのものとなっていた。また,モビルスーツも当初こそ,破損等で戦力にならなくなった機体は,共食い整備や俗にMS-06Wとされる作業用に回されていたが,特に地上での損耗が激しい脚部ユニットが不足する事態となっていったのである。  この際に,モビルスーツの上半身(当然核融合炉を含む)を利用し,マゼラベースと接合することで作業用や場合によっては戦力として運用可能なリサイクルが行われたのである。  こうしたリサイクルモビルスーツは,意外にその数が多く,特に有用とされたザクタンクは,かなりの機体が戦後も確認されたといわれている。 !!引用 !GUNDAM WAR DS前線のフォトグラフ ジオン軍 U-297  ジオン軍地上部隊の主力兵器。マゼラ・ベースとマゼラ・トップからなる戦闘車両で,車体部が破壊された場合でも,砲頭部を簡易戦闘機として独立させて,戦力の維持を図る事ができる。 !!備考 !型式番号について  型式番号のHT-01Bは,元々は個人のウェブサイトが発端で,これがWikipediaに転載されたものを第08MS小隊の公式サイトが掲載してしまったのが発端で,これがコミック「ギレン暗殺計画」やガシャポン「大河原邦男源典継承」などで採用されたため,定着してしまったものである。現在でもこの型式で表される商品も数多い。(HTは,HOVER TANKの略とされ,マゼラアタックが本来企図したものではないことが判る。)  MS-IGLOO2(第2巻)では,「PVN.42/4」が設定されており,他の公国軍系車両との整合性もあるため,本項ではこちらを主として採用している。(ただし,HT-01Bも検索可能な状態である。) !設定について  他の「機動戦士ガンダム」登場の車両や機体と同様に,マゼラアタックの詳細はアニメ誌や模型誌と言った公式媒体以外の媒体によって成立している。特にアニメックとガンダムセンチュリーによる設定の多くが,現在に至るまで継承されている。  とはいえ,変更された部分も多く,特にマゼラトップ砲の扱いについては大きく変化している。元々は,補給物資に困窮したランバ・ラル隊がモビルスーツ用の武装としてマゼラトップの主砲を流用したという設定であったが,現在ではこうした流用も可能な砲として当初から設計されていた形となっている。 !!関連項目 *[[MS-LEXOCONのデータを参照する|MS-LEXICON:マゼラ・アタック]] !!編集者 *あさぎり ---- {{category MS/MA・P}} {{category MS/MA・H}} {{category モビルスーツ・1st}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。