〔MVF-M12A〕オオツキガタ

オオツキガタ

• [MS]

 データ

 スペック

 武装

72式ビームライフル"イカヅチ"

70J式改ビームサーベル

M2M5D自動近接防御火器

72式高エネルギービーム砲

レールガン

 概要

　MVF-M12A《オオツキガタ》は，オーブ国防宇宙軍が運用する主力モビルスーツで，本土防衛を担う地上軍に配備される現用主力機，MVF-M11C《ムラサメ》をベースに宇宙戦闘に特化した改装が加えられている。

　オオツキガタは，ムラサメ同様，可変機構を有しており，戦闘機（モビルアーマー）形態を主として運用される機体である。
　機体は，宇宙環境に対応するためコクピット部の機密および放射線防御機構の強化が施されたものの基本設計はムラサメと大差ないものとなっている。一方で，空間戦闘を前提とした機体であるため，冷却能力を向上させるため腰部アーマー内に装備されていた66式空対空ミサイル"ハヤテ"を廃止し，そのスペースに追加冷却システムを収納している。
　また，運用上必須となるMBF-M1A《M1Aアストレイ》との連携能力を強化するため，通信システムの強化と，デジタルリンク機能が強化されている。
　なお，戦闘機形態時に機首になるシールドと脚部にはムラサメと同型の補助フィンが残されているが，これは放熱版としての機能のほか，地球の大気圏上層部をかすめるスキップ飛行時やコロニー空間など有大気環境内を移動する際の姿勢制御補助に使用されている。

　武装は，M1Aとの連携を前提としたことで，前線で戦闘を行うM1Aからデータリンクで得られた情報を元に，敵の射程外から超長射程攻撃を行うことが主たる戦術として想定されている。このため，アウトレンジ攻撃を念頭に置いた装備が強化されており，ムラサメでは大気圏内飛行のための主翼を備えていた背部のユニバーサルマウントアーム（UMA）に，高精度の索敵・照準センサーとそれに連動したレールガンを装備している。（このレールガンは，戦闘機形態とモビルスーツ形態のどちらでも，攻撃が可能である。）
　また，センサーに直結したFCS（火器管制システム）は，高性能の新型機に換装されており，同時に128の対象を識別し，32のターゲットをロックオンすることが可能とされている。（しかしこの性能はNジャマーの影響を受けないことを前提としたもので，実戦での照準精度はカタログスペックの50%程度であるとされる。）
　なお，72式ビームライフル”イカヅチ"と70J式改ビームサーベル，頭部のM2M5D自動近接防御火器，背部の72式高エネルギービーム砲はムラサメと共通である。

　オオツキガタは，オーブ国防宇宙軍のイズモ級宇宙戦艦スサノヲ，ツクヨミの二隻に配備搭載されていた。
　この二隻は，オーブ国防軍が予備兵力として温存していた虎の子部隊で，月の自由都市コペルニクスに秘匿していた。二隻はC.E.74のメサイア攻防戦に参戦し，多数のオオツキガタを発進させている。

 引用

SEED DESTINYモデル2（抜粋）

　MVF-M12A オオツキガタは，オーブ国防宇宙軍の主力モビルスーツだ。本土防衛地上軍の現用主力機MVF-M11C ムラサメをベースに，宇宙戦闘に特化した改装を加えた派生機である。宇宙戦用モビルスーツM1Aアストレイと連携し，超長射程高機動砲戦型モビルスーツとして敵の射程外からアウトレンジ攻撃を加えることを構想して開発された。

 備考

　名称は，ムラサメ同様南総里見八犬伝より。

 関連項目

 編集者

• あさぎり

[MS/MA・M]
[モビルスーツ・SEED DESTINY-MSV]

最終更新時間：2015年05月10日 17時46分46秒

 ノート

■本項目に追加情報を記載する
※追記できる情報（他愛のないものでかまいません）がある場合，上記リンクから記述専用ページに移動し，情報投入をお願いします。