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〔MSZ-006〕Ζガンダム

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Ζガンダム

  • [MS]

データ

機体データ
型式番号MSZ-006
兵器区分汎用攻撃型可変試作モビルスーツ
所属エゥーゴ
パイロットカミーユ・ビダン
ジュドー・アーシタ
ルー・ルカ
製作データ
デザイナー藤田一己
変形案,ベースデザイン:大河原邦男
初出作品機動戦士Ζガンダム
参考文献GUNDAM WAR
1/100 Mechanical File
ガンダムコレクションコンプレックス
FRIDAY DYNAMITE オレたちのガンプラ伝説
Gジェネレーションポータブル
1/100 MGインストラクション ほか



 スペック

項目内容
全高19.85m
全高19.8m[1]
頭頂高18.7m
頭頂高19.8m[2]
本体重量28.7t
全備重量62.3t
ジェネレータ出力2020kw
脚部ジェネレータ2020kw(両脚部合計)[3]
スラスタ推力12200kg x5,10600kg x2,7600kg x4
スラスタ総推力112600kg
移動用ロケット推力12200kg x5(腰),10600kg x2(脚),7600kg x4(脚横)[4]
質量比1.7
センサ有効半径14000m
装甲材質ガンダリウム合金
以下算出値
積載重量33.6t(全備重量-本体重量)
推進材量20.09t(本体重量x質量比-本体本体重量)
その他装備重量13.51t(全備重量-本体重量x質量比)
推力重量比1.81G(総推力/全備重量)
製造アナハイム・エレクトロニクス
黒歴史コード07-1770919

 各部解説

HEAD UNIT(Unit Number:MSZ-HU-Type.5)

 Ζガンダムの頭部形状は独特のシルエットを持っている。バリエーションや系列機も多く,ほぼ直系のΖプラスや再設計機のリ・ガズィなどの頭部は,俗にゼータタイプと呼ばれている。しかしながら,形状は似たように見えるΖタイプの機体頭部だが,実際のスペックは開発拠点によって大きく異なっている。
 例えば,Ζ計画当初のXナンバーのプロトタイプは,どちらかといえば,同時期に開発されていたMSN-00100百式やそれまでにアナハイム杜が開発した機体に似たものだった。それが,ウェイブライダーへの変形機構案が導入された時点で,現在のようなエクステリアとアビオニクスを獲得したのである。

長距離レーダー

 頭部アンテナ基部の赤い部分。
 肉眼で確認できない長距離の物体をキャッチするもの。
 ただし,ミノフスキー粒子が散布されている空間ではあまり役に立たない。

BODY UNIT(Unit Number:MSZ-006-Pl Serial00005)

Breast modeul / Moduel Number:AEM-MFG-006-02B
Chest modeul / Moduel Number:AEM-MFG-006-06A

 Ζガンダムのボディユニットには機体の変形機構のほとんどが集中しており独自のフレーム構造を持っている。この構造は堅牢で自由度が高い上,コピーが容易なため,後のMSにも多く採用されている。
 通常のMSの主動力炉はボディに設けられている場合が多いが,Ζガンダムのメインジェネレータは脚部に配置されている。これは,変形機構の大部分がボディに集中していることが主な理由だが,実際には各部位との統合制御ユニットやリンケージシステム,大気内稼働に必要な空冷構造,バーニアスラスターやコ・ジェネレータなどが内装されている。
 また,ウェイブライダー時の動力伝達ルート変更のための構造物や部品なども高密度に実装されている。さらに,あらゆる戦術に対応するため,全く異なるシールドやフライングアーマーの設計案も多く存在する。

コクピット

 コクピットは,この時期のMSのほとんどに採用されているイジェクションポッドを基に再設計されたもの。変形に伴う荷重にも対応できるようリニアシートも専用のものが採用されている。

LEG UNIT(Moduel Number:THI-NC-54JRL)

Thigh modeul / Moduel Number:SSG-86MFG-Type.17

 Ζガンダムの脚部は,当時一般的となっていた「脚部全体をひとつのベクタードノズルと見なす」発想をさらに推し進めたもので,事実上,メインスラスタの一部として機能している。(量産型のΖプラスタイプでは,完全にメインスラスタに位置づけられている。)
 これは,複雑な変形機構を有するために,ボディモジュールに構造的余裕がないため,主ジェネレーターを脚部にレイアウトしたことから,こうした配置が導き出されたものである。推力バランス等に問題が無いわけでは無いが,可変機構との両立を前提とした場合,極めて合理的な判断であったと言うしかないだろう。

フロートアーマー兼トランスフォーム用カバー

 足首カバーのこと。

トランスフォーム用フローティングサポートアーマー

 膝関節に接合しているフローティングカバーのこと。

フライングアーマー(Moduel Number:SSG-86HB-08R)

 Ζガンダムに装備されるフライングアーマーにはいくつかのバリエーションがあり,再突入用のものであっても,形状や機能に若干の差がある。これはウェイブライダー形態時の機動性を向上させたタイプのモジュールである。

ショルダーノズル(RCS/リアクションコントロールシステム)

 宇宙空間での活動の際,完成による機体の回転などをフルオートで制御するシステム。
 この採用によって,操縦をかなり簡略化できる。

ボディコントロールシステム

 フロントスカートふんどし部の青い部分に内蔵されたシステム。
 二足歩行メカの中枢ともいえる部分で,脚部へのエネルギーの循環,調節などをフルオートで行っている。

フットノズル(RCS)

 脚部左右3基のバーニアをRCSでコントロールしている。
 また,移動推進で用いられる脚後部メインスラスタも制御下に置かれる。

 武装

 これらの兵装は非常にシステマティックに設計されており,携行に際しての障害はほとんどない。Ζガンダムは初めて「万能」を達成したMSであるともいえるだろう。

60mmバルカン x2

 百式のバルカン砲と同じシステムになっている。
 1秒間に数十発の弾丸を発射でき,接近戦に威力を発揮する。

XBR-M87A2 ビームライフル(5.7MW)/ビームサーベル x1

 この時期「ビームライフル」はMSの標準的な武装となっているが,Ζガンダムが携行するビームライフルは,標準的なエネルギーパックを使用しながら,通常型を上回るビーム収束率と罠通力を獲得している。さらに,ロングビームサーベルとして使用することもでき,近接戦闘においても威力を発揮する。

レーザースコープ(ガンサイト)

 ビームライフルのメインセンサ部分。
 このセンサが,コックピットに直結しており,ウェイブライダー時や射撃に適さない姿勢の際でも照準を定めることが可能となった。

フロントサイト

 ビームライフルの先端部分のセンサ。
 敵機のロックオンに使用される。

ビームサーベル(0.65MW)/ビームガン(1.3MW)

 Ζガンダムに標準装備されているビームサーベルは,サイドアーマーに収納された状態で,ビームガンとして使用することもできる。ただし武装としては出力が低いため,主に変形時などの牽制や撹乱,離脱のために用いられることが多い。

FHA-03M2 ハイパーメガランチャー(8.3MW)

 グリプス戦争の時期には,ビーム兵器の大型化と高出力化が進み,戦艦の主砲をはるかに凌ぐ威力を持つものが,エゥーゴ,ティターンズを問わず,数多く開発された。そして,MSが単体で「運用」できる最大のビーム兵器が,メガバズーカ(ランチャー)であり,Ζガンダム専用の超高出力ビーム兵器が「ハイパーメガランチャー」である。
 この兵器は小型のジェネレータを内蔵し,移動のための推進力も持っている。いわばコクピットがないだけの小型砲艦とも呼べるもので,独立した艦艇として,あるいはウェイブライダー時の固定武装として運用できるよう,離着艦用のランディングスキッドまで装備している。つまり,MSは稼働の際のコントロールを行うためだ別こ必要であると言っても過言ではない。その破壊力はMSが「携行」できる武器の内で最強のものである。

 1年戦争末期よりMSの標準装備として様々な検討が試されたビーム兵器に於いて,一つの究極点とも言えるのがハイパーメガランチャーである。艦載砲クラスの火力と射程を有する対艦攻撃用のこのクラスの火器はグリプス戦争期の短い期間で飛躍的な進化を遂げ,遂にはMS単機での運用が可能なレベルにまで達した。

腕部グレネードランチャー x2

 下腕部に備えられたグレネードランチャー。2x2発が片腕に備えられている。
 オプションのグレネードカートリッジ(18発入り)を装着すると変形は不可能だが,多数の弾体を持つことができる。(この場合,給弾は腕部ラッチを介して行う。

シールド

 防御装備の一つ。
 Ζガンダムのシールドは,通常のモビルスーツが利用する防御装備であるとともに,変形時に機体の一部を構成するユニットでもある。無論,システム上,シールドがなくても変形そのものは可能である[5]が,フライングアーマーと接合することで大気圏再突入時のショックウェーブ形成面となる機体下面を構成するため,再突入そのものは不可能となる。
 量産型のΖプラスでは,この点を更に進化させ,シールドと言うよりも各種機能を内蔵したサブユニットとしての位置づけがより明確化している。

オプションシールドシステム

 Ζガンダムのシールドは,一般的に運用されるウェイブライダーへの変形用サブユニットとしての機能を持ったもの以外にも,複数のパターンが試作案として提示されたと言われている。実際に運用された大気圏運用型をはじめ,次のようなものが想定されたと言われている。

  • ステルスタイプ
  • 高機動タイプ
  • 重武装タイプ

腕部グレネードランチャー部換装オプション

 腕部グレネードランチャーは,前腕部ラッチを給弾に用いるが,同様にグレネード弾のユニットおよびラッチ部分を換装することで,様々なオプションを運用することが可能となる。
 実際に運用されたものもあれば,極秘プランとして日の目を見なかったものも存在しているが,以下のようなものが想定されていたようである。

  • ワイヤー弾ランチャー[6]
  • チャフ・フレア・ディスペンサー[7]
  • インコムシステム[8]
  • スパイドローンユニット(無人偵察飛翔体の運用ユニット)[9]
  • ガトリングガンユニット(60mmガンポッドユニット)[10]
  • ビームソードユニット[11]

 概要

 MSZ-006《Ζガンダム》は,エゥーゴの有する攻撃型可変モビルスーツで,グリプス戦役期におけるエゥーゴ側のフラッグシップモビルスーツとして多大な戦果を挙げている機体である。

開発に至るまで

 グリプス戦役は,歴史上はティターンズによる叛乱として記録されているが,実際にはエゥーゴとティターンズという連邦軍内部の派閥争いに端を発した戦乱である。無論,エゥーゴ,ティターンズ双方に理念はあり,単純に否定できる物では無いが,結果的にティターンズ側上層部の野望が暴走した形で,表面化した結果,「ティターンズの叛乱」として歴史に残ったに過ぎない。
 元々は,エゥーゴ側は反連邦組織[12]として連邦軍(主にティターンズだが)と対立していたものが,後に政治的活動によって結果的に攻守が逆転した結果,「ティターンズこそ反連邦」であると,世論がすり替わっており,この点で言えば,エゥーゴ,ティターンズ双方とも「大義」は無いに等しかったのである。
 実際のところ,ティターンズはジオン公国軍残党狩りという部隊設立の目的と,その後のスペースノイドに対する圧政,また同じ連邦内での特権意識などからスペースノイドやティターンズ以外の各連邦軍基地や兵士などとの軋轢が多く,一方,エゥーゴは公国軍系兵士の参入によってジオン公国によって多大な被害を被ったサイド群や地球上の民衆からの非難を浴び,アナハイム・エレクトロニクスなどの月面企業体の参画などによって企業の私兵とも見なされるような状況であった。このため,双方とも自軍の正当性を訴える象徴が必要だったのである。ここにおいて一年戦争で伝説的な戦果を挙げた「ガンダム」を復活させようとする動きは,ある意味必然だったのである。

 エゥーゴは,その活動を開始した当初,自分たちに賛同する連邦の離脱者[13]やジオン公国軍の残党兵などが持ち込んだ戦力しか保持できないような状況であった。
 しかし,指導者ブレックス准将らの尽力により,スポンサーの確保(これが後々エゥーゴにとっては足かせになるのだが)が進み,独自のモビルスーツ開発が進められるまでになった。

Ζ計画

 エゥーゴが開発を進めたのは,連邦・ティターンズが有するモビルスーツよりもさらに強力な次世代型のモビルスーツであった。これは,保有する戦力がどうしても旧式な機体が中心の上に,その数も少なくなってしまうエゥーゴ側の台所事情によるもので,強力な機体による1対多数の戦闘をも考慮せざるを得なかったのである。
 このため,エゥーゴのモビルスーツ開発は,積極的な新技術の導入によって行われている。

 当初開発が進められたのは,標準的な量産型モビルスーツと共に,一騎当千の強力なモビルスーツであり,前者は公国軍やアナハイム・エレクトロニクス社がかつて開発したモビルスーツをベースに新技術を投入する方向性で開発が進められていた。一方,後者は伝説のモビルスーツ「ガンダム」の復活をコンセプトにしたもので,コードとして「G計画」の名が与えられていたが,開発コンセプトに対して技術的なハードル[14]が高く,事実上の頓挫状態であった。
 このため,エゥーゴは前者の計画を前倒しして進めており,アクシズからの亡命者なども積極的に受け入れ,彼らの有する新技術を導入することで,新鋭機MSA-099《リック・ディアス》を誕生させたのである。
 また,G計画とは別に単独での可変能力を持った機体の開発を進めることとし,この機体には地球上のティターンズ本拠を直接軌道上から叩くことをめざし,大気圏への再突入能力が与えられることとなった。この計画こそが「Ζ計画」だったのである。Ζ計画のスタートこそリック・ディアスの開発にめどが立った段階だと言われているが,実質的にG計画の進行による技術蓄積はそのまま転用が可能であり,求められたコンセプトは(1)現用艦艇で運用可能な20m以下の機体,(2)変形にかかる所要時間が0.5秒(1秒以内という説もある)以内,(3)全領域機であること,(4)単独,ノンオプションでの大気圏突入が可能であること,の4点であった。
 これは,いわば「RX-78ガンダムの可変機による再現」というコンセプトであり,G計画の「RX-78ガンダム+Gパーツを単機で再現可能な機体」から難度の高い機能を取り除いたものだということもできよう。

 こうして開発が進められた「Ζ計画」であるが,可変機構の実証機(MSA-005)やモビルスーツ形態の機構試験機(MSZ-006Xシリーズ[15])などの完成を見た時点で中断状態となった。
 これは,開発コンセプトのひとつ「大気圏の再突入能力」に起因するもので,可変機構そのものは様々な試作案などから開発が進んでいたものの,フレームならびに本体に対する機体剛性(機体強度)の面で難点が多く当初試作された「δ」と呼ばれる機体は,その時点で開発計画が中断,新技術の模索が続けられることとなったのである。

 この停滞に終止符をうったのは,エゥーゴとティターンズ間の武力衝突が決定的となったグリーン・ノアによる一連の試作機強奪事件に伴ってエゥーゴに参画した一人の少年による開発プランと,同時に入手できたティターンズの試作モビルスーツであった。
 後にΖガンダムのパイロットとなるカミーユ・ビダンは,ティターンズの新型機,RX-178《ガンダムMk-供佞龍奪事件に関与してしまい,なし崩し的にエゥーゴへと参画することとなる。彼の両親が開発に関わったガンダムMk-兇蓮ぅ函璽織襪箸靴討寮能は凡庸な機体であったが,部分部分に斬新な技術が投入されていた。特に,機体を構成するフレームは,従来型のフレームの発想を凌駕するもので,この「ムーバブル・フレーム」構造をアナハイム・エレクトロニクス技術陣はΖ計画に取り込むことを決定する。
 また,カミーユがリック・ディアスとガンダムMk-兇寮澤廚寮淬鎔討箸靴督鷦┐靴慎々修涼罎鵬鎚儺々修悗留用が可能なアイデアが含まれており,これらをトータルにまとめ上げた結果,現在我々が目にする《Ζガンダム》は誕生したのである[16]

Ζガンダムという機体

 完成したΖガンダムは,エゥーゴのフラッグシップたるに相応しい機体であった。無論,カミーユ・ビダンといういわばアムロ・レイの再来とも言うべきニュータイプ・パイロットの存在は大きいのだが,当時の一騎当千型のMSの開発競争においては,一つのエポックメイキング的な機体となったことは間違いない。

 Ζガンダムの機体そのものの整備性や運用効率は劣悪であったが,データの蓄積とともに徐々に改善され,開発におけるコスト面も若干の向上が見込まれる状況となった。
 このため,Ζガンダムそのものの量産計画も立案されたものの,これはその全てが実現すること無く終わっている。いずれの計画も連邦軍の量産型モビルスーツの開発計画においてはコスト面や運用面で逸脱するものであったためで,いわば連邦軍という組織になじまないものであったためである。
 その一方で,限定的な少数量産機はいくつかのプランが実現している。例えば,カラバによって再設計され,Ζプラスシリーズという高級量産機として一定数が配備され,連邦軍も「ガンダムタイプ」として一部採用を行っている。また,同様に可変機構を試作機であるメタスと同様のタイプに差し戻し,極限まで汎用部材による設計に変更することで,RGZ-95《リゼル》が誕生している。これらはいずれも用途を限定したことで,コスト面での不利を充分覆す機体として完成しているためである。
 この点で言えば,Ζガンダムは一騎当千型の機体として実戦に投入された機体としてはかなり成功した部類の機体であると言えるだろう。

運用

 急ピッチで開発が進められたΖガンダムは,U.C.0087年7月末には実戦に投入されている。当初は開発直後であったこともあり,トラブルも頻出し,(パイロットも慣れていないこともあり)目立った活躍は無いともいえるが,グリプス戦役終盤にかけては,まさにエゥーゴの中心とも言うべき機体となっていた。
 数多くの戦場で「Ζ」は,戦場の中心たる位置づけの機体となり,いわばエゥーゴの戦力そのものの象徴として戦うこととなった。実際,グリプス戦役においてその決着を付けたのは,ティターンズを掌握したパプテマス・シロッコのPMX-003《ジ・オ》とカミーユのΖガンダムによる決戦であり,この結果シロッコが倒されたことにより,ティターンズは崩壊しているのである。

 グリプス戦役後は,機体の修復が行われ,第1次ネオ・ジオン戦争においてもアーガマ部隊の主力機として運用が続けられている。
 しかし,第1次ネオ・ジオン戦争末期のモウサにおける戦いで擱座,機体は放棄された。

 なお,Ζガンダムは同時期に数機が建造されたと言われており,まったく同仕様の機体の存在も噂されている。また,U.C.0090年代には技術検証のためにレプリカ機が建造されており,以後の歴史においても「Ζ」の名は,刻まれていくこととなったのである。

 引用

1/144 HGUC グリプス戦役セット(抜粋)

 Ζガンダムは≪標準装備のまま単体で大気圏突入が可能≫であり,宇宙空間から重力下まで連続運用が可能な破格の汎用性を持つ機体である。通常のMSは,熱圏においては行動を極端に制限されるが,Ζガンダムは,その領域においてさえ戦闘能力を有するのである。
 Ζガンダムの完成によって,MSの関連技術は飛躍的な発展を遂げたと言っても過言ではない。この時期のMSは,基本的に戦闘能力の拡充が重視され,ビーム兵器やジェネレーターの大出力化が計られていった。そして,それらを稼動させるためのプロペラントの増加と内装兵器の複合化に伴う機体の大型化が一般的な傾向となっていた。これは同時に,MSのスペックの過剰なインフレーションを招き,量産機と試作機,高級機などといったヒエラルキーを絶対的なものとし,実効的な戦力の拡充そのものよりも,フラッグシップ機の開発が偏重されるという。非常に偏った設計コンセプトの蔓延にも結びついていったのである。皮肉にも,まさにその先駆けとなったのがΖガンダムだったとも言える。

 備考


 関連項目

バリエーション

関連機体

 編集者


[MS/MA・M]
[モビルスーツ・Z]
[モビルスーツ・ZZ]


最終更新時間:2015年06月10日 18時27分07秒

 ノート

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脚注

  • [1]オレたちのガンプラ伝説
  • [2]ガンダムコレクションコンプレックス
  • [3]コミックボンボン2007/01 ガンダム解体新書
  • [4]1/100 プラモデルインスト表記
  • [5]劇場版Ζガンダム兄仮函
  • [6]47話で実際に運用
  • [7]PGインストに掲載。
  • [8]PGインストに掲載。
  • [9]PGインストに掲載。
  • [10]PGインストに掲載。
  • [11]PGインストに掲載。
  • [12]ただし,これは方便としての意味合いが強いことは多くの記録から明らかであり,「連邦の主導権を握りつつあったティターンズに対する反対組織」であり,連邦そのものに対しては対立を避けていた,という形で説明されることが多い。結果的に,アクシズの帰還によって,旧ジオン系のパイロットや技術者がエゥーゴから離脱していくこととなったのは,この方便によるところが大きい。彼らに取ってみれば,「連邦の打倒」こそが理念であったのだから。
  • [13]実際のところ当初参画した兵の多くは,表向きは連邦の兵士のままでいざというときにティターンズに対してサボタージュを行うような消極的な参加者が多かったものと思われる。
  • [14]何しろ,平均的なモビルスーツサイズにRX-78の汎用性とGファイターによる万能性を成立させようというコンセプトである。ようやく実用化されつつあった可変機が20mを超える巨体で,なおかつ不具合を多く抱えていた時代にとって難度が高すぎるコンセプトであったのは間違いない。
  • [15]蛇足ながら,このMSZ-006Xという型式は,Ζの完成後に逆算して試作機に与えられたナンバーだと考えられる。
  • [16]放映当時の設定と現在の設定では矛盾が生じている部分であるが,これについては(1)カミーユが提示したのは「Ζの変形パターンの改良案」で,ベースとなったプランはおそらく「δ」のもの,(2)Ζガンダムの試作機はカミーユのプラン前に一通り完成している(これについては資料上もそうなってしまっている),(3)Ζガンダムの名称は,カミーユが「Ζプロジェクト」から命名したもの(劇中で,「Ζガンダムと呼んでます」とのカミーユの言葉がある)で,プロトΖなどの名称は全て後付け,という解釈をおこなっている。