〔MSR-00100S〕百式改

百式改

• [MS]

 データ

 スペック

 武装

パルスレーザー x 2

ビームガトリングガン x 2

グレネードランチャー x 1

ビームライフル x 1

 概要

　MSR-00100S（MSR-100S）《百式改》は，MSN-00100《百式》を改良・強化した機体である。
　エゥーゴのモビルスーツ開発は，一般兵向けの量産機とエースパイロット向けの強化機があり，百式はエースパイロット向けに一部配備されたと言われている。この百式の火力を重視しながらも総合的な性能向上を図ったのが，百式改なのである。

　元々百式は可変モビルスーツとして開発が進められていたものの，可変システムの問題から可変機としての開発を断念し，通常型モビルスーツとして完成したといういきさつの機体である。
　しかし，可変機としての基本スペックは当初から保持しており，基本的な性能そのものは従来機を上回るものであった。また，エース向けの機体として配備される際に，様々なデータ収集をも機体の開発要件に加えたことから，ピーキーでありながらも高いスペックを実現した機体となったのである。
　さらに百式を受領したクワトロ・バジーナ大尉は，その高いパイロット能力を活かし，次々と戦果を挙げていったことから，新型機の開発のためのデータ収集という要件のみならず，百式そのものの一般配備と改良も検討されるようになった。

　一説によると，クワトロ機とほぼ同一の仕様ながら，エマルジョンの異なる塗装が施された機体が生産され，これらの機体が一定数配備されていくのと平行しながら，百式そのものの改良が行われたというのである。
　本機，百式改は百式の改良型として開発され，増加装甲を装着したFA-100S形態での運用も確認されているなど，少数ながらも実際に建造された機体であり，百式の系譜としてその名に相応しい戦果が記録されているといわれる。（ただし，実際に公開された戦闘記録はわずかしかない。）
　また，本機の仕様を簡略化し，一部パーツを除いて百式と同等のものに差し戻した，量産タイプの百式改（MSR-100S）も開発されている。この量産タイプは，更なる派生型を生み出しており，百式改が一連の百式型と呼ばれるモビルスーツに与えた影響は大きなものとなっている。

コンセプト

　先述した通り，百式改は，百式の（火力に重点を置いているものの）総合性能向上型として開発された機体である。
　百式の機体は，可変機としての設計の名残が各部に存在しており，モビルスーツとしての堅牢性の向上のために差し替えられた部分も多い。

　例えば，背部に設置されていたウイングバインダーは，可変機としての設計の最大の名残といえる部分である。ウイングバインダーそのものは，百式のAMBAC作動肢として大きな存在感を残すこととなったが，百式改ではこれをオミットし，バックパックを高機動タイプの大型のものと換装している。結果として，消費する推進剤は増えたものの，スラスター出力が大幅に向上しており，機動性は他のMSの追従を許さないものとなった。
　また，肩部装甲は見直しが行われ，固定武装用のプラットホームとしての機能が持たされることとなった。ここに設置される武装としては，パルスレーザー砲やビームガトリングガン等の固定武装が充実しており，攻撃力はベース機をはるかに上回るものとなったのである。
　また，当然のことながら，ベース機の特徴的な武装である，メガバズーカランチャーの使用も可能である。

 引用

GUNDAM WAR EXTENSION BOOSTER2 連邦 U-169

　エゥーゴの試作MS。火力への重点的強化を施した機体。追加武装として，パルスレーザー砲や，ビーム・ガトリングガンを装備した他，メガ・バズーカ・ランチャーの威力も向上している。

 備考

　資料によって，百式改と百式改量産型は型式番号がごちゃごちゃになっている。
　ガンダムΖΖにおける登場MSの一つとして検討されたが，実際には百式の2号機が登場することになり，画面登場はなされなかった。

 関連項目

 編集者

• あさぎり
• 一文字突破さん

[MS/MA・M]
[モビルスーツ・Z-MSV]

最終更新時間：2015年10月11日 18時10分17秒

 ノート

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