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〔MSN-00100〕百式

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百式

  • [MS]

データ

機体データ
型式番号MSN-00100 / MSN-100
兵器区分汎用攻撃型試作MS
高速戦闘用モビルスーツ
所属エゥーゴ
パイロットクワトロ・バジーナ
製作データ
デザイナーベースデザイン:永野護
クリーンナップ:藤田一己
初出作品機動戦士Ζガンダム
参考文献GUNDAM WAR
MS大全集2003
1/100 MG 百式インストラクション
1/144 百式インストラクション
MIA データシート
FRIDAY DYNAMITE オレたちのガンプラ伝説
Gジェネレーションポータブル ほか



 スペック

項目内容
全高21.4m
全高19.2m(バインダ無し)
頭頂高18.5m
本体重量31.5t
全備重量54.5t
ジェネレータ出力1850kw
スラスタ推力18600kg x4
移動用ロケット推力18600kg x4[1]
スラスタ総推力74800kg[2]
姿勢制御用バーニア12基(バインダを除く)
センサ有効半径11200m
装甲材質ガンダリウム・ガンマ合金
開発アナハイム・エレクトロニクス(アンマン工廠)
黒歴史コード06-2466718

頭部

 百式のヘッドユニットは,Ζ計画進行中に開発されたため,Ζガンダムの設計に多大な影響を与えており,いわゆる"Z系"の意匠は,事実上百式を原型としていると言える。

 百式のヘッドモジュールは,ガンダム系のシルエットを持ちながら,走査端末などには独自のデバイスが装備されている。特に"目"に相当するメインモニターにはイデシステム「IDE=Image Directive Encode System=画像管理型符号化装置」が装備されており,精密照準時などにある種の走査パターンが現れるなど,外観上も独自の挙動を見せていた。
 なお,その試作機としての仕様からか,複数のセンサーシステムが時期によって搭載されていたとみられ,IDEシステム以外のセンサーシステムが確認された記録も残っている。

腕部

 百式の腕部モジュールは,基本的にリック・ディアスの設計を踏襲しているが,内部構造にはMk-兇ら得られたムーバブル・フレームの基礎構造が貧欲に取り入れられており,より洗練されたものとなっている。
 百式は元々高速戦闘用TMSとして開発されていたが,可変システムの欠陥から通常型のモビルスーツとして完成したといういきさつがある。このため,各部には可変機としての意匠が残っているが,これにはΖ計画における各種データ収集の意味合いも持たされていた。

脚部

 百式の脚部は,既存のどのMSとも一線を画す画期的な構造を持っている。すなわち,MSの最終装甲の形状の再検証と,可変MSの開発に不可欠な"可動部の露出"という問題対策の模索である。
 百式の脚部は,意図的かと思えるほど内部フレームが露出している。これは,可変MSというコンセプトを放棄したための"欠損"ではなく,むしろ,運動性の向上と機体軽量化の徹底を指標とし,さらに,後の可変MS開発のための基礎研究を行うための構造なのである。

ボディ

 百式のボディユニットは,リック・ディアスの基礎構造を踏襲している。変更点は,ジェネレーターの小型化とコクピットの配置および,最終装甲面の構成程度である。
 しかしながら,外観ほど内部構造が似ているわけではなく,内部構造的にはどちらかと言えばガンダムMk-兇剖瓩ぁぅ灰ピットを重心におくことで機体のバランスの向上も図られている。

SASシリンダーユニット / アクチュエーターシリンダー

 脚部フレームを構成するアクチュエーター類。

ガスバイパスホール

 胸部エッジ部に存在する小さな穴。ガンダムタイプの胸部ダクトと同じ機能だと思われる。

バーニアバインダー / ウイングバインダー / フレキシブルバインダー

 各所にスラスターを内装する可動式の補助機動装置。
 四肢とは別のAMBAC装備として百式に破格の運動性をもたらす。

プロテクションフロートフレーム / 脚部独立式装甲

 脹ら脛部から設置される脚部の装甲で,フレームとは一体化していない浮き装甲となっている。

 武装

 MSN-00100は,メガ・バズーカ・ランチャーなど,研究,開発中の各種装備の実用試験にも頻繁に動員された。それは,この機体の信頼性が高かったことと,内部構造へのアクセスが容易だったからだと言うことが出来るだろう。逆に,通常時の兵装は非常にベーシックなものとなっている。

ビームライフル(2.8MW) / ビームセイバー

 百式の専用武装。ただし,ベースとなった武装は,一年戦争当時,一部の部隊に配備された装備。そのアビオニクスを流用し,出力強化などが施されたもので,開発当初の数倍の性能を持つ。

頭部60mmバルカン

ビームサーベル(0.4MW) x2

 リック・ディアスなどに採用されたものの同等品。ただし,塗装剤は本体と同じエマルジョンのものが使用されている。

クレイバズーカ

 本来クレイ・バズーカとは,敵機の撃破よりも内部破壊による稼働不良機,すなわち"足手まとい"とする粘着榴弾などを射出する武装である。エゥーゴの初期の戦術ではその種の弾頭が多用されていたため,この武装もそう呼ばれているが,実際には他の弾頭も運用可能である。ちなみにマガジンはダブルカーラムで,装弾数は見た目より多く7(+1)発である。

FHA-03M1 メガ・バズーカ・ランチャー

 単機でも稼働できるが,エネルギー充填用に別の機体を用いることもできる。

ビームピストル

 概要

 MSN-00100(MSN-100)《百式》は,エゥーゴが開発,配備した攻撃型試作モビルスーツである。
 百式は,元来可変機として開発が進められていた機体である,という記述は様々な資料で見ることができる。長らく不明であった原型機についても近年その資料が発見されており,開発系譜についても明らかになりつつある。
 百式は,Ζ計画で開発された機体のひとつで,様々な先進技術が投入された実験機として位置づけられている。しかしながら,それでいて実戦において運用可能な試験評価機としての役割も持たされていたのである。

 元々,エゥーゴが開発したRMS-099《リック・ディアス》は,新たな装甲材を導入したことで,第2世代モビルスーツの先鞭を付けたとも言われている。しかし,爆発的に進化を続けるモビルスーツにおいては,まだまだ改良の余地が残されており,ティターンズとの本格的な交戦を考慮した場合,「リック・ディアスの次」の開発を進めることは,組織として当然の方針であった。
 エゥーゴは,その陣容からどうしても大規模な部隊編成は不可能であるため,ティターンズの標準的な機体を押さえ込むこむために高性能機による部隊編成を行うことを想定していた。これが,リック・ディアスをベースにした一般兵向けの標準機の開発計画であり,その一方で突出した高性能機による遊撃戦も想定していた。
 当初想定していたこれらの計画が大きく変化したのは,アーガマ隊によるRX-178《ガンダムMk-供佞龍奪によるティターンズ側の技術入手と,これに伴う政治的配慮による開発機の流用であった。
 また,超高性能機の開発計画は,様々な問題から大きく遅延しており,ティターンズとの本格開戦直前に至っても遅延状況は改善されていなかった。

 これらの計画が転換したのは,ガンダムMk-兇僕僂い蕕譴討い織燹璽丱屮襦Ε侫譟璽犁蚕僂アナハイム・エレクトロニクスにもたらされたことであった。
 開発スタッフは,ムーバブル・フレーム技術を導入することで,可変機としては失敗であった機体を汎用の攻撃型モビルスーツとして昇華させたのである。

開発経緯

 百式については,「可変型モビルスーツとしての設計が頓挫したために非可変型モビルスーツとして再設計された機体である」,「エゥーゴが開発していた大型機構試作機から発展した機体である」,「新技術を投入した次世代モビルスーツの本体を流用した機体である」,といった形の様々な説があり,いずれもそれを裏付けるかの様な資料が存在しているのが特徴的である。

 一番目の説は,当初から可能性が高いと言われていたが,特に近年そのベースとされる機体,MSN-001《デルタガンダム》の存在が実証され,その改良機であるMSN-001A1《デルタプラス》が実際に運用されていた記録も発見されている。
 一方で,二番目の説については,零式試作機という機体の存在が示されているが,これは資料が乏しく,現時点では最も信頼性が低いと考えられているが,同等の機体の存在は各所で触れられており,完全に間違いであると否定するのは困難である。
 同様に三番目の説は,ベース機とされる機体《エプシィガンダム》の存在が記述される資料が,特定の分野に偏っており,一番目の説ほどその信頼性が高いとまでは言えない状況である。
 だが,いずれにせよこうした複数の説が存在するということは,それだけ本機が複雑な経緯のもとで誕生したということなのだろう。

 さて,近年発見された資料に見られるデルタガンダムは,確かに本機との類似点も多く,また,変形機構上強度面で問題が生じていたことが分かっており,本機のベースとして十分考えられる機体である。
 デルタガンダムは,宇宙戦闘機に変形するというコンセプトの機体で,本機百式の背部に存在する,ウイングバインダーと非常に類似した翼を有していた。この翼は,MS形態時には,百式同様背部バックパック両脇にセッティングされ,AMBAC作動肢として機能するとされている。つまり,機体構造的には本機とほぼ同一であり,変形機構の有無だけが差異としてあげられるのである。
 デルタガンダムは,RX-178の奪取前にその開発がピークを迎えていたとされ,この点から考えると,RX-178のデータを入手したことで,「MS形態」の機体強度が十分実用になったからこそ,「百式としてロールアウトした」と考えられるのである。(その後ムーバブル・フレーム技術がフィードバックされたことで,デルタガンダムの変形機構の問題点が解消され,デルタプラスが誕生したものと考えられる。)

 また,先の二番目の説,三番目の説も基本的には,MS形態の完成度が高かったという点では一致しており,RMS-099から発展したエゥーゴ製MSが,RX-178より得られたデータとうまく融合し,本機のポテンシャルを大きく引き上げたということなのであろう。

 なお,名前の百式は開発者であるナガノ博士が「100年持つ機体である」として名づけたものである。(型式番号のNもそれに準じたためで,旧ジオン軍のMSNナンバーとは関係がない。)

百式系の発展

 百式は,ロールアウトした機体をエゥーゴの中心人物の一人であったクワトロ・バジーナ大尉が運用したことで,大きな戦果を挙げることとなった。
 この結果,百式そのものの追加生産が行われたと言われており,この追加生産機をベースに派生型も登場している。
 代表的な機体が,MSR-00100S《百式改》とその一般配備型のMSR-100S《百式改(量産型)》である。これらは,他に陸戦タイプMSK-100S《陸戦型百式改》や増加装甲装備型のFA-100S《フルアーマー百式改》といった機体を生み出している。

 なお,クワトロ大尉は,後のグリプス2を巡る戦闘で行方不明となっており,百式本体のみが回収されている。
 実は,このことが後の第1次ネオ・ジオン戦争当時運用された機体の出自を混乱させることとなっている。第1次ネオ・ジオン戦争当時にビーチャ・オレーグによって運用された機体については,クワトロ機を修復した機体である,という説とクワトロ機の後にロールアウトした2号機(あるいはそれ以降)の機体であるという説があるのである。

 これは,百式の改良機として開発が進められていた百式改の一般配備型である百式改(量産型)が,頭部ユニットなど一部を除いて,百式と同じパーツを利用していた点からも指摘される部分である。
 すなわち,量産型の百式改は,百式の量産ラインを改変したものではないか,ということなのである。(なお,量産ラインとはいえ,極めて少数の生産であったとされていることから,大量生産機とは位置づけることはできない。)

 いずれにせよ,百式は高い評価を得ることとなったが,反面,技量の高いパイロットを要求することともなった。このため,エゥーゴ運用部隊の中でも突出して技量のあるパイロットに与えられており,結果としてさらに戦果を積み上げることとなったのである。

 引用

GUNDAM WAR 連邦軍 U-9

 エゥーゴのZ計画の一環によって開発された試作モビルスーツ。可変機能を持たせる予定であったが,構造上の問題により断念された。しかし,バランスの取れた高性能な機体に仕上がっている。

 備考

 関連項目

 編集者


[MS/MA・M]
[モビルスーツ・Z]


最終更新時間:2015年10月11日 18時07分05秒

 ノート

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脚注

  • [1]1/144 プラモデルインスト表記
  • [2]MS大全集2003 / 公式サイト