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〔MSM-10〕ゾック

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ゾック

  • [MS]

データ

機体データ
型式番号MSM-10
兵器区分水陸両用モビルスーツ
所属ジオン公国軍
パイロットボラスキニフ
製作データ
デザイナーコンセプトラフ:富野喜幸
デザイン:大河原邦男
初出作品機動戦士ガンダム
参考文献GUNDAM WAR
Gジェネシリーズ ジオン公国軍水陸両用MSセット
ガシャポン戦士付属シール
MSVコレクションファイル
ガンダムコレクション
ガンダム占い0079〜0080
GジェネレーションF
Gジェネレーションポータブル ほか



 スペック

項目内容
全高23.2m[1]
頭頂高23.9 m
本体重量167.6t
全備重量229.0t
重量119t[2]
総重量119t[3]
ジェネレータ出力3849kw
馬力180000[4]
スラスタ推力253000kg
水中巡航速度63knots
最高速度地上時速40km
水中29ノット[5]
装甲材質超硬スチール合金
装甲材質チタン・セラミック複合材[6]
黒歴史コード04-8310271

モノアイ

 レールに沿って光学端末を高速で移動させる主要撮像装置。
 移動速度は公国製MSの中でもトップクラスとなっている。

フェアリングシェル

 公国軍の将兵からは"クチバシ"などと呼ばれる整流殻。
 速度や機動に応じて展開角度を変え,機体周辺の抵抗や流体特性を調整している。

脚部ホバー

 陸上における移動のため,地表から数十センチほど浮上可能なホバー機構が装備されている。
 歩行脚としてはほとんど機能しないが,緊急時にはロケットを使用してザク以上のジャンプが可能。

 武装

フォトンメーザー x 1

 公国軍による呼称通りなら"音響量子(振動を量子化したボース粒子)を増幅して誘導放出する兵器"だが,実際にはメガ粒子砲であり,周囲のスリットは水流ジェット用のインテークであった。ちなみに「メーザー=MASER」のみで,光の代わりにマイクロ波を使用したレーザー同様の機器および効果などを意味する。

メガ粒子砲 x 8

 ジェネレータ直結型のメガ粒子砲。エネルギーCAPシステム並みの連射が可能。

アイアン・ネイル

 3本のクローで敵に斬撃/打突を加えるほか,簡易マニピュレーターとしても機能する。実際には砲を使用する際のアンカーとしても考えられていたようだ。

 概要

 MSM-10《ゾック》は,一年戦争当時ジオン公国軍が投入した水陸両用モビルスーツである。この機体は,公国軍の水陸両用モビルスーツであるMSMシリーズに名を連ねる機体ではあるが,その運用思想からしてモビルスーツとは異質な機体として認知されることが多い機体である。実際,一部資料では本機をモビルアーマーに区分しているほどで,これは本機の開発時におけるコンセプトにその端を発していると言えるだろう。

 ゾックは,水陸両用モビルスーツの開発に於いては最末期(後に行われた統合整備計画など既存の機体の改良計画を除く)に属する機体であり,海水を冷却剤として使用可能であることから,高出力のメガ粒子砲を装備する水陸両用モビルスーツの攻撃力の強化を中心に設計が進められたものである。
 このため,手足に掃討するユニットは装着されているものの,実質的に手足として機能しているわけではなく,例えば腕部はメガ粒子砲の連続発射時のアンカーとして,また脚部はホバーユニット及び緊急時のジャンプユニット(単純な推力によるジャンプ力だけで言えばザクを大幅に上回るものとなっている)として機能するものとなっている。すなわち,手足の形をした別ユニットといっても過言ではなく,実質的にその重装甲による局地戦用移動メガ粒子砲座と呼ぶのがふさわしいものであった。
 ゾックが,こうした形態を獲得したのには無論理由がある。これは,公国軍の戦略に於いて一騎当千型の強力な機体の開発,すなわちモビルアーマーの開発がスタートした時期とゾックの開発が進められていた時期が重なるのである。この点で言えば,ゾックは,モビルスーツからモビルアーマーに移行する過渡期の機体であり,高機動型モビルアーマーを祖に持つMAM-07《グラブロ》とは異なった形で開発が進められた機体であるともいえるだろう。

開発経緯

 ゾックの開発は,公国軍が占拠したキャリフォルニア・ベースにおいて行われている。
 しかしながら,通常の局地戦用モビルスーツの開発が,各種工廠や研究所で実施されていたのに対して,本機の開発はグラブロ同様に艦艇用ドライドックに生産設備が設けられており,この点からもモビルアーマー同様の構想で建造が進められていたことがわかるものとなっている。

 元々水陸両用モビルスーツは,高火力となっている機体が多いが,本機はそれらを凌駕する極めて高い打撃力を有する機体としてプランニングされており,頭部にフォノン・メーザー砲を持ち,肩部に8門のメガ粒子砲を備え,その重装甲により,まさに局地戦用移動メガ粒子砲座と呼ぶのが相応しい機体となっていた。(なお,元々ジェネレータ出力が高いこともあって,メガ粒子砲の連射能力は,連邦軍のエナジーCAP仕様機に匹敵する物であったともいわれる。)
 反面,その機動性・運動性は劣悪であり,機体を旋回させる180度回頭能力は既存のモビルスーツと比するまでもなく劣悪なものとなることが想定されていた。
 このため,前後を同型とし,モノアイの移動速度を高速化することでこれに対応することとなった。(一説によると,モノアイが背面に移動した時点で操作系が背面を前面とするものに自動的に切り替わるとも言われており,パイロットの負担を軽減していたとも言われている。)
 この発想に関しても後のモビルアーマーの機体開発に近い発想であり,本機が過渡期の開発機であることをうかがわせるものとなっている。

 こうした「前例のない」機体であったことから,この機体に対する評価はバラバラであり,開発途上における評価として,「見かけ倒しでなければいいが」,「局地戦用移動メガ粒子砲座として十分」といった形で賛否の分かれるものとなっている。

運用

 ゾックは,開発当初の試作機(プロトタイプ)3機のみのが生産されたといわれており,1,3号機は北大西洋潜水艦隊「マンタレイ」に,2号機は同じく北大西洋の「マッドアングラー」に配備され,実戦テストが行われている。
 しかし,1号機は配備前に連邦軍の対潜攻撃機に襲われ,輸送中の潜水艦ごと失われており,事実上,運用の記録は残っていない。
 また,2号機はマッドアングラー隊が中心となって実施された第2次ジャブロー攻防戦において投入され,最終的に撃破されている。
 一方3号機は,試験稼動中に機雷に引っかかり小破し,結局そのまま実戦に出ることなく終わっており[7],その後の所在は明らかでは無いとされる。

 とはいうものの,この3号機が回収され,別部隊によって運用されたという説や,小型モビルアーマーとして量産されることが決定していたゾックの量産タイプが既に実働していたという説,脚部ユニットを換装したモビルアーマータイプの機体など,様々な説が存在するのもの本機の特徴のひとつとなっている。

 引用

GUNDAM WAR 月下の戦塵 ジオン公国軍 U-128

 砲撃戦を想定した水陸両用MS。通常MSの2倍近いジェネレーター出力を誇り,機体の前後に9門のメガ粒子砲を内蔵している。試作機が,ジャブロー襲撃作戦において投入されている。

 備考


 関連項目


 編集者


[MS/MA・M]
[モビルスーツ・1st]
[加筆募集・MS]


最終更新時間:2016年08月16日 21時13分44秒

 ノート

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脚注

  • [1]ポケット百科,ガシャポン戦士付属シール
  • [2]ガシャポン戦士シール
  • [3]ポケット百科
  • [4]ポケット百科,ガシャポン戦士付属シール
  • [5]ポケット百科
  • [6]機動戦士ガンダムMSパイロット名鑑<一年戦争編>
  • [7]ジオン軍ミリタリーファイル