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ゴッグ
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | MSM-03 |
兵器区分 | 水陸両用型モビルスーツ |
所属 | ジオン公国軍 |
パイロット | コーカ・ラサ 他 |
製作データ | |
デザイナー | コンセプトデザイン:富野喜幸 デザイン:大河原邦男 フィニッシュ:安彦良和 |
初出作品 | 機動戦士ガンダム |
初出 | #26 |
参考文献 | ガンダム占い0079〜0080 GUNDAM WAR ガンダムコレクション Gジェネシリーズ ジオン公国軍水陸両用MSセット MSVコレクションファイル MS大全集2003 Gジェネレーションポータブル ほか |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | 17.8m[1] |
全高 | 17.2m[2] |
頭頂高 | 18.3m |
本体重量 | 82.4t |
全備重量 | 159.4t |
自重 | 142.2t[3] |
総重量 | 294.5t[4] |
総重量 | 130t[5] |
ジェネレータ出力 | 1740kw |
出力 | 9万4000馬力[6] |
馬力 | 113900hp[7] |
スラスタ推力 | 38000kg x2,15000kg x3 |
スラスタ総推進力 | 121000kg |
動力システム | 熱核反応炉[8] |
エンジン出力 | 85000[9] |
水中巡航速度 | 75knots |
地上時速最高速度 | 50Km[10] |
水中時速最高速度 | 19ノット[11] |
主推進システム | 熱核水流ジェット x2[12] |
センサー有効半径 | 5400m |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
開発基地 | キャリフォルニアベース |
製造 | ツィマッド社 |
黒歴史コード | 02-1727467 |
黒歴史コード | 02-0513946(黒/蒼の戦慄) |
推進装置
基本的には後の機体と同様,機体各所に設けられたインテークから取り入れた海水を高圧で噴出するハイドロジェット及びロケット,またはウォータージェットによって巡航する。
フリージーヤード展開中は,取水口を閉鎖する必要があるため,可能な限り速やかに機雷原を突破し,絡め取った機雷などを除去,投棄する必要がある。
フレキシブルアーム
武装
メガ粒子砲
ゴッグは熱核反応炉の冷却に水冷機構を採用したため,他の機体に先んじてメガ粒子砲を装備する事が可能となった。
ただし,腹部に2門の固定武装とされたため,取り回しが困難であったとも言われている。
アイアンネイル
ゴッグの近接戦闘用武装兼簡易マニピュレーターとして機能する。水中巡航時には,腕部が伸縮し,肩アーマーと一体化することで,整流効果を高める。
機体運用上,オプションの携行が困難であったため,斬撃武装の代替案として装備された。実戦に於いては,防御用装備としても非常に有効に機能したとされる。
魚雷発射管
フリージーヤード
敷設された機雷や爆雷などの信管が作動するのを防ぐ防護装置。
頭頂部から射出される弾頭には,特殊な高分子化合物が充填されており,射出された弾頭は,自機の前方で展開し,海水を取り込んだゲル状の保護膜となって機体を包み込む。
万一爆発したとしても,防護膜の作用で機体の損傷は軽微となる。
一説には,磁気機雷の作動も防御できたと言われている。
概要
MSM-03《ゴッグ》は,ジオン公国軍が開発した,初の本格的量産型水陸両用モビルスーツである。
公国軍の地球侵攻作戦においては,その戦力で橋頭堡のない地球上での戦力展開の必要上,地上の7割を占める海洋での活動に大きな意義があった。航空戦力に乏しい公国軍にとって海中で活動できる機体の有用性は語るまでも無く,新たに編成された潜水艦隊は,まさに我が物顔で連邦軍を翻弄したのである。
一年戦争当時,機動性能の高い水中戦用兵装を持たなかった地球連邦軍にとって,水陸両用モビルスーツは非常に大きな脅威となっており,一時は海上戦力が壊滅的被害を被るほどの状況であった。これも既に水陸両用型モビルスーツの初号機であるゴッグの時点で完成度の高い機体として誕生していたことにもひとつの要因があるのである。
ゴッグを始めとした水陸両用モビルスーツは,一年戦争後も地下に潜った公国軍残党にとって貴重な戦力のひとつとなっていた。これは,地球連邦軍の掃討作戦が海中に対してほとんど実施されなかったことや,公国軍に協力的な地上の勢力にとって,連邦に察知される可能性の少ない,水中戦力であったということが大きな理由である。
結果として,U.C.0090年代末期まで,公国軍残党は,各地に潜伏を続けることが可能となったのであった。
開発プロジェクト
公国軍の水陸両用モビルスーツの開発は,U.C.0078年の局地戦用モビルスーツの開発開始に端を発している。
しかしながら,コロニー国家という公国の状況が,これら局地戦用モビルスーツの開発に際して,様々な壁となった。既に地球から移民した第1世代は引退しており,これらの開発に従事した人材の多くが第2世代や第3世代に相当する人材だったためである。
当初計画では,局地戦用モビルスーツのほとんどはMS-06《ザク》のバリエーションによって開発が進められることとなっていたが,既にこの段階で,極めて大きな改装を必要とする機体が存在しており,ザクという機体の存在そのものが一種の制限となってしまっていた。
特に水中という特殊な環境下では,汎用機として開発されていたザクの改修では対応することができず,早々とザクによる水中適応は断念されている。
ここにおいて,公国軍は新規設計による水陸両用モビルスーツの開発を決定,ジオニック社以外のメーカーにも開発を打診した。06系を開発したジオニック社は,水陸両用モビルスーツの開発に参加するメリットが少なかったためか積極的に開発に関与せず,ツィマット社ほか,いくつかのメーカーが水陸両用モビルスーツの開発に本格的に参入した[13]。
ツィマット社によって最初に開発されたMSM-02は,MSM-01のデータを利用して開発され,サイド3の海洋コロニーでデータ収集が行われた。(なお,一説にはMSM-02と03は競作機ともされるが,同一メーカーの機体であることと,軍の制式ナンバーを得ていることから考えるに,社内コンペとしての意味合いで競作機とされているものと考えられる。結果として,MSM-03となるプランにリソースを集中する形になったものと考えられる。)
引き続いて設計されたMSM-03は,MSM-02の問題点をほぼ解消した設計となっており,グラナダのモビルスーツ工廠の一部製造ラインを使用して試験的に2機が生産された。
先行量産型として生産されたこの2機は,開戦直後にロールアウトし,調整の後,第2次地球降下作戦時に地球に下ろされ,実働試験を兼ねた実戦投入が行われた。
この実働試験で良好な結果を残したMSM-03は,直ちに本格量産に移り,公国軍の地球上での支配圏拡大に大きく貢献した。
特徴
本機の最大の特徴は,熱核反応炉の冷却に水冷システムを用いていることがある。これによって,(陸戦機は,もともと宇宙空間での冷却よりも冷却はかなり楽ではあったが)これまでのモビルスーツが搭載できなかった高出力の反応炉を搭載することが可能となった。この結果,メガ粒子砲の搭載も可能となり,公国軍の機体としては,極めて高い攻撃力を有することができたのである。
しかしその反面,非常に重量のあるメガ粒子砲だけではなく,水圧に耐える為の厚い装甲などが災いし,MS-06Mの3倍弱(一説には5倍弱)という超重量級の機体となってしまった。
無論,厚い装甲や防御装備の為,水中戦では通常の攻撃で撃破されることはまずなかったが,上陸作戦時にその鈍重な機動性と,(ジェネレーターが水冷式である為の)活動時間の制限から,撃破されることも多々あった。
一般的には,短期間で設計から実戦投入まで行われたことから,完成度は低いとされることも多いのだが,一年戦争を通じて改良が進められた機体であり,傑作機といわれるMSM-07《ズゴック》の量産がスタートしても後期型の生産は継続されていた。
また,統合整備計画による全面改修型も存在するなど,ジオン公国軍の水陸両用MSを代表する機体のひとつとなった機体である。
引用
GUNDAM WAR 蒼海の死闘 ジオン公国 U-170
ジオン軍の水陸両用MS。冷却システムとして機外の水を使用する為,陸上における行動時間が限られているが,MSとしては初のメガ粒子砲内蔵を実現し,多くの戦果を上げている。
備考
機動戦士ガンダムUCには損壊状態で登場。
関連項目
編集者
[MS/MA・M]
[モビルスーツ・1st]
[モビルスーツ・ユニコーン]
最終更新時間:2016年01月04日 20時33分50秒
ノート
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脚注