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〔MSA-0011[Bst]Plan 303E〕ディープ・ストライカー

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Sガンダム ブースターユニット装備型 プラン303E / ディープ・ストライカー

  • [MS]

 データ

機体データ
型式番号MSA-0011[Bst]Plan 303E
兵器区分汎用多目的型可変試作モビルスーツ長距離侵攻用ユニット装備型
所属地球連邦軍
パイロット無し
製作データ
デザイナーカトキハジメ
初出作品GUNDAM SENTINEL
参考文献GUNDAM WAR ほか

 スペック

項目内容
全高Unknown
頭頂高Unknown
本体重量Unknown
全備重量Unknown
ジェネレータ出力14500kw
スラスタ推力267500kg x10
装甲材質ガンダリウムγ合金コンポジット

頭部

 MSA-0011の頭部は,いわゆるΖ系の設計を参考に担当のデザインチームが独自に開発したもの[1]で,センサー類などは"ALICE"のスペックに対応した高性能なもの。サブプロセッサーシステムなども装備されている。
 特にSガンダムの頭部には,熱源となるユニットが多く,冷却機構が強化されており,構造そのものも高効率な廃熱効果を得られるようになっている。
 また,実戦における"ALICE"稼働のデータ収集そのものも目的のひとつであるため,「彼女」の"五感"を担う各種センサーのレンジや精度に関する要求値は高く,見た目以上に高コストなユニットとなっている。

テールスタビライザー

 Gアタッカー,Gクルーザー形態時に機首となるユニット。MS形態時はAMBACユニットとして機体の機動を補助する。内部はほとんどがプロペラントで占められているほか,センサー類や電子機器を内装する。
 テールスタビライザーは,60mmバルカン×4門を内蔵する物と換装が可能である。元々は,建造された2号機に採用されたスタビレーター[2]であったが,Sガンダム自体のユニット構造故,換装が可能となっている。

バックパック

 テールスタビライザーの基部とスラスターユニットで構成される部位で,ムーバブル・フレームによってAパーツと接合されている。部位ごとのユニット化はバックパックにも及んでおり,スラスターユニットも換装可能である。
 本形態で取り付けるユニットは,Gクルーザーモード用の推進器で,さらにブースターパックにもオプションを装着し,さらなる大型化を図るのみならず,ブースターパックそのものを大型のプラットホームとして利用している。

ブースター・ユニット

 Sガンダムの本体と同時に開発された,強化バック・パック。本体構成内容は,大出力の熱核ジェット/ロケット・エンジン,大容量のプロペラント・タンクx2が,そのほとんどを占める。
 ビーム・カノン基部(エネルギー供給コネクター)が2基に増やされ,故にバックパックとしてSガンダムが装着した場合,4門のビーム・カノン装備が可能となる。又,本体上部と下部の接合部で,最大27°までの折れ角を形成する事が出来,複雑に入り乱れた各部ユニットとの干渉を減らす。Bst型時には増加プロペラント・タンク等を加熱しない為にも必ずこの機構を用いている。
 本形態では,さらにブースターパックにもオプションを装着し,さらなる大型化を図っている。

主砲砲身ユニット

 アーガマ級,アイリッシュ級に主砲として搭載されているのと同タイプのメガ粒子砲を,天地を逆さまにして背部プラットホームに接続している。

主砲同軸センサー

 潜函などでは,主レーダー以外に,各砲に同軸のセンサーが設けられている。303Eでは,センサーごと砲身ユニットをSガンダムに移植しているので,ディスク・レドームと連動させてターゲッティングする。

胸部増加パーツ

 大型のIフィールド・ジェネレーターと,冷却装置,各種センサー類を収容している。下部は,A・Cパーツのコクピット装甲になっており,乗降のため可動する。

マルチ・センサー

 ミノフスキー濃度,レーザー・レーダーMAD,FLIR,LLTV,IFFなどの各種センサー,アンテナ,カメラを収納した大型ポッド。左腕を外して,肩のムーバブル・フレームに接続される。EWAC機に匹敵する探索能力がある。

Iフィールド発生器

 Ext型が装備していたのと同系列のビーム・バリアーの発生器。胸部増加パーツと股部増加パーツの先端に収められており,機体の進行方向正面からのメガ粒子ビームを偏向させ乗員と機体を守る。

股部増加パーツ

 巨大な主砲を有する為,機体のジェネレーター出力だけでは不足気味であり,補助の熱核反応エンジンを搭載している。先端にはIフィールド・ジェネレーターを積んでいる。

ランディング・ギア(前部)

 303Eは宇宙での使用を前提としているので,機体の重量を支える脚ではなく,母艦内などに機体を固定するのに使用される。

ランディング・ギア(後部)

 下半身ブースターの推力偏向プレートが延長され,その先がランディング装置になっている。偏向プレートに収納される。

メイン・ノズル偏向プレート

 ノズルから噴出されるプロペラントを偏向させる。横方向に吹き出すプロペラントを真後ろに偏向させ,エネルギー・ロスを防ぐ。機動時にも使用される。

ドロップ式増加プロペラント・タンク

 機体重量が増加した分,追加されたプロペラントタンク。
 大型の物が追加されており,空になった時点で切り離す。

コンフォーマル・パック

 下半身ブースターパックに追加する増加パーツ。
 ブースターパーツのノズル1基と差し替える形で追加されるもので,大型ノズル2基と偏向プレート,プロペラントで構成される。

 武装

 Sガンダムは,アナハイム・エレクトロニクスのなかでも先進的な技術の開発と投入を意欲的に推進する事業部とデザインチームが担当していた。そのため,新機軸の兵装や革新的な機体が供給されたのである。

60mmバルカン

 近接戦闘用の固定武装。Sガンダムは頭部に4門装備する。

改良型ビーム・カノン

 長射程用に改良された,楕円型をした砲身のタイプ。下半身ブースターのムーバブル・フレームに,必要に応じてマウントされる。

大型メガ粒子砲

 背部プラットホームに設置されたアイリッシュ級/アーガマ級の主砲に相当する大型メガ粒子砲。

ビームスマートガン(出力56MW)

 大腿部ビームカノンと排他装備となる武装。
 エネルギーCAPシステム使用のMS用の携行兵器で,大出力のビーム・ライフルの一種。 メガ・バズーカ・ランチャーほどの威力はないが,取り回しが容易で扱いやすい。Sガンダムの物はムーバブル・フレームで機体と連結されている。
 ちなみに,かつて持ち主を識別するタイプの安全装置が施されている拳銃や,HUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)を装着した兵士と銃のセンサーがリンクし,より確実で精密な射撃を可能とする機関銃などが"スマートガン",あるいは"スマートガン・システム"と呼ばれていた。ビーム・スマートガンは,マウントを介して本体と連結している点や,高度なセンサーアレイ,レドームなどとMS本体のコンピューターがリンクしている事などから,後者のイメージに近い武装であるため「ビーム・スマートガン」と呼称されるようになったようだ。一説にはメーカーやデザイナーによる意匠であるとするものもある。

ビームサーベル(出力0.9MW)

 MSの標準的な近接戦闘用の斬撃武装。
 Sガンダムは膝のユニットに装備している。

インコム(出力3.8MW)

 Sガンダムが頭部に装備する有線式の準サイコミュ兵器。
 一度の射出で可能なのは3射程度だが,回収,再チャージの後,再度使用が可能。

60mmバルカン(テールスタビライザー)

 通常型のテールスタビライザーと換装可能な武装型に装着されている装備。

 概要

 MSA-0011《Sガンダム》は,アナハイム・エレクトロニクスが開発した試作型モビルスーツである。
 Sガンダムは,アナハイムによって建造されたあ7番目のガンダムと言うことで,ιガンダムのコードネームで開発が進められた。いわゆるΖ計画における開発機の一つではあるが,主流となるMSZ型ではなく,MSA型の型式が与えられている。
 これは,本機のそもそもの開発プランが,MSZ-010《ΖΖガンダム》との競作という扱いであったためで,この際にはMSZ-011の型式番号が与えられる予定だったものが,実際には,MSZ-010の設計上の問題点などをフィードバックした事実上の再設計機としてロールアウトしたためである。
 完成した機体は4機であったと言われるが,本来の運用目的のひとつであった人工知能を搭載した機体は,グリプス戦役末期の戦闘で失われており,残る3機の所在も明らかとはなっていない。

 本機MSA-0011[Bst]Plan303E《ディープストライカー》は,Sガンダムの運用形態のひとつで,MSA-0011[Bst]《Sガンダム ブースターユニット装備型》の拡張プランのひとつである。(Sガンダムの拡張計画は,100番台が通常形態,200番台がEx-S形態,300番台がブースターユニット装備型の拡張計画として立案され,現時点で詳細不明の400番台を含め,多数の拡張プランが提示されていた。)
 本来,Sガンダムは,本体以外にも様々なオプションパーツが存在する。そもそも,Sガンダムは分離変形は可能であるが,単体でのGクルーザーモードへの変形に際しても強化パーツの装着が必須であるため,これらパーツ群を用いた各種形態への換装は設計時から織り込み済みであったのである。

 本形態は,Sガンダムの下半身(Bパーツ)を取り除き,脚の代わりにブースターパックを装着した形態である「ブースターユニット装備型」をさらに拡張したもので,強大な加速性能と長距離侵攻能力をさらに強化した強襲形態とも呼べるものととなっている。
 最大の特徴とも言えるのが,背部に設置された巨大な「砲」で,アイリッシュ級宇宙戦艦やアーガマ級巡洋艦に用いられるメガ粒子砲をそのまま搭載してしまったものである。これを使用するには強力なジェネレーターが必要であることは言うまでも無く,本機では追加ジェネレーターを含む実に14,500kwとモビルスーツとしては常軌を逸した出力となっている。

 ある意味,Sガンダムの究極の形態のひとつであり,あまりの高コストから,実にあっさりと,わずかな試作検討機すら建造されない完全なペーパープランとなってしまっている。(とはいえ,一説には,実機が建造されたともされており,Sガンダムは,まだまだ謎の多い機体である。)

 引用

GUNDAM WAR 武神降臨 連邦 U-381

 Sガンダムの強襲形態。強大な加速性能と長距離侵攻能力を活かして,敵中深くへと突貫する。

 備考


 関連項目


 編集者


[MS/MA・M]
[モビルスーツ・SENTINEL]


最終更新時間:2015年08月22日 19時27分49秒

 ノート

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脚注

  • [1]MGの解説より。このため,ゼータの開発チームとの事実上の競作であるという方向性ではなくなっている。
  • [2]MG87年10月号