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〔MS-06R-2P〕高機動型ザク ビーム兵器搭載試験型の変更点

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>>[[ユーザーファイル入口|USER/〔MS-06R-2〕高機動ザク]]
!!!プロトタイプ高機動ザク / 高機動型ザク ビーム兵器搭載試験型
*[MS]
!!データ
,機体データ{COLS:2|LEFT}
,型式番号,MS-06R-2
,兵器区分,空間戦闘用高機動型モビルスーツ
,所属,ジオン公国軍
,パイロット,エリオット・レム
,製作データ{COLS:2|BGCOLOR:88aaff|BOLD}
,デザイナー,大河原邦男
,初出作品,MSV
,参考文献,1/144 ジョニー・ライデン専用ザク インスト{{br}}GUNDAM WAR ほか
!!スペック
,項目,内容
,全高,Unknown
,頭頂高,17.5m
,本体重量,76.8t
,全備重量,Unknown
,重量,80.0t{{fn ガシャポン戦士シール}}
,ジェネレータ出力,Unknown
,スラスタ推力,Unknown
,装甲材質,超鋼スチール合金
,開発,ジオニック社
!!武装
 記述される武装は,R-2タイプのものであり,R-2Pでの運用も可能であると考えられるものである。なお,R-2Pでは,低出力ビームの発射が可能であったとされているが,その「ビーム兵器そのもの」に関する資料は現時点では見当たらず,謎の装備となっている。
!120mm ザクマシンガン x 1 <ZMP-50D/120mm>
 公国軍のMS用マシンガン。ザクのもっとも一般的な携行武装で,一年戦争の初期に多用された。生産拠点などにより形状には若干の違いがある。
!280mm ザクバズーカ x 1 <H&L-SB25K/280mmA-P>
 ザクが使用する大型火器の一つ。口径は280mm。
 装弾数は少ないが,マシンガンをはるかにしのぐ威力を持つ。戦術により,別種の弾体を換装することも可能。
!ヒートホーク x 1 <HEAT HAWK Type5>
 MSの白兵戦用の武器。
 ブレード部分が赤熱化し,敵の車両や施設,機体などを溶断する。
!シールド
 当初,ザクの両肩には旧ザクと同様のフラットなショルダーアーマーが装備されていたが,生産のかなり初期の段階で左側にはスパイクアーマーが,右肩にはシールドが装備されるようになった。シールドは防弾および跳弾などの効果があり,側面からの狙撃や頭部破壊に対する防御装備として採用された。
!ショルダースパイクアーマー
 ショルダースパイクアーマーは,もともと施設破壊や防壁突破などのために装備されたが,連邦軍がMSを投入してからは,対MS戦時のタックルなどにも有効であることが確認されている。
!!概要
 MS-06R-2《高機動型ザク(後期型)》は,MS-06F《ザク供佞紡紊錣觴ヾ主力モビルスーツコンペティションにおいてMS-R09《リック・ドム》とその座を争った機体である。
 俗に《高機動型ザク》と呼ばれるMS-06R系の機体ではあるが,実際には,その内部構造をはじめ別物の機体といっても過言ではなく,この「ザクの皮を被った新鋭機」であるという部分が,その制式採用に際して障害となってしまった点は否めない。
 完成した実機は4機といわれ,各種試験用に残された1機を除く3機は,エースパイロットに配備され,それぞれ大きな戦果を挙げたとされている。
!開発経緯
 MS-06Aタイプの制式採用以降,公国軍では地球連邦軍の対モビルスーツ兵器(すなわち,カウンターとしてのモビルスーツ)の戦線投入をにらんで様々な手を打っていた。特に,MS-06系の完成形とも言うべきMS-06Fの誕生後は,「ザクの次」をにらんだ新機種の開発にシフトしたのである。しかしながら,Fタイプの完成度の高さ故に,これを改良することでモビルスーツとしての機体性能は十分である,との認識を持つ上層部も多く,新型機の開発は父として進んでいなかった。

 一方で,各メーカーは,それぞれの思惑によって次世代機の開発を進めていた。
 特に重力下仕様の機体としてMS-06Jを生み出したものの,ツィマット社のMS-09《ドム》に性能的に後塵を拝したジオニック社では,主力機となる次世代機の開発では先に進むことを目指して様々な機体の開発を進めていた。

 実のところ,MS-06は様々な局地戦用モビルスーツを生み出したが,そのほとんどは対モビルスーツ戦闘を主眼としておいてはいなかった。(あくまでもモビルスーツ戦にも対応できる,機体として開発されたものである。)
 一部の兵装,例えばヒートホークなどを見てこれを対モビルスーツ兵器として取り上げる人がいるがこれは過ちと考えた方がいいだろう。元来「対モビルスーツ戦は想定されていなかった」のであり,「敵モビルスーツに対応可能な兵器」であったのである。(皮肉な話,ある意味連邦が大艦巨砲主義に陥っていたように,公国軍も「連邦は大艦巨砲主義である」と思い込んでいたということなのだろう。)
 多くの場合,公国軍の兵装は,連邦軍の艦艇に対するカウンター兵器であり,MS-06が装備する兵装は,その延長線上でしかなかったのである。

 実際,MS-06R-2の前身となったMS-06R-1シリーズは,その主目的である高機動化も対艦・対宇宙戦闘機における強襲的な要請が高かったとことからの改良点であるともいえるのである。
 しかしながら,連邦軍の開発したモビルスーツが予想以上に高性能であることが徐々にではあるが,公国軍の開発者たちに伝わりはじめるとその目的も一変している。すなわち,「MS-06後の新型モビルスーツ」には何かしらの連邦軍のモビルスーツを上回る対モビルスーツ兵装の追加が考慮され始めたのである。
 このような状況下で,戦略的には本土防衛も検討され始め,軌道上の戦力拡充や月面の拠点確保,周辺宙域の制空権確保など,抜本的な戦術転換が図られることとなった。つまり,地球上での戦略拠点の維持よりも,宇宙での戦略拠点の維持に重点が置かれはじめたのである。
 このため,空間戦闘用のモビルスーツとして主力となるモビルスーツが急遽必要となった。この新型主力機の開発コンペにツィマット社が送り込んだのが,陸戦機であったMS-09《ドム》の改良機,MS-R09《リック・ドム》であり,ジオニック社が送り込んだのがMS-06R-2だったのである。
 結果として,MS-R09が選定され,R-2タイプは敗退するのだが,単に性能だけで比較した場合,明らかにR-2タイプが優れていたことは間違いなかった状況下で,両社ともこの裁定に異論を挟まなかったとされている。これは,公国軍にとって,ここで採用する機体はあくまでも「繋ぎの機体」だったということが大きく影響している。
 元々,対モビルスーツ戦闘を想定した新型機の開発はジオニック社で進められており,その完成まで時間が必要であったことから,ジオニック社では時間が必要であったことが大きな要因であるが,MS-R09が地上用装備を空間戦闘装備に換装するだけで安価に建造可能であったという点も大きな要素だったとされている。
!MS-06R-2という機体
 実のところ,ジオニック社では早くから次世代機の開発に着手していたことは記録から明らかである。しかしながら,ジオニック社に蔓延していた最大の問題は,MS-06Fという傑作機の存在によって,これに縛られた開発プランが中心となってしまっていた,という点にある。
 ジオニック社でも次世代機にビーム兵器の搭載を想定し,その研究を進めていたものの,あくまでもそのベースは「ザク」だったのである。
 既にロールアウトしていた,MS-06Rタイプですら,内部構造的に一般的なMS-06系とは大きな違いが存在していたのだが,ビーム兵器を搭載するための試験機として建造されたMS-06R-2Pは,一見するとR-1型と大差ない機体に見えるが,実際にはRタイプとも異なった全くの新規設計機といっても間違いではない機体になってしまっていた。
 また,ビーム兵器用の各種デバイスの小型化が遅延していたこともあって,次世代機の開発に目処は立っていなかったのである。

 このような状況下で,公国軍からの空間戦闘用主力モビルスーツのコンペが提示された。困ったのは,ジオニック社である。
 次世代機として開発を進めていたMS-11の目処は立たず,その為の試験機であるR-2Pも実用化にはほど遠いものであった。すなわち,コンペに提案する機体そのものが無かったのである。
 このため,R-2Pの設計を基に,ビーム兵器の搭載をあきらめた従来型の機体として再設計し,急遽組み上げられたのが,本機R-2タイプなのである。(なお,R-2Pの開発は継続され,こちらの後継としてR-3のコードが与えられている。)
 元々,Rシリーズは,高性能機として評価されており,本格量産までには至らなかったものの,量産配備が行われている。その後継機としてR-2を売り込んだのである。

 組み上げられたR-2は,4機(実は,この4機がどのように建造されたかの資料は存在していない。R-2Pからの改装であるという説もあれば,4機とも新造だという説もあるのである)で,事実上ハンドメイドに近く,それぞれの機体には微妙な差違が存在するものとなっていた。この中でどの機体がコンペで評価試験にかけられたのかは明らかでは無い。(あるいは,各評価項目にそれぞれが当てられており,それが4分野であったため,4機が建造された可能性も否定できない。)
 だが,評価項目において性能面では高い評価を受けたことは事実であり,量産を勝ち取れなかったにもかかわらず,ジオニック社がその裁定を納得しているのは,次世代機(MS-11改め,後のMS-14)の性能に対して,一定の目処が立ったということも理由のひとつではないかと考えられる。
!Rシリーズの評価とR-2のその後
 Rシリーズが,本格量産に至らなかった理由は「兵器としてのバランスの悪さ」である。確かに性能は高いのだが,生産に手間が掛かり,さらに運用にも手間が掛かる。特に問題であったのは,運用するためにパイロットに一定以上の技量を要求する点であった。
 残念ながらこれらの問題点はR-2に至っても改善されていない。
 ジオニック社ではMS-11計画で得られたデータを投入することで高性能機としてMS-06を生まれ変わらせることでこの受注を得ようとしたのである。事実,R-2はMS-06の型式番号を冠してはいるが,そのアビオニクスを始め多くの技術がMS-11のものである。そのため,「ザクの皮を被ったゲルググ」などと後に揶揄されるようになるのである。

 だが,Rシリーズの「兵器としての欠点」は,最後まで脚を引っ張ることになったのである。
 コンペにおいて却下されたR-2は,開発チームに1機を残し,他の3機はエースパイロットの乗機として配備された。(これはR-2の性能の高さを示している。つまり,量産には向かないがパイロットによっては戦果が機体できる機体として完成していたということである。また,一方で,試作機をも戦線に投入する必要があるほど戦線が逼迫していたとも言える。)
 開発チームに残された1機は,改修されたとの説と,これをベースにしてさらなる機体を開発したとの説がある。いずれにせよMS-14のパーツを流用して開発が進められたため,外見的にもMS-14に近い機体となったようだ。(MS-06R-3という機体ナンバーとMS-06R-3Sという機体ナンバーが確認できる。)

 残る3機のR-2であるが,ジョニー・ライデン,ギャビー・ハザード,ロバート・ギリアムの3名に支給された。
 また,ジオニック社では,本機が採用された場合を考慮し,少数ではあるが予備機の生産を行っていたという説もあり,後年,これらの機体をシャア・アズナブルが使用したとも噂されている。
!実験機としてのR-2Pと試作機(プロトタイプ)としてのR-2P
 R-2Pについては,「MS-06R-2の試作機(プロトタイプ)」と論述する資料も多いが,厳密に言えば,これは半分正解,半分不正解といったところである。
 先述した開発経緯の通り,R-2Pは,次世代主力機の開発のためのテストベッドであり,様々な技術検証のための実験機という側面が強い部分もある。とはいえ,公国軍の台所事情と,ジオニック社が抱えていた諸々の問題から,実験機とはいうものの,実際に実戦投入が可能な形での試作が繰り返されていたものである。

 R-2Pは,MS-11(後のMS-14)の開発のために,MS-11用に開発が進められていた様々な部材を使用している。それは,細かい部分で言えばフレームに使用する各種パーツから,大きく影響するものといえばジェネレータまで実に多岐にわたっているのである。
 MS-11がビーム兵器の搭載を目指していたことは,様々な資料で語られているが,その開発においてネックとなっていた部分がジェネレータとビーム発振器の小型化であった。
 近年,MS-R09がビーム兵器を運用していたことが確認されているが,使用されているビーム・バズーカは,極めて巨大な武装であり,搭載されているジェネレータ,発振器は艦艇用のものを改装したものであり,「携帯用ビーム兵器」としては,まだまだ難点を抱えていたのである。
 R-2Pでは,携帯兵器としてのビーム兵器の開発が目的のひとつと挙げられており,機体のキャパシティでは冷却効果上の問題を残しており,低出力ビームの発射可能まででとどまっている状態であった{{fn このビーム兵器の運用について可能だったとする部分を近年の設定であるとする資料やサイトも多いが,既に模型情報 1984/06で触れられている。ただし,実用的であったかというと,否となるのである。}}。

 このような状況のタイミングで,空間用主力モビルスーツのコンペが実施されており,ジオニック社では,ビーム兵器の採用をいったん棚上げし,機体設計をそのまま流用したR-2でコンペに挑んだのである。このため,R-2PをR-2のプロトタイプとするのは間違ってはいないのだが,元々の開発意図が異なっていたため,純然たる開発用試作機であったとも言い難い状況なのである。

 なお,蛇足ながら,内装機器がMS-11とほぼ同等なR-2は高い性能を発揮するのはある意味当然であり,実際のところそれ以外の部分,すなわち「ザクであったが故に性能上のボトルネックになっていた部分」が原因でコンペに敗れているが,このコンペ提出機が,4機のR-2のどの機体であるかは明言されておらず,実のところR-2PがR-2に改装されたという明確な記録も存在してない。近年,R-2Pのカラーリングが複数発見されており{{fn 備考参照}},時期が明らかになることで,改装時の状況がわかる可能性もでてきている。
!!引用
!ガシャポン戦士実写シール 76/44C
 ジオニック社はMS-11の設計を進めていたが,ジオン軍のリンクドムと競合してしまい,MS-06R-1AにMS-11用ジェネレーターを装備してこの競争に参加した。これがMS-06R-2Pである。
!!備考
 R-2Pの設定については,勘違いされている部分が多く,「結果的にR-2のプロトタイプになった」のであり,「当初からR-2という機体の完成を目指していた」ものではない,という点に注意が必要である。(R-2Pの目的は「MS-11の完成」である。)
!カラーリングについて
 「電撃HobbyMagazine 2002/08付録 エースパイロット・データ・ファイル」などでもおなじみのオレンジ系で塗装されているパターンがR-2Pのイメージとして強いが,実のところこれはMS-06RPのカラーリングからくる刷り込みに近く,MSVから近年まで明確なカラーリングは存在しておらず,あえて言えば,ガシャポン戦士シールが初出ということになる。
 実のところこれ以外にも「ジオン軍ミリタリーファイル」の薄めのピンク系のカラーリング(ただし,これは画像処理されている関係上,オレンジ系の色が飛んでしまっている可能性も否定できない),ホビージャパンから発売された「MSV宇宙編」のカードでのボディがダークグリーンで,四肢がライトオーカー(印刷の色合いが微妙だが…)といったカラーリング,そして「ギレンの野望シリーズ」などでの実戦配備カラー(通常のザク系と同じパターン)などが見られる。
 ギレンの野望はIF設定であったとしても残りのカラーリングは,時期ごとのものであった可能性は否定できず,これらの運用状況と仕様がはっきりした場合,項目分割の可能性もある。
!!関連項目

!!編集者
*あさぎり
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{{category MS/MA・M}}
{{category モビルスーツ・MSV}}
{{category 加筆募集・MS}}
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!!ノート
■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]]
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