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〔MS-17〕ガルバルディ

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ガルバルディ / ガルバルディα

  • [MS]

 データ

機体データ
型式番号MS-17
兵器区分試作型汎用主力モビルスーツ
所属ジオン公国軍
パイロットパッカデリア
製作データ
デザイナー大河原邦男
初出作品MS-X
参考文献GUNDAM WAR
GジェネレーションF
Gジェネレーションポータブル ほか

 スペック

項目内容
全高Unknown
頭頂高18.4m
本体重量41.7t
全備重量Unknown
ジェネレータ出力Unknown
スラスタ推力Unknown
黒歴史コード03-4852006

 武装

ビーム・ライフル

ビーム・サーベル

 概要

 MS-17《ガルバルディ》は,一年戦争当時,ジオン公国軍が開発を進めていたモビルスーツである。後のグリプス戦役において,地球連邦軍が本機をベースとした後継機RMS-117《ガルバルディβ》を制式採用したことから,近年では《ガルバルディα》と呼称される場合も多いが,正しくは《ガルバルディ》である。

 ガルバルディは,一年戦争末期にジオン公国軍が起死回生の一手として実施したモビルスーツ開発計画である「ペズン計画」において開発された機体の一つであり,同計画における中心的な位置づけとされている。
 ペズン計画では,公国軍主導で国内のモビルスーツ開発メーカーの技術を総動員した新型機の開発が進められており,これらは既存のモビルスーツの開発設備を利用可能な形で設計が進められていた。例えば,MS-11《アクトザク》は,MS-06系の発展型であり,MS-10《ドワッジ》は,MS-09系の発展型である。
 本機,ガルバルディは,MS-14の発展型という形での説明がなされることが多いが,実際には,ベースとなった機体はMS-15といった方が妥当な機体である。元々,MS-15は高い操作性をはじめとして評価の高い機体であったが,諸事情からコンペティションではMS-14に敗れている。本機は,このMS-15の基本設計に,MS-14の能力を加えた機体,というべき機体なのである[1]

 ガルバルディは,ペズンにおいて若干数の試作機がロールアウトした時点で終戦を迎えている。このため,実戦における評価は定まっていない。(様々な資料に実戦投入の記録は残るものの,真偽に疑いが残る点や,投入された戦況などの面から,その性能を断じることは困難である。
 しかし,残る試作機と生産設備を入手した地球連邦軍にとって,本機の機体構造やその性能は,十分実用に耐えうる物であったため,若干の改装の後,ガルバルディβとして制式採用している。

開発におけるコンセプトと生産状況

 ガルバルディは,次期主力モビルスーツ選定コンペティションにおいて,YMS-14《ゲルググ》に敗れたYMS-15《ギャン》がそのベースにあることは言うまでもない。
 ギャンは,高い格闘戦闘能力と良好な操作性を有しており,極めて高い評価を得ていた。これにゲルググ同様のビーム兵器の使用が可能となるように再設計を加えたのである。(実際問題として,ギャンの採用却下の最大の理由はビーム兵器,特にビーム・ライフルの使用が不可能であったという点とされるほど,当時の公国軍上層部の求める新型モビルスーツにビーム・ライフルが必須要件であったのである。)
 また,ガルバルディはツィマット系の機体であるギャンを,既に公国では最大規模の生産設備となっていたジオニック社系の生産設備を利用して生産可能とするための改変も行われていた。具体的に言えばゲルググの生産設備で,生産可能なように配慮されたのである。

 また,ガルバルディでは,ゲルググの目指していたコンセプトも取り込まれている。
 すなわち,大気圏内での機体運用性の拡大であり,この点で言えば基本的にガルバルディは,空間戦闘から重力下戦闘まで幅広い戦場に対応できたということになる。
 このため,基本的には全領域型の機体として開発は進められたものの,機体の運用状況にあわせ,陸戦用のA型と宇宙戦用のB型の開発プランが立案されていたといわれている。(なお,このA型,B型が直接型式に反映されてたかについては不明である。というのも,ガルバルディは開発段階の試作機がロールアウトしただけに過ぎず,極端な話,運用された機体は,全てが別仕様であったといっても間違いではないからである。)
 しかしながら,ゲルググ同様,重力下での飛行性能については,十分な性能を発揮することはできず,A型は事実上廃案となっている。
 一方,空間戦闘に焦点を絞り,高機動戦闘に対応したB型は,若干数が仕様を整理しつつ生産されたとされており,これらの機体はグラナダに配備されたとも言われている。

 いずれにせよ,今日残る資料では,未だ仕様が確定したとはいえない機体であり,外装一つとってもパターンの異なる機体が見受けられる状況である[2]
 近年,サイド3での配備例[3]も確認されているため,資料の発掘が進んだ場合,生産数や機体仕様が明らかになっていくものと思われる。

 引用

GUNDAM WAR 新世紀の鼓動 ジオン公国軍 U-96

 一年戦争末期に行われた,「ペズン計画」で開発されたMS。ゲルググとギャンの後継機に位置する機体。しかし,開発終了前に終戦を迎えてしまった為,実戦には投入されず,連邦軍に接収された。

 備考

 ガルバルディは,MS-Xを出自とするモビルスーツであるが,その後,機動戦士Ζガンダムにおいて後継機といえるガルバルディβが登場したことで,ガルバルディαと呼ばれるようになったことは既知の通りであるが,その機体設定においてもこれをきっかけとして,ややこしい状況が発生してしまっている。(これに拍車を掛けたのが,ガンダムΖΖにおける,ガズアル・ガズエルの登場である。)
 現在,最もまとまった解釈が行われているのは,「機動戦士ガンダム外伝ミッシングリンク」の公式サイトにおける解説文だと考えられる。本項でもこの解釈を下敷きにしてとりまとめを行っている。

 関連項目

 編集者


[MS/MA・M]
[モビルスーツ・MSX]


最終更新時間:2015年07月04日 09時08分56秒

 ノート

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脚注

  • [1]実際,多くの書籍はMS-15の発展型として記述されている。しかし,Gジェネレーションポータブルなどゲーム系では,MS-14の発展型としての記述も見られる。
  • [2]これはコミックボンボン等で公開された永野護版ガルバルディαを想定している。
  • [3]ギレン暗殺計画のフィーリウス機。