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〔MS-09RS〕シャア専用リック・ドムの変更点

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>>[[ユーザーファイル入口|USER/〔MS-09RS〕リック・ドム指揮官機]]
!!!シャア専用リック・ドム
*[MS]
//{{layout cols,width:100%
//----------
{{layout cols,width:40%
!!データ
,機体データ{COLS:2|LEFT}
,型式番号,MS-09RS
,兵器区分,空間戦闘用重モビルスーツ指揮官用機
,所属,ジオン公国軍
,パイロット,シャア・アズナブル
,製作データ{COLS:2|BGCOLOR:88aaff|BOLD}
,デザイナー,大河原邦男(厳密には画稿無し)
,初出作品,機動戦士ガンダム(小説版){{br}}機動戦士ガンダム〜ギレンの野望
,参考文献,Gジェネレーションポータブル{{br}}GUNDAM WAR{{br}}1/100MG シャア専用リック・ドム インスト ほか
}}
//----------
{{layout cols,width:40%
!!画像

!BOX ART
(img:157.jpg)
*[[掲載画像に関する注意書き]]
}}
//----------
//}}
{{ilayout clear}}
!!スペック
,項目,内容
,全高,Unknown
,頭頂高,Unknown
,本体重量,43.8t
,全備重量,Unknown
,ジェネレータ出力,1199kw
,スラスタ推力,53000kg
,装甲材質,超高張力鋼
,黒歴史コード,03-1996067
!頭部
 MS-09RSのヘッドモジュールは,基本的に09Rと同機能のものがほぼそのまま流用されており,モノアイのレール以外のユニットは基本的にザクやグフと同等のものである。
 ただし,実装されている部材はさらに高精度のものとなっており,センサーアレイとしての機能も向上してる。
!腕部
 MS-09Rの腕部ユニットは,09用に開発されていたユニットをほぼそのまま使用しているが,オミットされた防塵装備などの空きスペースにはプロペラントタンクが装備されている。この機体はもともと,高速移動の際,大型のシールドなどの偏った装備にようて余剰なモーメントを発生させてしまわないように,機体の装甲そのものをシンメトリカルにバランスさせた上で強化する方向で設計されているため,それが図らずも空間戦闘においても有効に働き,非常にバランスのとれた空間戦闘用MSとなったのである。
!脚部
 外見からはほとんど判別できないが,MS-09と09Rの最も大きな違いは脚部構造に集約されている。09では推進用のスラスターや熱核ジェットユニット及びそのインテークなども装甲内に装備されていたが,宇宙用装備に換装される際,足下のホバーユニットはブロックごと大口径のロケットエンジンとして再設計され,スソ部分のスラスターも熱核ジェットから熱核ロケットに換装されている。
!ボディ
 MS-09のボディブロックは,それまでに採用されてきた"ザク"や"グフ"の構造とは一線を画した物で,ジェネレーターブロックと胸部,腰部を別ブロックに分割し,機体可動やメンテナンス,機能向上に配慮した設計となうている。この構造を採用していたため,宇宙用装備への換装も圧倒的に容易であったのである。
!!武装
 MS-09Rリック・ドムが使用する武装のうち,もっとも特徴的なものが,戦艦をも一撃で撃沈すると言われるほどの威力を持つ"ジャイアント・バズ"である。この武装を始めとしてリック・ドムには様々な兵装が供給されているが,実戦投入に前後して開発されたビーム・バズーカは,連邦軍のMSが装備するビーム・ライフルをも上回る破壊力を発揮したと言われている。
!MMP-78/WG/120mm ザク・マシンガン(ワイドグリップタイプ)
 一年戦争後期に多用された"ザク・マシンガン"と呼ばれるMS用マシンガンのワイドグリップ仕様で,グリップとトリガーガードが大型化されている。グレネード・ランチャーも装備可能。ただし,ドムが装備したからといって"ドム・マシンガン"とは呼ばれなかったようだ。
!Type7.1 ヒート・サーベル
 MSの白兵戦用の武器。サーベル部分が白熱化し,敵の機体を溶断する。発熱デバイスは高効率でエネルギーを熱に変えるが,消耗が激しいため基本的に使い捨ての武装である。!H&L-GB05R/360mm ジャイアント・バズ
 このバズーカは,一年戦争時に使用されたMSの携帯用としては最大級の実体弾武装。別名"ジャイアント・バズ"と呼ばれドムおよびリック・ドムの代名詞ともなった。ただし,大戦末期にはドム以外の機体にも多用されたようだ。
!Ex-T3-2 ビーム・バズーカ
 公国軍による試作ビーム兵器のひとつ。メガ粒子の縮退に連邦のエネルギーCAPとは異なる手法を用いている。エネルギーチャージに時間がかかるものの,数倍する破壊力を発揮すると言われている。
!拡散ビーム砲
!!概要
 MS-09RS《リック・ドム指揮官機》は,MS-09R《リック・ドム》の部隊指揮官仕様機として開発された機体である。
 元々,ジオン公国軍の主力モビルスーツであったMS-06《ザク》系は,一年戦争開戦直前の本格配備から,一年戦争中期あたりまで,圧倒的な戦闘力を発揮し,地球連邦軍に対して公国軍が快進撃を続ける最大の要素となった。
 だが,来るべき連邦の新型モビルスーツを想定した次世代機の開発については,要求されるスペックの高さと技術的問題から遅延しており,さらに予想外の戦線の硬直から,新鋭機の投入を前倒しする必要が生じてしまっていた。
 ここに於いて,公国軍が主力機として採用したのが「リック・ドム」であった。
 詳しい経緯は省略するが,リック・ドムは,ザク系最強とも言われるR-2タイプを退け,主力機の座を射止めることとなったが,その最大の理由が,「開発の容易さと操作性の良好さ」にあったことは間違いない。また,開発ラインのほとんどが,公国軍が保有する宇宙の各工廠にあった点も有利に働いたのである。
 わずかなライン変更により,地上用から宇宙用へとその姿を変えたドムは,瞬く間に公国軍の各部隊に配備されていったのである。

 こうした機体の配備が続くと,各部の仕様についての要望がでてくるのが,兵器の運用における必然であるが,リック・ドムもまたそうした要望が挙げられていた。いくつかの要求から,新たなバリエーションが誕生しているが,その中でも連邦軍のモビルスーツが標準兵装として持つビーム兵器に対する要求は大きなものがあった。
 知っての通り,ジオニック社が次期主力機の開発に遅延していたのは,ビーム兵器そのもの開発に苦労しているのと,ビーム兵器を運用するためのモビルスーツの各部部材の開発に苦労しているといった2点が挙げられる。このうち,後者はMS-06R系の開発によって目処がつき始めていたが,前者すなわちビーム兵器については,「モビルスーツが取り回せる携帯兵器」という部分がネックとなり,遅延し続けていたのである。

 ビーム兵器最大の難点が小型化の問題であった。地球連邦軍が小型化に成功したのは,極秘技術であったエナジーCAP技術を有していたためで,いわばビームを弾丸として保持することが可能だったためである。(後にこの技術はまさしく弾倉であるEパックへと進化する。)
 ところが,公国軍にはその様な技術は無く,従来のメガ粒子砲に類する技術を小型化するためのトライアウトが続けられていたのである。

 この問題に対して,グラナダ基地の技術陣は発想を切り替えてクリアした。
 すなわち,リック・ドムという重モビルスーツは,腕部のトルクが大きく,従来よりも大型の兵器を取り回すことが可能であった。このため,銃器としての小型化されたビーム兵器の開発前に,大型のバズーカタイプあっても取り回せる,という判断が下されたのである。
 無論,ビーム兵器をドライブするための出力の問題もあったが,メインジェネレータを改修し,補機を加えることで総出力を向上させ,この問題もクリアした。
 これこそが,MS-09RSタイプの本質なのである。

 なお,当初開発されたリック・ドムタイプは,ビーム兵器の運用が困難であったため,ビーム・バズーカ運用機は,改装を受けており,事実上RSタイプと同型だったと言われる。しかしながら,生産が進むと,歩留まりも安定し,標準的にRSタイプと同じ仕様の機体が登場するようになったという。(これは,後期型のMSM-07が,実質的にMSM-07Sと同じ機体である,というのと同じであろう。)
 ア・バオア・クー攻防戦では,いくつかの記録資料にビーム・バズーカを抱えたリック・ドムを見ることができるが,これらが「09Rタイプ」なのか「09RSタイプ」なのであるかは,はっきりしない。
!シャア・アズナブル専用機
 本機は,赤い彗星,シャア・アズナブル専用機と言われるリック・ドムである。
 通常型のリック・ドムと比して,武装強化を施され,かつスラスタの強化を行っていると言われる機体で,主兵装であるビーム・バズーカはムサイ級の主砲並みの威力を持ち,その破壊力は当時のモビルスーツが携帯できる兵器の中でもトップクラスである。

 なお,シャアの機体は,ニュータイプ部隊用に配備された機体と言われており,実際には彼が指揮する部隊メンバーも搭乗したとされている。
 この中には,ルロイ・ギリアム,シャリア・ブルなどの名前を見ることが出来るのだが,実際にはシャリア・ブルは,MAN-03《ブラウ・ブロ》を運用中に戦死したとされており,その詳細は不明である。
!!引用
!GUNDAM WAR SB 赤い彗星編 ジオン U-80
 赤い彗星ことシャア・アズナブル専用のリック・ドム。試作型のビーム・バズーカを装備し,高い攻撃力を誇る。シャリア・ブル,ルロイ・ギリアムらを率いて,木馬を迎え撃った。
!!備考
 小説版「機動戦士ガンダム」においてシャア最後の搭乗機として登場した機体であるが,「ギレンの野望」シリーズにおいて,リック・ドムの指揮官機として再設定されている。この場合,IF設定としての位置づけであるが,マスターグレードでのリック・ドムの武装にビーム・バズーカが追加されて以降,本タイプを「ジェネレータが強化され,ビーム兵器を運用可能な機体」と定義する場合も増えている。

 なお,多くの資料では小説版の機体として限定する場合,これをU.C.0080年代に入ってからの機体としての記述を用いることが多い。このため,U.C.0080年代の戦争描写がある資料では,設定上は小説版をベースとしたパラレルと認識する必要がある。(本項では,各部解説部の源典にその記述があったのだが,外す形でまとめている。)
!!関連項目

!!編集者
*あさぎり
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{{category MS/MA・M}}
{{category モビルスーツ・1st}}
{{category モビルスーツ・ギレンの野望}}
{{category 加筆募集・MS}}
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!!ノート
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