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〔MS-09〕ドム(オリジン版)

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ドム

  • [MS]

 データ

機体データ
型式番号MS-09
兵器区分陸戦用重モビルスーツ
所属ジオン公国軍
パイロットジオン公国軍兵
製作データ
デザイナー大河原邦男
アレンジ:安彦良和
初出作品ガンダム・ジ・オリジン
参考文献GUNDAM WARほか

 スペック

項目内容
全高Unknown
頭頂高18.6m
本体重量62.6t
全備重量81.8t
ジェネレータ出力1269kw
スラスタ推力58200kg
センサー有効半径5400m
装甲材質チタン・セラミック複合材

※スペックは,ファーストガンダム本編のものである。

 武装

360mm ジャイアントバズーカ x 1(H&L-GB05R/360mm)

ヒートサーベル x 1(HEAT SABER Type7)

 概要

 MS-09《ドム》は,一年戦争当時,ジオン公国軍が制式採用した陸戦用重モビルスーツである。
 この機体は,モビルスーツの生みの親とも言えるジオニック社ではなく,そのライバル企業として名をはせることとなるツィマット社が開発したもので,ジオニック社のモビルスーツ開発によって大きくバランスが変わった軍需製品の発注額を取り戻すために開発された機体である[1]

 元々ツィマット社は,モビルスーツのライセンス製造に参加しており,MS-05《ザク》の生産を行っていた。この流れは,公国が開戦に踏み切ると加速し,MS-06《ザク》やMS-07《グフ》の生産も手がけるようになったのである。(一説には,MS-07C系列は,ツィマット社が独自の機体を生み出そうと模索した結果だとも言われている。)
 様々な機体を生産してきたツィマット社は,陸戦用モビルスーツの実験機として建造・試験したMS-07C-5は,様々な新機軸が投入された機体であった。
 この機体をベースに,設計されたYMS-09《プロトタイプドム》は,様々な試験の末,制式採用が決定し,各部の整理と共に量産が進められた。(なお,試験開始からわずか3ヶ月ほどでの本格量産であることを考えると,極めて迅速に行われたといえるだろう。)

 誕生したドムは,先行する陸戦機グフと比較すると生産コストこそかさむものの,汎用性の高い陸戦型モビルスーツを欲していた軍部にとって,その機動性は魅力が大きく,結果としてグフやザクが苦手とする乾燥地帯を中心に多数の機体が配備されることとなった。
 ドムは,軍部がテストを続けていた「モビルスーツの行動範囲の拡大」における最大の問題を「ホバー移動」により解決したことにより,主戦線であったアフリカでその生産・開発が続けられることとなり,様々な派生機を誕生させるが,そのほとんどが地上の開発設備で生産されるという公国軍の制式機としては極めて異例の対応となっている。
 これは,それだけ地上部隊がその作戦行動に際してモビルスーツの行動範囲がネックとなっていたかを示しているのであろう。

 なお,ドムは,生産承認後に若干の先行量産型が生産されている。
 初期に生産された先行型は,いくつかの装甲パターンなどが存在していたが,その中でもボディバランスが太めのタイプが本格量産に至っており,これを「B型」と称する場合もある。(俗にA型とも言われる試案の生産数は極めて少なかったともされており,実質的に本格量産された機体が,ドムという機体をそのまま体現しているといって間違いではない。)
 また,先行型は,一部部材が間に合っておらず,暫定的な仕様であったため,量産機で胸部に設置される小型ビーム砲が間に合わず,欺瞞装置が装着されていたとも言われる。
 このタイプの機体が,ガルマ・ザビの仇討ち部隊として活動していた,ランバ・ラル隊に届けられるはずであったが,実際には,キシリア派のマ・クベ大佐の姦計によりもみ消され,パイロットとして黒い三連星がトライアルに登録され,そのまま実戦投入が行われている。(詳細は,黒い三連星機を参照のこと。)

 本格デビューとなったのは,オデッサにおける戦いであったが,その後の一年戦争終戦までの約2ヶ月間,ドムは数多くの機体が投入され,多くの戦果を上げることとなった。
 特に,この重装備は当時平均的に配備されていた連邦軍のジムのマシンガンでは大きなダメージを与えることが出来ず,ビーム兵器(ビームスプレーガン含む)を装備していない機体では,対処が難しかったこともあり,連邦軍では「スカート付」の呼称と共に,これに対する作戦を新たに立案する必要が生じたほどであった。

 また,本機の設計はその巨体故に余裕のある部分が多く,開発が遅れていたMS-11(後のMS-14)の代替機として,空間戦闘型のMS-R09が採用されることとなった。

 引用


 備考

 ガンダム・ジ・オリジンに登場した機体。細部に違いがある。

区分について

 これまでオリジン版に関しては,基本的にアニメ版・漫画版問わずにカテゴライズしていたが,MSDの展開とともに同一の機体でありながら従来の開発系譜と異なったモビルスーツが登場することとなった。また,旧来のMSVと同一の機体でありながらも,細部が異なる機体がほとんどであるため,2018年6月をもって,区分の再編を行っている。
 カテゴリについては,漫画版を「オリジン」,アニメ版を「オリジン/A」,MSD版を「MSD」として区分を行い,アニメ版とMSD版は展開上,双方のカテゴリに所属する場合もある,という形にした。

解説について

 基本的に,原型機のものを用いている。最終的には,オリジン劇中の解説,あるいはMSD版に差し替えを行うが,この注釈が残っている場合には,既存の作品に登場した機体の解説が残っている。
 なお,オリジンにおける開発系譜はこれまでのMSV等とは異なっているため,本文中の解説がそのまま適合しない場合もあることには注意が必要である。

 関連項目


 編集者


[MS/MA・M]
[モビルスーツ・オリジン]


最終更新時間:2018年06月19日 04時22分59秒

 ノート

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脚注

  • [1]ツィマット社が軍需に大きく食い込んでいく,という設定は昔から存在しているが,モビルスーツの開発によって軍需に食い込んでいくという方向性であった。しかし,MS IGLOOなど近年の資料では,当初からMS開発に参加しており,事実上ジオニックのライバル社であった(ただし,規模的にはジオニックが圧倒していた)かたちに方向性が修正されている。